節約のための内食志向を受け、鍋物調味料が売れている。なかでも昨年に続いて人気を集めているのが「味付け鍋つゆ」だ。かつては、自分の味付けで食べることの多かった鍋料理。ここ数年で種類が豊富になったことを背景に、市販の鍋つゆを使ってさまざまな鍋メニューを楽しむことが一般化してきた。 その魅力は、なんといっても具材を入れて煮るだけという調理の簡便さだろう。同じ具材、同じ調理法でも、つゆを変えるだけで異なるメニューになる。今期は、主要各社が積極的に新しい味の鍋つゆを発売しているうえ、変わりダネの具材や“鍋後”の新たな楽しみ方を提案。バリエーションが大きく拡がっている。