IaaS+PaaSクラウド市場、AWSの首位ゆるがず。AWS、Azure、Google、Alibabaの上位4社で市場の7割超。2019年第3四半期、Synergy Research Group この1年で同市場全体は37%成長していると報告されていますが、そのなかでAmazon Web Services(AWS)は約40%のシェアをほぼ下げることなく維持し、引き続き他社を大きく引き離した首位の座にいます。 そのAWSを追い上げるのがマイクロソフトで、2019年第3四半期の時点で20%弱のシェアを保持。それに続く10%弱のシェアがGoogle、6%程度がAlibabaとなっています。 高い成長率を保ち続けるこの市場で上位4社がシェアを維持もしくは上昇させ続けるということは、それ以外の多くのクラウドベンダがシェアを失っていることを意味しています。 上記のグラフのグレイの点線(Others)は
調査会社のIDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表しました。 対象となるパブリッククラウドサービスは、「SaaS」「PaaS」「IaaS」。導入や運用、サポートなどの関連するITサービスやPaaS、IaaS上で稼働するソフトウェア含まれません。 2018年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比27.2%増の6688億円となりました。 これはパブリッククラウドを利用するシステム領域が「情報系システム」から「基幹系システム」へと多様化、拡大していったことを背景に、従来型ITからクラウドへの移行が堅調に進んだためと同社は分析。 2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は20.4%で推移し、2023年の市場規模は2018年比2.5倍の1兆6,940億円になると同社は予測しています。 この成長率は
国内のPaaS市場は2022年度に2017年度の4倍以上、IaaS市場は2倍以上に拡大するとの予測。ITR 調査会社のITRは、国内のIaaS/PaaS市場規模推移および予測を発表しました。 発表によると、日本国内における2017年度のIaaS市場規模は2529億円、PaaS市場規模は1047億円。そこから5年後の2022年度には、この市場規模がそれぞれIaaSは2倍以上の5763億円、PaaSは4倍以上の4303億円になると予測されています。 この予測によると、IaaSの方が市場規模は大きいものの成長速度ではPaaSの方が大きく、いずれPaaSの市場規模はIaaSを抜くことも考えられそうです。 ITRのプリンシパル・アナリストである甲元宏明氏は「『クラウドをどのシステムに適用するのか』といった時代は終わり、『クラウドをどのようにして活用しビジネス成果を獲得するか』という時代になったといえ
運用監視サービスのDatadogが、フロントエンド自動テスト「Madumbo」を買収。サーバからフロントエンドまでをモニタリングするフルスタックな監視サービスに システムの運用監視をクラウドサービスとして提供しているDatadogは、フロントエンドの自動テストツールを提供している「Madumbo」の買収を発表しました。 Datadogは一般的な運用監視ツールと同様にサーバの稼働状況をモニタリングし異常を発見することに加え、ダッシュボード上でモニタリング状況を見ながら関係者とチャット画面でコミュニケーションできる機能を提供しているのが特徴の1つ。 ApacheやNginx、MySQLやPostgreSQLなど多くのミドルウェア、仮想マシンやクラウドのインスタンス、Dockerコンテナなどの状況も監視可能。 さらにPython、Go、Rubyなどで記述されたアプリケーションやフレームワークを検
IBM、WatsonをKubernetes対応にした「Watson Anywhere」発表。オンプレミスでもクラウドでもWatsonを実行可能に。IBM Think 2019 IBMはAI機能を提供するWatsonをKubernetes対応にし、オンプレミスやクラウドなど任意の環境で実行可能にした「Watson Anywhere」を、サンフランシスコで開催中のイベント「IBM Think 2019」で発表しました(日本語のプレスリリース)。 Today, we're thrilled to announce #WatsonAnywhere, IBM's next step in creating technology that is more open and accessible than ever before. Businesses can now deploy #AI wherev
ITのシステムにおいてバックアップの実行は不可欠なものである一方、実際のバックアップの運用はバックアップすべき対象がデータベースであったりファイルであったり、バックアップすべき期間やタイミングもばらばらで、フルバックアップか差分バックアップかもそれぞれなど、システムごとに運用が異なり手間とコストのかかる状況になりがちです。 Amazon Web Servicesは、そうしたバックアップの運用を一元化し、集中管理するためのマネージドサービス「AWS Backup」をリリースしました。 Introducing AWS Backup, a fully managed backup service that centralizes & automates backups across AWS services, including storage volumes, databases & file
