Dell EMC で VxRail の製品技術を担当している高橋です。Japan Cloud Infrastructure Blog で初めて寄稿させて頂きますので、よろしくお願い致します。 4 回シリーズで Dell EMC のクラウドソリューションと具体的な製品をご紹介していますが、2 回目の今回では VMware Cloud Foundation on VxRail (以下、VCF on VxRail) のご紹介を致します。 Dell EMC HCI 製品の中の VxRail Dell EMC では広範なハイパーコンバージドインフラストラクチャ (以下、 HCI) ソリューションを取りそろえておりますが、グループ会社の枠組みである Dell テクノロジーズとして完結しているソリューションをまとめると下記の図になります。 図 1:Dell EMC の HCI ポートフォリオ 大きく
ハイブリッドクラウドの新しい選択肢! ~Dell Technologies Cloud~ こんにちは。Dell EMC でクラウドソリューションを担当している吉田尚壮です。今回から 4 回に渡り、この場をお借りして Dell EMC のクラウドソリューションと具体的な製品について、弊社の各専門家よりご紹介します。 ハイブリッドクラウドを促進するインフラ製品を強化! これまで Dell EMC は VMware 製品とのインテグレーションを積極的に進めてきました。さらに今後は VMware が掲げるクラウドのビジョンにアラインする形でハイブリッドクラウド化を支援する製品やサービスを強化しました。 図 1 : Dell EMC はエッジとプライベートクラウドに注力 その最初の取り組みとして、VMware Cloud Foundation(以下 VCF)とのインテグレーションを強化したインフラ製
VMwareに代表される仮想化ハイパーバイザの登場は、おもにプロセッサを仮想的なものとして扱えるようにし、任意の能力を備えた仮想サーバを柔軟に作り出すことを実現しました。 これは物理的なサーバの利用効率の向上に大きく寄与しただけでなく、その延長線上にはクラウドのような新たなコンピューターの消費モデルも登場しました。 仮想化の技術はストレージやネットワークに対しても行われるようになり、その結果、ストレージやネットワークにおいても容量や帯域など柔軟に指定して利用できるようになりました。 そして現在、GPUやFPGAに対しても仮想化技術が適用されるようになってきています。 VMwareはGPUやFPGA、ASICといったプロセッサの仮想化ソフトウェアベンダである「Bitfusion」の買収を発表しました。 #BreakingNews: VMware to Acquire Bitfusion –
2019年以降に注目される無線技術トップ10、ガートナーが発表。長距離無線送電、ミリ波無線、ソフトウェア定義ラジオなど 無線技術はコンピュータの性能などに大きな影響を与えるものではないものの、Wi-Fiの登場がノートPCやモバイルデバイスといった新たなコンピュータの使い方を飛躍的に発展させたように、新たな無線技術はコンピュータの新しい利用モデルを発展させていく可能性を秘めています。 今後どのような無線技術が注目されるのか、米調査会社のガートナーが発表した、2019年以降に注目される無線技術のトップ10の概要を見ていきましょう。 1 Wi-Fi(ワイファイ) Wi-Fiは家庭やオフィスにおいて今後も5年にわたって高性能な無線通信の役割を果たしていくとのこと。 2 5G Cellular(5Gセルラー) 2019年から2020年にかけて開始される5Gセルラー(携帯電話通信網)は、5年から8年か
AWSは、AWSのさまざまなサービスからのメッセージをSlackもしくはAWS Chimeへ通知してくれる「AWS Chatbot」をベータ版として発表しました。 具体的には以下のサービスからのメッセージを扱うことができます。 Amazon CloudWatch AWS Health AWS Budgets AWS Security Hub Amazon GuardDuty AWS CloudFormation AWS Chatbotはこれらから送られてきたメッセージをAmzon SNS経由で受け取り、SlackもしくはAmazon Chimeへ通知します。AWS Chatbotを利用するための追加料金などは発生しません。 ITシステムの開発や運用の現場では、Slackのようなチャットサービスを人間同士のコミュニケーションに使うだけでなく、ビルドやデプロイなどシステムに対する操作や、その結
GitHubがイランなどからアクセス不可に、米国の経済制裁により。CEOのフリードマン氏「望んでやっているのではない」 米国は、2015年に欧米とイランが結んだ「イラン核合意」から2018年5月に離脱し、イラン産原油の輸入禁止をはじめとした経済制裁を強めています。 その経済制裁は当然、米国企業の活動にも影響を及ぼしています。 7月26日(米国時間)、GitHubがイランからアクセスできなくなったことが明らかになりました。これによりイランのITエンジニアは突然、GitHubを利用することができなくなりました。 この制限は突然行われたため、特にイランのエンジニアのあいだで混乱がありましたが、7月28日になって、GitHub CEOのNat Friedman(ナット フリードマン氏)がTwitterのツイートで、法律に従って制限を実行したことを認める発言をしました(ツイートの下に参考訳を追加して
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(以下HPE)は7月30日、都内で発表会を開き、ストレージの新ラインナップとなる「HPE Primera」(プライメエラ)シリーズを発表しました。 従来のストレージのハードウェアやソフトウェアを見直すことで、100%の可用性を約束するとしています。 Primeraは、事実上同社の3PAR製品群から派生した新ラインナップです。 ハードウェアとしてSkylake世代のXeonプロセッサを搭載し、3PARの第六世代ASICによるメモリシェアド型のオールアクティブアーキテクチャにより、NVMeによる高速なアクセスにも対応できる低いレイテンシ、チューニング不要、インスタントフェイルオーバーなどを実現。 プロセッサの能力向上によって、ストレージOSではカーネル空間ではなくユーザー空間でストレージサービスを実装可能になり、これによりノードリブート回数の削減やバー
