オランダのデルフト工科大学の学生2人が、個人向けの3Dプリンタを使ってプラスチック素材から柔軟性のある造形物の出力に成功した。Connex 3のような数千万円クラスの産業用3Dプリンタでなく、30万円ほどで購入可能なUltimaker 2を使用したところに注目が集まっている。 学生2人は、自分たちが作った物の作り方を紹介するサイト「Instructables」にプラスチック素材を使った“ハードでソフト”な造形物の加工方法を投稿。簡単に手で曲げられる様子を撮影した写真が複数掲載されている。 Instructablesでは過去に、ベニヤ板の表面をパターン状にレーザーカットすることでダブルカーブが可能な柔軟性を持たせる手法が投稿されていた。2人はその手法を参考にして加工方法を考え出したという。