コーディングをAIが支援してくれる「Visual Studio IntelliCode」がアップデート。既存コードからコーディング規約を推測し、適切な設定ファイルを生成 マイクロソフトが今年5月に発表したVisual Studioの拡張機能「Visual Studio IntelliCode」は、機械学習によってコーディングを支援してくれるというものです。 GitHubなどの公開されているコードによる機械学習を基に、コードの入力や補完における適切なレコメンデーションや、コードレビュー時のアドバイス、問題がありそうな部分の指摘などをしてくれます。 [速報]AIがコードのレコメンドやバグの指摘など開発を支援してくれる「Visual Studio IntelliCode」発表。Build 2018 - Publickey そのVisual Studio IntelliCodeがアップデートし、既
マイクロソフト、FPGAを用いたAI処理基盤「Project Brainwave」開発者向けプレビューを発表。GoogleのTPUより高性能と。Build 2018 Project Brainwaveは、インテルのFPGAを用いたリアルタイムAI処理基盤。 FPGAとはチップ内部のロジックをソフトウェアによってあとから自由に書き換えられるLSIの一種です。ロジックを書き換えることで、特定の処理を汎用LSIよりも非常に高速に処理できるようになります。 Project Brainwaveは、このFPGAの機能を活かして高速にAI処理を実行できるようにしたもの。 マイクロソフトCEO サティア・ナデラ氏は、リアルタイムAI処理においてProject Brainwaveの性能はGoogleが開発したAI処理専用のプロセッサであるTPUを上回ると主張しました。 「これ(Project Brainwa
[速報]AIが人間と自然な会話をし、電話で美容院やレストランを予約。Googleがデモを公開。Google I/O 2018 Googleは、サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O 2018」において、人間のように自然に会話をするAIによって電話で美容院やレストランを予約するデモを公開しました。 Google I/O初日の基調講演でもっとも会場が盛り上がったのは、Googleが「Google Duplex」と呼ぶAIの技術を用いて、AIが実際に美容院やレストランに電話をかけ、予約を行う音声を公開した場面でした。 シナリオとしては、ユーザーがGoogle Assistantに「来週の火曜日、10時から12時のあいだで美容院を予約して」と依頼。 するとGoogle Assistantは依頼を受けてGoogle Duplexの機能を用い、バックグラウンドで美容院を予約すべく電話
Googleは、サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O 2018」で、機械学習処理専用のプロセッサ「Tensor Processing Unit」(TPU)の第三世代となる「TPU 3.0」を発表しました。 機械学習には、学習を行うトレーニングの処理と、学習した内容を基に行う推論の処理の2つがあります。特にトレーニングの処理は非常に大きなコンピュータの処理能力を必要とします。 TPUはこのどちらも高速に実行するため最適化されたプロセッサです。 Googleは昨年のGoogle I/O 2017で、第二世代のTPUとそれを用いたクラウドサービスの「Cloud TPU」を発表していました。 [速報]Google、機械学習に最適化した「Cloud TPU」発表。「われわれれはいま、AIファーストデータセンターの構築に取りかかっている」。Google I/O 2017 TPU 3
Googleはサンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O 2018」で、iOSやAndroidに対応するモバイルアプリケーションに機械学習の機能を組み込むことができる「ML Kit」を発表しました。 ML Kitにはモバイルデバイスに最適化されたTensorFlowであるTensorFlow Liteが内蔵されており、iOSとAndroidの両方に対応。 画像に写っているものをリストアップできる「Image Labeling」、文字を認識できる「Text recognition」、顔を認識する「Face detection」、バーコードを認識する「Barcode scanning」、有名な場所を認識する「Landmark detection」の5つのAPIが最初から使えます。 それぞれの機能は、デバイス上で実行することによりオフラインでも実行できて高速なレスポンスを実現するこ
マイクロソフト、AzureでトレーニングさせたAIモデルをDockerコンテナでパッケージ、Windows、Linux、ラズパイ、ドローンなどへデプロイ可能に。Build 2018 クラウドで実現した画像認識や音声認識などの機械学習の能力を、クラウドだけでなく、WindowsマシンやLinuxマシンにも、そしてスマートフォンやRaspberry Piやドローンといった小さなデバイスにも組み込んで、さまざまな場所で機械学習を活用する。 これがマイクロソフトが米国シアトルで開催中のイベント「Build 2018」で示した同社のAI戦略の骨子です。 マイクロソフトは小型のドローンにまでAIを組み込もうとしている 例えば、ドローンにカメラを搭載し、そこに特別にトレーニングを行った画像認識機能を組み込み、工場のパイプラインを上空から撮影するとリアルタイムでパイプラインの問題箇所を認識する。 Buil
マイクロソフトは、Windows 10に機械学習専用のAPI「Windows ML」を搭載すると、3月7日に米国で開催したイベント「Windows Developer Day 2018 March」において明らかにしました。 Windows MLには大きく分けて2つの側面があります。1つは、あらかじめ学習済みのモデルをONNX形式として読み込んでWindows 10上で実行するという、Windowsマシン上での機械学習実行環境の提供です。クラウドに依存することなく、学習済みモデルをローカルで実行できます。 「ONNX形式」とは、マイクロソフト、Facebook、Amazon Web Servicesが協力して策定している学習済みモデルの共通フォーマット。またWindows MLが提供するツールを用いてCaffeやCNTKの学習済みモデルの読み込みもサポートするとのこと。 そして2つ目は、そ
マイクロソフト、インテルの市販FPGAを用いた深層学習基盤「Project Brainwave」を解説。Azureへの展開も予定 マイクロソフトは、カリフォルニア州クパチーノで今週開催されたばかりの半導体チップのカンファレンス「Hot Chips 2017」で発表した深層学習基盤「Project Brainwave」の内容を、同社のMicrosoft Researchブログに投稿した記事「Microsoft unveils Project Brainwave for real-time AI - Microsoft Research」で解説しています。 Project Brainwaveは「リアルタイムAI」を実現するために設計したものだと同社。そのProject Brainwaveは、次のようにハードウェアとソフトウェアの3層から構成されるシステムだと説明されています。 1) A hig
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