巨額を投じ、急激な人材採用とM&Aによって、社員数を592人(2011年)→1730人(2012年)→2582人(2013年=いずれも6月末、連結)と、2年で4.4倍に激増させたグリー。その、リスクを極限までとって超短期で急成長を目指した姿勢はグリード(強欲)そのもの。まさにベンチャーの鏡とも言え、賞賛に値するが、勝てば官軍、負ければ賊軍。市場の読みを誤り、経営資源を投じる方向を間違った結果“賊軍”と化したグリーの敗戦処理は、厳しさを増している。人材流出が進むなか、復活の可能性も、パスドラのような「一発当たり待ち」と絶望的だ。田中良和社長は、どこで間違えたのか。“グリー崩壊”の現場を報告する。 【Digest】 ◇来年から“ボーナスなし” ◇年俸8%カットも続出 ◇3か月で50人辞めた ◇未払い残業代200万円超も ◇アヤシい人事部、ウラでやっちゃう体質 ◇給与水準でもDeN
写真2●パズドラの累計インストール数の推移。テレビCMを打った時期(赤丸の部分)に成長の角度が大きく変わっている 「(DeNAやGREEといった)プラットフォーマーだけが儲かる業界はよくない。DeNAにとってもよくないし、それ以外の会社にとっては最悪だ。きれい事に聞こえるかもしれないが、業界全体が共に発展できればと思っている」。ディー・エヌ・エー 取締役の小林賢治氏は、開発者向け会議「CEDEC 2013」のセッション「スマホ時代に、自社の強みを最大限レバレッジする方法」でこう述べた(写真1)。 最近のアプリ市場では、月に数十億円から100億円もの巨大な売り上げを誇る巨大ヒット・タイトルに注目が集まっている。海外では「Clash of Clans」や「Candy Crush Saga」、日本では「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」といったタイトルだ。 ただ、小林氏によれば、その裏でブラウザタ
グリーとディー・エヌ・エー(DeNA)を中心とする業界団体「一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)」が8日、発足した。「さらに業界一丸となって、健全化に対して継続的に取り組む必要を感じた」とグリーの田中良和社長は目的を語る。しかし具体策や実効性に乏しいうえ、グリーとDeNAとの間に早くも不協和音が生じるなど、不安を感じさせる船出となった。コンプガチャ問題などを経て、ようやく立ち上がった
フジテレビとグリーは24日、ソーシャルメディア事業における業務提携を発表した。都内で行われた共同会見にはフジテレビの西渕憲司コンテンツ事業局長、グリーの山岸広太郎副社長、小竹讃久(しの・さんく)マーケティング事業本部長が出席。「テレビとモバイルソーシャルゲーム、お互いの強みを生かして新たなコンテンツを創出する」という共通の目的のもと、企画第1弾として、SNS「GREE」において、アイドルが登場するカードゲーム「IDOL☆J@M(読み・アイドルジャム)」の今夏からの提供を発表した。 【写真】その他の写真を見る 同カードゲームは、アイドルグループ「アイドリング!!!」「SUPER☆GiRLS」「東京女子流」「AeLL.(エール)」、「THEポッシボー」「YGA」などの総勢100人以上のアイドルが、レーベルや所属事務所の枠を越えて集結。アイドルたちのカードは1000枚以上、すべて撮り下ろしのオリ
グリー株式会社の田中良和社長は2011年11月29日、テクノロジービジネスに関わる人物が講演を行う「TechCrunch Tokyo 2011」に出席した。田中社長はMobage(モバゲー)を運営する株式会社DeNAに対し、KDDI株式会社と共同で10億円超の損害賠償を求める訴訟を起こした件について聞かれると、インターネット業界は「罪を犯してでも勝てばいいんだという人が横行する社会になってきた」とした上で、DeNAの姿勢を批判した。 ゲームコンテンツの開発メーカーに対し、グリーの運営するSNS「GREE」にゲームを提供した場合、DeNAは同社の運営するSNS「モバゲータウン」にそのメーカーのゲームコンテンツをリンクさせなくすることで、結果的に「GREE」へのゲーム提供を妨害したとしてグリーは21日、KDDIと共同でDeNAを訴訟している。 田中社長は講演で、自身には「インターネットは世の中
ソーシャルゲームサイト「GREE(グリー)」などを運営するグリーは21日、「Mobage(モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が、取引先のゲーム開発会社に対してグリーにゲームを提供しないように圧力をかけてグリーとの取引を妨害したとして、KDDIと共同で、合計10億5000万円以上の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したと発表した。 請求した損害の内訳は、グリーが9億円、KDDIが1億5000万円。損害の算定の課程で増額の可能性もあるという。 田中良和社長は「(DeNAからの)報復を恐れて提訴できない会社もある。われわれが毅然とした態度をとる」と語気を強めた。 DeNAは6月、ゲーム開発会社にグリーにゲームを提供しないように圧力をかけたとして、公正取引委員会から排除措置命令を受けており、8月に命令が確定していた。
