PCを使ううえでインターネットをはじめとするネットワーク機能は欠かせません。ネットワーク上ではさまざまなプロトコルやサービスに応じたパケットやフレームを機器間でやりとりしています。そこで今回はそんなネットワークのトラフィックの中身を見るために定番の、tcpdumpとWiresharkの基本的な使い方について紹介します。 Ubuntuなら常にインストールされているtcpdump 「tcpdump」はlibpcapを利用したネットワークトラフィックをキャプチャ・表示するツールです。Ubuntuのstandardタスクに属しているため、普通のUbuntuやそのフレーバーであれば、常にインストールされているツールでもあります。 とりあえず実際に実行してみましょう。 $ sudo tcpdump -c 10 おそらくいろんなホストとの通信メッセージが表示されるはずです。「-c 10」は10パケット