北朝鮮による韓国・延坪島砲撃を受けてオバマ米大統領は23日、李明博韓国大統領と電話会談し、米韓合同軍事演習を実施することで合意した。韓国軍関係者によると演習は今月28日〜来月1日。24日午前に横須賀港を出港した米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンも参加する。北は砲撃の口実を「北侵戦争演習の実施」にしており、米韓の大規模な軍事演習実施に再び猛反発することは必至。朝鮮半島の軍事的緊張は最高潮に達しそうだ。 今回の砲撃で韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮が発射した砲弾は計約170発で、うち約90発が海上に、約80発が延坪島に落下したと発表した。野砲以外に長距離の多連装砲が発射されたとしている。韓国の金泰栄国防相は同日の国会答弁で、「事前に緻密に計画された意図的な奇襲」との判断を示した上で、実施には金正日総書記の指示が必要だとの見解を表明した。 同本部によると、延坪島の家屋21棟が破壊され、