Google CloudとVMwareは提携を発表。Google Cloud上でVMware環境を提供する「Google Cloud VMware Solution」を発表しました。 Google Cloud VMware Solutionは、VMware vSphere、NSX、vSANなどのVMwareソフトウェアがGoogle Cloud Platform上に展開され、それを顧客が利用できるというもの。これらの展開や運用はサードパーティであるCloudSimpleによって行われます。 これはマイクロソフトがAzure上でVMware環境を提供する「Azure VMware Solutions」と名称も仕組みも同じスキームであり、CloudSimpleが実際のサービスの構築と提供を行っている点も同様です。 参考:マイクロソフトがVMwareクラウド基盤をAzureで提供、「Azure
最近、暑いですね。 こんな暑い日はAWS Backupをつかってみたいですよね。 というわけで、今回はAWS Backupをつかってみました。 AWS Backupとは? その名の通りのサービスです。 スケジュールを設定してAWS上のリソースのBackupが取れます。 AWS Backup とは ↑のドキュメントを見ると2019/07/31時点で対応しているのは以下のサービスのようです。 EBS ボリューム RDS データベース(Auroraを除く) DynamoDB テーブル EFS Storage Gateway ボリューム 現時点でAMI取得やAurora/RedShiftスナップショット取得には対応してないので弊社製品のCloud Automatorをつかってください。また、EBSやRDSでもCloud Automatorならスナップショットに独自命名も使用できますし、スケジュール
CS課佐竹です。 最近暑いので、色が青いRDSでも弄って涼を取ろうと思い、RDSについて記載します。 はじめに Amazon AuroraのDB インスタンスクラス変更方法 1: Modifyパターン 2: Failoverパターン 3: Aurora複製パターン 4: Replicationパターン 5: Cross-region Read Replicaパターン まとめ はじめに 「Amazon Aurora の DB Instance classを変更したい」そう思った時、どのようなシナリオ・手順が考えられるでしょうか。ここでは一般的なModifyで実施する方法から、可能な限り停止時間を短くするような方法、そしてAurora本体のアップグレードにも対応するような方法と、合わせて5つの方法をご紹介したいと思います。 Modifyパターン Failoverパターン Aurora複製パター
Twitterで呟きましたが、9/22(日)に開催される技術書典に出展します。 techbookfest.org 出展内容 とりあえず出すことを決定してるのは、AWSのリソースに対する認証認可の機能であるIAMに関する本です。おそらく100ページから150ページほどになると思いますが、その中でひたすらIAMに関することを取り扱います。商業誌だと1テーマでこれだけ書くのは厳しいので、技術書典ということで好きに書かせてもらいます。 なぜ出展するのか? 商業誌より儲かりそうだからという邪な考え方もあるますが、自由度の高さが魅力です。あと、Kindle等で直接出版をいつかしてみたいという夢を数年前から持っておりました。が、締切がないと全く進まないので、無理やり締め切りを作るために技術書典さんのイベントを利用させて貰いました。 目次(案) 取り扱うテーマとしては、次のような感じです。既に5章までは書
AmazonLinux2 に AWX をインストールする手順をメモしておきます。 環境 今回は以下の環境を構築します。 ベースは AmazonLinux2 インスタンスサイズは t2.small pyenv で Python 3.7.4 環境を構築 フロントエンドは Nginx で SSL/TLS を終端させる 構築完了後、各コンポーネントのバージョンは以下になりました。 Amazon Linux release 2 (Karoo) Linux awx.example.com 4.14.128-112.105.amzn2.x86_64 #1 SMP Wed Jun 19 16:53:40 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux docker-18.06.1ce-10.amzn2.x86_64 git-2.17.2-2.amzn2.x86_64 ngi
Amazon Linux2 に GitBucket をインストールする手順をメモしておきます。 Java のインストール GitBucket の公式ページには下記の記載があります。 GitBucket requires Java8. You have to install it, if it is not already installed. 試しに amazon-linux-extras にある Java11 でチャレンジしてみたのですが、やはり GitBucket が起動しませんでした。 ここは素直に Java8 をインストールしていきます。 Java8 であれば Amazon Linux の標準リポジトリからインストール出来ます。 現時点でインストール可能なバージョンは 1.8.0.201.b09 でした。 # yum info java-1.8.0-openjdk Loaded p
