J1川崎Fは4日、DF伊藤宏樹(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。 伊藤は新居浜工、立命館大を経て2001年に当時J2だった川崎F入り。以来、1度も移籍することなくプロ生活13シーズンのすべてを川崎Fで過ごした。昨季まで長い間キャプテンを務め、MF中村憲剛(33)らからも慕われる“兄貴分”的存在。甘いマスクで女性ファンも多く、関塚隆監督(53=現J1磐田監督)時代に主に3バックを組んだDF箕輪義信(37)、DF寺田周平(38)との平均身長1メートル80を超えるトリオは“川崎山脈”の異名を取り、相手チームから恐れられた。箕輪、寺田ともにすでに引退。“川崎山脈”最後の現役選手として奮闘したが、ついにスパイクを脱ぐこととなった。 J1、J2を通じて、ここまで389試合(J1通算235試合、J2通算154試合)に出場し、9得点(J1通算4得点、J2通算5得点)。今季はここまで22試合。