ゲームの仕様を決めるとき、たとえばこんな風なことを考えているというのを今日は公開してみる。 宣伝もかねて今月末にドコモで配信予定の「勇者死す」を例に話そう。 「勇者死す」は「勇者は魔王を倒した。だが余命5日」そんな感じの設定で、その5日間に何をするか、というRPGだ。 システムとしては、余命5日の間に身体パラメータが減退し、5日目に確実に主人公は死ぬ。 ところで、僕は死んだとこがない。さらに不治の病にかかったこともない。たぶん99%以上の方がそうだと思う。 このような状況下で「余命5日で身体パラメータが減退していく感じって、きっとこんななんだろうなあ」と誰もが納得する、そんなパラメータの落ち方をどう構築していくか。 それが以下である。 1.衰弱のイメージ: 大部分のプレイヤーは、体を蝕む不治の病にかかった経験はない。せいぜい他人の癌の闘病日記を読むか、身内にそういう人がいれば話を聞くか、で