IOS-XE ではルータ上の Interface の IP アドレス (Static アドレスと Dynamic アドレスを含む) は NAT アドレスプールの一部、または Static NAT の変換アドレスとして使用することはサポートされておりません。他の IP アドレスまたは、PAT の Interface Overload を利用していただきますようお願いいたします。 <IP アドレス設定例> ip address 192.168.1.1 XXX.XXX.XXX.XXX あるいは ip address negotiated ip address dhcp など、動的に 192.168.1.1 をアサインする場合 上記の前提がある場合、以下の NAT の設定はサポートされていません。 <NAT 設定例 1: NAT pool overload> ip nat POOL1 192.16
ACI APIC に関する不具合で、1 ヶ月間に関連 SR の報告が多かったもの Best 5 です。 あくまで、TAC Service Request (SR) として問い合わせのあったもので、Partner や User 自身で解決したものは含まれていないため、実際に発生した件数の Ranking ではないのでご注意ください。 2019 年 1 月 BugId Title CSCvn88191 ACI - APIC - Updating interface description requires Override name CSCvn13119 MegaSAS.log File in / Directory on APIC Not Rolling Over Causing Disk to Fill CSCvn57629 [FMR]: Unable to show an Access
ACI Fabric(leaf/spine) Switch に関する不具合で、1 ヶ月間に関連 SR の報告が多かったもの Best 5 です。 あくまで、TAC Service Request (SR) として問い合わせのあったもので、Partner や User 自身で解決したものは含まれていないため、実際に発生した件数の Ranking ではないのでご注意ください。 2019 年 1 月 BugId Title CSCvk33286 Nexus 9300-EX on 3.1 Kernel Panics with Unexpected SERR, no PCIE errors found CSCve35542 ACI: kernel panic due to PCIE error CSCvi83497 mfdm core while creating 2000 EPGs CSCvm57
2019 年 7 月 25 日 (初版) TAC SR Collection 主な問題 Nexus 3000 / 9000 シリーズで、 IGP ( OSPF , EIGRP , RIP 等 ) から BGP へ Redistribute されている経路において、Redistribute 元の IGP 経路に変更があった場合、Redistribute 先の BGP 経路の更新には約 10 分かかります。 原因 Nexus 3000 / 9000 シリーズの BGP では、Redistribute 時に IGP 経路のばたつきにより BGP 経路が不安定になることを避けるために、 dampen-igp-metric の設定によって、 IGP から Redistribute された BGP 経路の更新を指定した時間保留する動作となっています。 dampen-igp-metric はデフォルトで
はじめに このドキュメントでは、Nexus 5000 / 6000 シリーズで FEX ( Nexus 2000 シリーズ ) 使用時の機器交換手順や注意事項について説明します。 Module Pre-Provisioning 通常、未接続のモジュール ( FEX や 拡張モジュール等 ) のインタフェースに関するコンフィグを事前に設定することはできませんが、Module Pre-Provisioning で事前にモジュール ( FEX や 拡張モジュール等 ) のモデルを指定することにより、未接続のモジュール ( FEX や 拡張モジュール等 ) のインタフェースに関するコンフィグを事前設定できるようになります。 Module Pre-Provisioning の設定やモジュールのインタフェースの事前設定は下記のように行うことができます。 switch# configure termin
2019年7月25日 (初版) TAC SR Collection 主な問題 Fabric EdgeまたはBorder機器が、ISEからのSGACLの情報取得に失敗した場合、情報待ちの状態で該当プロセスがハングし、正常にSGACLの情報取得ができない場合があります。 例) show cts environment-data CTS Environment Data ==================== Current state = WAITING_RESPONSE Last status = Incomplete Environment data is empty State Machine is running Retry_timer (60 secs) is not running 原因 この問題は CSCvn38590 として報告されております。 解決策 暫定対策:スイッチの再
1. はじめに 本ドキュメントは、DNA Center をバックアップファイルからリストアした際に、Wireless 関連の Assurance データが取得できなくなる事象が生じた際の対処方法を説明するものです。 2. 事象について DNA Center の Assurance 上で Wireless 関連のデータの取得ができず、ダッシュボードに関連情報が表示されない状態となります。 その際、DNACに登録している WLC 上で 'show network assurance summary' を実行すると下記のような SSL 関連のエラーが表示されている場合があります。 (Cisco Controller) >show network assurance summary Server url............................. https://xx.xx.xx.x