IaaS+PaaSクラウド市場でAWSのシェアはさらに増加、引き続きトップを独走、2位はマイクロソフト。2018年第3四半期、Synergy Research Group 調査会社のSynergy Research Groupは、2018年第3四半期におけるクラウドインフラサービスの調査結果を発表しました。 クラウドインフラサービスは、IaaSとPaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもの。この1年で同市場全体は45%成長とのこと。 1位のAmazon Web Services(AWS)はこの1年でシェアを1ポイント増加させて約34%となり、相変わらずAWSをのぞく上位4社の合計よりも大きなシェアを単独で獲得しています。 2位のマイクロソフトはシェアを2.5ポイント増加させて14%前後となり、AWSとの差を少しずつ詰めています。一方、3位のIBMは0.5ポイントシェアを失い約7%
プライベートクラウドの国内市場規模、2022年には2017年の約5倍、2兆851億円に。パブリッククラウドの発展がプライベートクラウドの成長阻害要因にも。IDC Japan 調査会社のIDC Japanは、国内プライベートクラウドの市場予測を発表しました。 発表によると2017年から2022年の国内のプライベートクラウド市場は平均で毎年37.6%ずつ成長し、2022年の市場規模は2兆851億円になるとのこと。これは2017年の市場規模4223億円の約4.9倍となります。 現在、国内市場では「クラウドファースト」から「パブリッククラウドファースト」へと、クラウド戦略を変更する企業が増加していますが、IDC Japanはこの背景に、パブリッククラウドの「セキュリティ」に対する漠然とした懸念が解消されると共に、従来型ITからのパブリッククラウドへの移行を支援するツールやサービスの拡充などがあると
オラクルの第二世代クラウドは「突破困難な防壁」と「自律型ロボット」の2つによって守られている。Oracle OpenWorld 2018 米オラクルは年次イベント「Oracle OpenWorld」をサンフランシスコで開催中です。 基調講演に登壇した同社CTO兼創業者のラリー・エリソン氏は、同社が「Gen2 Cloud」(第二世代クラウド)と呼ぶ、同社の最新クラウドデータセンターがセキュリティ面を重視して構築されたことを強調し、その内部を紹介しました。 Gen2 Cloudは基盤から構造が見直されて構築されたものであり、「突破困難な防壁」と「自律型ロボット」の2つによって守られているとエリソン氏。 突破困難な防壁は物理的な分離や独立したネットワークによって実現し、自律的なロボットによって人手よりも高速に脅威を発見、撃退することを実現。 従来のクラウドでは、インテルのコモディティサーバを複数
IaaS+PaaSクラウドの売り上げ、AWSが世界のどの地域でも1位に。全世界の4位にはAlibabaが登場。Synergy Research 調査結果では、世界を北米(North America)、欧州および中東とアフリカ(EMEA)、アジア太平洋地域(APAC)、ラテンアメリカ(Latin America)に分けて地域別にランキングが示されています。 AWSの後を追って全世界市場で2位に付けるのが、アジア太平洋地域以外のすべての地域で2位を確保したマイクロソフトです。3位のGoogleも同様にアジア太平洋地域以外のすべての地域で3位となっています。 こうしてみると、アジア太平洋地域がほかの地域とランキングが異なることが目立ちます。その最大の要因は、このアジア太平洋地域で2位となっているAlibabaの存在でしょう。Synergy Researchも調査結果のなかで以下のように指摘してい
米調査会社のSynergy Research Groupは、2018年第1四半期におけるクラウドインフラサービスの調査結果を発表しました。 同社のクラウドインフラサービスの定義は、IaaSとPaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもの。 1年前の2017年第一四半期と比較して市場は51%成長しつつも、市場のリーダーであるAmazon Web Services(AWS)は33%前後のシェアを維持。引き続き2位以下を大きく引き離したままです。 その2位につけているのがマイクロソフトで13%前後。3位のIBMはシェアが伸びず苦戦中で、手堅くシェアを伸ばしている4位のGoogleにいずれ抜かれたとしても不思議ではない状態。 そして5位にはAlibabaが、こちらも堅調なシェアの伸びを見せています。 Alibabaよりも下位にはどんなクラウドベンダがあるのでしょうか。1つ前の2017年第4
調査会社のIDC Japanによると、国内のパブリッククラウド市場は2017年から2022年の5年で約3倍の成長率が予想されている。その最大の成長要因はPaaSの発展だ。 調査会社のIDC Japanは、国内のパブリッククラウドサービス市場予測を発表しました。 同社の調査結果によると、2017年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は5016億円。5年後の2022年の市場規模は1兆4065億円になるとされ、5年で2.8倍の成長が予測されています。 2017年はIaaSの成長が高く、今後はPaaSが成長要因 2017年の国内パブリッククラウドサービス市場ではIaaSの成長が高く、先行して普及してきたSaaSの市場規模を超えて、最大のサービスセグメントとなったとIDC Japan。 その背景には、オンプレミスで稼働している既存のエンタープライズアプリケーションを可能な限り変更を加えることなく
