ここ最近、中国の常軌を逸した広報活動が目立ちます。在日中国大使館がツイッターで米国を「死神」に模した風刺画を掲載し、中国版ツイッターでは「中国の点火vsインドの点火」として中国ロケットとインドの火葬の写真を並べるなど、それら品位に欠ける言動には文化の差異を感じますが、読売新聞(オンライン・紙上双方)の社説(※)でも諭されておりました。 ※https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210507-OYT1T50240/ 今回はエスカレートする中国のホワイトプロパガンダ(※)活動の一端を整理します(あくまでも一端にすぎません)。 特に「趙立堅副報道局長」に焦点を絞り、彼の報道官就任から現在に至るまでの202本の広報案件を精読することで、中国が抱く願望の輪郭を炙り出す作業に取り組みます。 ※ 「ホワイトプロパガンダ」…本稿では「政府機関などが情報源を明示した形で展