9月9日、フィリピンのデリマ法相は、先月マニラで起きたバス乗っ取り事件で、犠牲者のうち数人が警官隊の誤射によって死亡した可能性があると明らかに。写真はフィリピン警察の特殊部隊員ら。4日撮影(2010年 ロイター/Romeo Ranoco) [マニラ 9日 ロイター] フィリピンのデリマ法相は9日、先月23日に首都マニラで起きたバス乗っ取り事件で、犠牲になった人質8人のうち数人が警官隊の誤射によって死亡した可能性があると明らかにした。 香港からの観光客が多数死亡したこの事件では、強行突入した警察の対応能力が不十分だったなどと、中国などから批判が出ていた。 デリマ法相は、弾道実験の結果から、ほとんどの犠牲者が近距離から銃撃されておらず、多くの銃弾がバスの外側から発射されていたと発表した。 これについて、アキノ大統領はテレビのインタビューに対し、同様の人質事件が発生した場合、警察が適切に対応でき