SSM サテライト Classic Edition では、最大2つのネットワークインターフェイスを同時に利用することが可能です。 本記事では、それぞれのインターフェイスに割り当てられた役割について説明します。 投稿時に確認している製品バージョンは、Classic Edition 5.1.0 です。 ひとつのネットワークインターフェイスのみを利用する環境 ひとつのみ利用する環境では、以下の3つの役割がすべて Eth0 に割り当てられます。 1)管理画面へのアクセス - Eth0 2)デバイスとの通信 - Eth0 3)CSSM との通信 - Eth0 ふたつのネットワークインターフェイスを同時に利用する環境 ふたつを同時に利用する環境では、これらの役割は Eth0 と Eth1 に以下の通りに割り当てられます。 1)管理画面へのアクセス - Eth0 2)デバイスとの通信 - Et
はじめに 本ドキュメントではISEのlive logのDetailsで複数出てくるSessionがどのようなものかISE GUIやpacket captureを使って説明します。 この内容は基本的にISEのVersionにはよりません。 Session 一覧 Audit Session Id CPMSessionID AcsSessionID Acct-Session-Id この4つがあります。 以降、都合によりISE GUIの画面キャプチャとWiresharkの画面キャプチャは別環境からのものになります。ご注意ください。packet capture全体は本documentに添付します。 Audit Session Id/CPMSessionID これらはLive Logで表示できるSession IDと同じ値です。 ISEのLive Sessionsで表示している情報はこれらに基づいてい
はじめに このドキュメントでは IOS-XE を使用している Catalyst 9800 シリーズにおいて、 GUI 上の RF Profile 設定項目がどの CLI に対応するのか、デフォルトは何なのかについて紹介しています。ドキュメント中の設定は基本的に CLI に表示させるために非デフォルトの設定をしていますが、各設定例は推奨の設定というわけではありませんのでご注意ください。また、各コマンドの詳細についてはご利用のバージョンのコマンドリファレンスを参照いただきますようお願いします。 このドキュメントでの出力情報の取得バージョンは 16.10.1 となります。今後バージョンによって GUI/CLI ともに内容が変わる可能性があります。差異がある場合には最新バージョンのものを優先としてください。 RF Profile で使用できる CLI コマンド一覧 CLI では RF Profil
IOS&IOS-XEを利用し、ACL設定する時に、読みやくなりたいや順番付けたいなどの理由でシーケンス番号を手動で設定する場合があると思います。本ドキュメントはシーケンス番号設定時の注意点について解説させていただきます。 1.シーケンス番号はなにも指定してない場合、デフォルトで10からスタート、一行追加でシーケンス番号が10を追加します。 例: Switch(config)#ip access-list extended test Switch(config-ext-nacl)#permit ip host 192.168.1.1 any Switch(config-ext-nacl)#permit ip host 192.168.1.2 any 確認 Switch#show ip access-lists test Extended IP access list test 10 perm
本ドキュメントは、San Diego で開催された Cisco Live! 2019 (2019 年 6 月 9 日 〜 13 日) セッションのうち、Cisco Digital Network Architecture(Cisco DNA)SD-Access 関連の資料を抜粋したリンク集です。 資料の入手には Cisco.com アカウントが必要です。 セッション詳細ページの右下リンク(Session Presentation, Session Video)から資料やビデオにアクセスできます。 一部セッションは資料のダウンロードができずビデオの視聴のみとなります。 SD-Access Session Map SD-Access Sessions Cisco DNA SD-Access (SDA) - Introduction to SDA Fabric - BRKARC-2009 SD
このドキュメントの目的 このドキュメントでは、シスコ製品で使用されているオープンソースソフトウェアの確認方法を説明します。 セキュリティ脆弱性ポリシー シスコでは、製品の脆弱性に関する情報をセキュリティ脆弱性ポリシーに基づき、重要なセキュリティ問題と考えられるものをセキュリティアドバイザリとして公開しています。 ※オープンソースソフトウェアに関連したシスコ製品の脆弱性含まれます。 ※各セキュリティアドバイザリは、Advisory ID と対応する CVE(Common Vulnerabilities and Exposures) 識別番号(CVE-ID) と共に公開されます。 オープンソースソフトウェアの確認方法 Cisco 製品で使用されてるオープンソースソフトウェアの確認するには、Open Source In Cisco Products ページで検索する方法、 すべての製品に関するサ
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