ハードリンク UFSやExt2といったいわゆるUNIX系ファイルシステムでは、複数のファイル名に対して同じiノードを対応づけることが可能であり、これを利用した特有の仕掛けがハードリンクだ(図4)。ハードリンクを使うと、複数のファイル名が同じファイルの実体を指すことができる。 図4 UFS、FFS、Ext2などでは、iノードの中にはファイル名はなく、ディレクトリエントリでiノードとファイル名の対応が行われる。この対応はn:1にすることが可能であり、これをハードリンクという。この例の場合、/path/to/Dir_1/foo.txtと/path/to/Dir_2/foo2.txtは異なるパスだが、まったく同じファイルを指し示す 似た実装に、Windowsのショートカット、Macのエイリアス、そしてUNIXのシンボリックリンクなどがあるが、これらは本体となるファイルに対する別名を定義するだけで
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