今年4月、イングランド銀行などの金融機関が立ち並ぶシティ・オブ・ロンドン(通称シティー)一帯で、20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)開催に反対する大規模なデモが行われた。 警察発表によれば、デモの参加者は4000人。一部が暴徒化しロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の窓ガラスを破壊して内部に侵入、警官たちとの衝突などで死者1人、負傷者多数を出す騒ぎとなってしまった。(関連記事はこちら→「対話なき『金融バカの日』の悲劇」) RBSは経営危機により政府が株式の7割を取得し、事実上国有化されていたが、前最高経営責任者が多額の年金を受け取ることが分かり、イギリス国内で批判が集中していたのである。 下の映像は、イギリスの保守系新聞「デーリー・テレグラフ」紙のテレグラフTVが現場を撮影したもの(注:以下、記事の内容上リンク先に暴力的なシーンがあります)。
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