2020年8月31日(月)をもちまして、nanapiに関わるすべてのサービスは終了いたしました。 nanapiは、2009年のサービス開始より「みんなで作る暮らしのレシピ」という考えのもと、ユーザーの皆さまに生活に関する様々な「ハウツー」を投稿していただく投稿型ハウツーサービスとして運営してまいりました。 約11年間にわたって皆さまからご支援をいただきサービスを継続できたこと、nanapi編集部一同、心より御礼申し上げます。 掲載されていたコンテンツなどのnanapiについてのお問い合わせは、nanapi@supership.jp までお願いいたします。 長きに渡りnanapiを応援してくださり、本当にありがとうございました。
再び課金無双状態になりましたので、ご報告したいと思います。(読了5,6分) (筆者前提:探検ドリランドをはじめて1.5ヶ月) 前回の記事では ・匿名性 ・優位性 ・課金コミュニティ がお金を落としてしまうきっかけになり得る、と書きました。 諸処批判も含め反応をいただきまして、 確かにこういう射幸性のあるものが規制されないというのはやはり問題と思います。 (コメントいただいた方、ありがとうございます。) ◆2週間ほど課金しなくなった 理由 「持ってるコマが強くなったから」 RPGと感覚は似ていて、 物語や装備品がある程度強くなると、 買う必要がなくなるので、レベル稼ぎなどに走ります。 私もそんな風になったので、 無課金でレベル稼ぎをしたり、他の人のお手伝いをしていました。 もう課金しなくても楽しいなーと。 ◆新たな課金へ 迎えたのが 「30分スーパー課金無双タイム」でした。 これをゲーム内の
「感性に頼りすぎないゲーム設計というのを心がけている」「企画・開発はもちろんのこと、分析や事業戦略まで手を出しつつやっていく」など、これまでのゲーム作りの方法論を覆すという制作体制をとっているGREE、彼らはどのようにして数々のトップセールスを誇るプロダクトを作り上げているのでしょうか? 日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2011」にて、これまでのゲーム機業界での手法との対比を交えながらGREEが「セールスランキングNo.1プロダクトの作り方」というタイトルで、ソーシャルゲームの未来への展望について講演を行いました。 講師は過去にフロントミッションシリーズ、FFシリーズなどを手がけ、今年スクウェア・エニックスを退社してGREEに入社した土田俊郎氏、そしてソーシャルゲーム初期の名作「釣り★スタ」のプロダクトマネージャーを努めた岸田崇志氏の両名です。こちらの濃密な講演の全内容
「2007年からソーシャルゲームを提供してきたGREEにおける、技術的な側面での失敗と成功の実例を通じて、そのノウハウや必要な技術について解説します。合わせて、それらの経験に基づくGREEから提供していくフレームワークであるGREE Technology Stackについてもご紹介します」ということで、CEDEC2011にて講演された「GREEソーシャルゲーム5年間の技術的失敗と成功の歴史 ~GREE Technology Stackのご紹介~」はかなり濃い内容となっており、グリーの開発本部 取締役 執行役員CTO 開発本部長である藤本真樹氏と、同じくグリーの開発本部 インフラ統括部 アプリ基盤チーム リーダーの梶原大輔氏による話が次々と展開されていきました。 注目度も非常に高く、人だらけ。 今回はこの講演を発表の場にいる感覚で読んでもらえるように、当日の発表資料と合わせてまとめてみました
グリー、ゲーム開発ツール「Unity」を提供するUnity Technologies社と包括的業務提携 〜 開発パートナー向けに、Unityプロライセンスを、国内独占で無償配布 〜 グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中良和、以下グリー)は、多様なゲームコンテンツの提供を促進するため、本格的なインタラクティブ3Dコンテンツの開発を容易にするオールインワンのゲーム開発ツール「Unity」を開発、販売するUnity Technologies社(ユニティテクノロジーズ、本社:米国カリフォルニア州、CEO:デービッド・ヘルガソン)と日本におけるエクスクルーシブパートナーとしての包括的業務提携に合意しました。 今回の包括的業務提携で、グリーは、現在有償で配布されている、Android、iOS向けプロフェッショナルライセンスの無償二次配布に関する国内独占権を獲得しました。これにより、ソ
グリー、全世界で7,500万ユーザーが利用するOpenFeint社を完全子会社化〜 世界最大級のスマートフォン向けソーシャルプラットフォームに 〜 グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中良和、以下グリー)は、本日、米国子会社のGREE International(本社:米国カリフォルニア州、代表者:青柳直樹)を通じ、全世界で約7,500万ユーザーが利用する世界最大級のスマートフォン向けソーシャルゲームプラットフォームを運営するOpenFeint社 (オープンフェイント、本社:米国カリフォルニア州、CEO:Jason Citron)の株式を100%取得し、子会社化する契約を締結しました。 グリーは、現在グローバル戦略の下、日本に加え海外で事業展開を進めています。今回の買収により、2,506万ユーザー(2011年3月末現在)が利用するソーシャル・ネットワーキング・サービス(S
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く