マルチクラウド採用の企業は81%、サーバレス採用の企業は12%から21%へ急増。RightScaleの調査2018年版 マルチクラウドに対応したマネジメントサービスを提供している米RightScaleは、クラウドに関するユーザー調査の2018年版「State of the Cloud Report | RightScale」を発表しました。 RightScaleによる調査のため、マルチクラウドのユーザーが多めにでる傾向はあると思いますが、今年も1000人以上の大企業においては、81%がマルチクラウドを採用している結果が出ています。 ただし、昨年の結果ではマルチクラウドの企業は85%となっていたため、マルチクラウドの採用率はほぼ横ばいといえそうです。 どのクラウドを利用しているのかの結果が下記です。昨年と比較してもっとも成長しているのは、昨年の時点では存在していなかったVMware Clou
調査会社のSynergy Research Groupは、2017年第四4半期におけるクラウドインフラサービスの調査結果を発表しました。 クラウドインフラサービスは、IaaSとPaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもの。 シェアトップはこれまでと変わらず、2位にダブルスコア以上の差を付けてAmazon Web Services(AWS)。 Synergy Research Groupは今回の発表において各ベンダの具体的なシェアを明らかにしていませんが、これまでの数字から推測すると34%もしくは35%と見られます(以下、シェアの数字はPublickeyによる推測値)。 2位はマイクロソフトでシェアは13%前後、3位はIBMでシェアは8%前後、4位はGoogleでシェアは6%前後、そして今回新しくチャートに登場したのがAlibabaで、シェアは4%前後です。 そしてチャートでその次
IDCは2017年上半期におけるクラウド市場の調査結果を発表。年間の市場成長率は28.6%、金額は6兆9520億円。アジア太平洋地域は最大の成長を示す。SaaSでは企業の戦略的システムもクラウド移行が検討されている。 調査会社のIDCは、グローバルにおけるパブリッククラウドの市場調査結果「[Worldwide Public Cloud Services Revenue Growth Remains Strong through the First Half of 2017, According to IDC」を発表しました。 2017年上半期におけるワールドワイドのパブリッククラウドの市場成長率は28.6%、金額は632億ドル(1ドル110円換算で6兆9520億円)。 地域別でもっとも成長率が高いのはアジア太平洋地域で、ワールドワイドにおける市場の11.5%、年間成長率が38.9%。中国が
2017年第2四半期、クラウドインフラでトップのAWSはシェア34%、2位はAzureで11%。3位はIBM。上位ベンダの支配はさらに強まる。Synergy Research Group 同社によると、シェアのトップはAWSで34%。2位がマイクロソフトで11%、3位がIBMで8%、4位がGoogleで5%。 ただし成長率ではマイクロソフトが過去の4四半期で3%(おそらく3ポイント)のシェアの伸びを示しており、AWSやIBM、Googleを上回る成長率を見せています。 またAWS、マイクロソフト、GoogleがパブリッククラウドとしてのIaaS/PaaSでリードしているのに対し、IBMはプライベートクラウドで市場をリードしているとのこと。 注目すべきなのは、AWS、マイクロソフト、IBM、Googleの上位4社がシェアを伸ばすか横ばいなのに対し、それに続く「Next10」と呼ばれるアリババ
発表によると、2014年から2015年にかけて国内PaaS市場は前年度比74.4%成長で413億円になり、2016年度以降も高水準の成長率を維持。2015年から2020年度までの年平均成長率は43.9%。2020年度には2016年度の725億円に対して3倍以上となる2548億円に達すると予測しています。 同社はこうしたPaaSに注目が集まる背景に「イノベーションを推進するシステムを迅速かつ低リスクで構築する手法のひとつとして、アプリケーションの開発および実行環境、DBMS、システム連携などをサービスとして提供するPaaSに注目が集まっている」とし、今後こうした流れはさらに拡大すると見込んでいます。 Publickey広告 新野淳一が解説する「クラウドベンダーのサーバー戦略」 クラウドベンダーが「Arm」への注力を強める理由とは? Armプロセッサに秘めるクラウドベンダーの思惑と狙い Jav
Over the last couple of weeks I have been presenting at various events on the topic of Virtual SAN. One of the sections in my deck is a bit about the future of Virtual SAN and where it is heading towards. Someone tweeted one of the diagrams in my slides recently which got picked up by Christian Mohn who provided his thoughts on the diagram and what it may mean for the future. I figured I would sha
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く