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ブックマーク / realsound.jp (128)

  • 『すずめの戸締まり』などアニメ映画の興行で定着した入場者特典 コストは億超え?

    アニメ映画の興行ですっかり定着した入場者特典。近頃では、第5、6弾くらいまで特典を用意するのが当たり前になりつつある。 こうした傾向を「特典商法」と揶揄する向きも一部にある。映画は商売であることは絶対に否定できない事実なので、たしかにこれは「商法」である。それ自体は正しい。 しかし、これが揶揄されるべきことかどうかには一考の余地がある。そもそも、「商法」という言葉にどうして悪い印象があるのだろう。商売である以上、商法があるのは当たり前なのに。 特典商法は悪で、マスメディアによる大量宣伝手法は悪ではないのだろうか。編にはないシーンを予告で使用する商法は悪ではないのか、前売り券を大量に配るのはどうか。映画が日でまだ活動写真と呼ばれていた頃には、フィルムの回転スピードを上げて上映時間を短くして、一日の上映回数を増やすということも行われていたらしいが、これは悪だろうか。 時代によって映画の商法

    『すずめの戸締まり』などアニメ映画の興行で定着した入場者特典 コストは億超え?
  • 下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル

    2022年10月から12月にかけてTOKYO MXほかで放送されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が放送後も引き続き盛り上がりを見せている。根暗でコミュ障なギタリストの高校生・後藤ひとり、通称“ぼっちちゃん”がひょんなことから女子高生4人組のバンド“結束バンド”を組み、ライブハウスのステージに立つなど憧れだった音楽活動を描いていく青春アニメだ。舞台となるのは、数多くのライブハウスが点在し、多くの有名バンドが下積み時代を過ごしてきた東京・下北沢。劇中では、結束バンドのメンバーはライブハウス・STARRY(スターリー)でアルバイトをしながら活動資金を貯めているが、そのライブハウスのモデルは下北沢に実在する下北沢SHELTERとされている。 ネット上では、自らが経験してきた“バンドあるある”と作を重ねて思い出を投稿する人も。実際に、Dragon AshのKj、04 Limited Sazabys

    下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』作者・はまじあきインタビュー「 ぼっちちゃんの性格は、私自身の投影です(笑)」

    今期のアニメーション界の話題を席巻する作品になった、はまじあきの4コマ漫画ぼっち・ざ・ろっく!』。 【写真】後藤ひとりのアイコン! ぼっちちゃんジャージが登場 「陰キャならロックをやれ!」というキャッチコピーはインパクト抜群であった。陰キャ女子の後藤ひとり(ぼっちちゃん)のネガティブっぷりが炸裂するギャグ漫画と思いきや、ぼっちちゃんの成長があり、バンドメンバーとの友情もあり……と、実は王道を行く成長物語であり、音楽漫画としても読みごたえ抜群の名作なのだ。 そんな注目作を生み出した、漫画家はまじあきに直撃インタビュー。12月24日にはアニメーションが最終回を迎えたばかりだが、気になる漫画の今後についてもお話を伺った。 『ぼっち・ざ・ろっく!』第1巻。「まんがタイムきららMAX」で連載中。はまじあき著、芳文社/刊 ぼっちちゃんは作者自身の投影!? ――『ぼっち・ざ・ろっく!』は今期のアニメで

    『ぼっち・ざ・ろっく!』作者・はまじあきインタビュー「 ぼっちちゃんの性格は、私自身の投影です(笑)」
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』にはバンドマンにしか分からないエモさがある

    「バンドって結構複雑で一筋縄では行かない」という感覚を教えてくれるアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が最終回を迎える。作は、いつかバンド活動することを夢見るも、友達がおらず、中学の3年間ただひたすらに1人でギターを練習し続けて来た主人公の後藤ひとりが、ひょんなことからガールズバンドに参加し、バンドマンとして活動していくストーリー。 登場キャラクターの苗字がロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のメンバーから取られていたり、各話タイトルがアジカンの楽曲タイトルをもじったものだったり、楽曲制作に人気バンドのメンバーが参加していたりと、邦楽ロック好きにはたまらない要素が満載だ。しかし、作をより面白くしているのは「絶妙なラインで表現されるバンドや音楽についてのリアリティさ」にある。 主人公のひとりは中学生の3年間、1日6時間の練習を毎日欠かさずおこなっていた。ギターの腕前

    『ぼっち・ざ・ろっく!』にはバンドマンにしか分からないエモさがある
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』「ちゃお」から「きらら」に作者が移籍し大ヒット! なぜ萌え系4コマ漫画誌から話題作が生まれる?

    ぼっち・ざ・ろっく!』「ちゃお」から「きらら」に作者が移籍し大ヒット! なぜ萌え系4コマ漫画誌から話題作が生まれる? 現在、少女漫画界の最大の問題は、爆発的なヒット作が長らく出ていないことである。アニメーション全体の制作数は増えているし、『鬼滅の刃』や『SPY×FAMILY』など、少年漫画からは絶え間なくヒット作が出ている。しかし、少女漫画を原作とするアニメがほとんど制作されていないのは寂しい限りだ。映画化される作品は時折あるが、社会現象になるほどのヒットには至っていないのが実情であろう。 2018年に放送が始まった『カードキャプターさくら クリアカード編』は、アニメファンの間では話題になった。しかし、あくまでも作は20年以上前に始まった漫画の続編である。それに「なかよし」の連載陣を見ると、2000年前後に連載していた漫画の続編が多い。もはや少女がターゲットではなく、大人を意識した誌

    『ぼっち・ざ・ろっく!』「ちゃお」から「きらら」に作者が移籍し大ヒット! なぜ萌え系4コマ漫画誌から話題作が生まれる?
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』CloverWorksによる秀逸なアニメ化 “挑戦”に溢れた魅力を紐解く

    群雄割拠、話題作が多い秋アニメの中でも『ぼっち・ざ・ろっく!』の評価がうなぎ登りだ。この秋は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』などの歴史のあるシリーズの新作や、大ヒット原作のアニメ化があり、スタート前は注目度が特別高かったとは言い難いが、その表現手法の多様さもあり、注目度を増している。 『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあきが原作を務める4コマ漫画を原作としたアニメ作品。内向的で友達を作れないコミュ障の後藤ひとりは、中学時代にギターを練習し、人気者になろうとするが、結局友達が1人もできずに卒業してしまう。ひとりは高校生になったある日、バンドメンバーを探していた伊地知虹夏に誘われてバンドに入る。コミュ障を拗らせすぎたひとりが直面する日常が、コメディタッチで鮮やかに描かれていく。 映像制作を手掛けたのは写実的な描写に定評のあるCloverWorks。野島伸司が脚を手掛けたことでも話題となった『

    『ぼっち・ざ・ろっく!』CloverWorksによる秀逸なアニメ化 “挑戦”に溢れた魅力を紐解く
  • 【漫画】かき氷を食べるために冥王星を目指す!? 現役高校生が描いたSF漫画がハイクオリティでおもしろい

    かき氷をべるために、軌道エレベーターや宇宙船を乗り継いで冥王星を目指す。その旅路を描いた漫画『かき氷で星間旅行』が2022年11月にTwitterで公開され、1.1万以上のいいねを記録するなど大きな反響を呼んでいる。 緻密な世界観や描きこまれた背景など、クオリティの高さが光る作の作者・ドロニーさん(@Doroni_max)は現在高校生であるという。作を創作したきっかけ、創作活動をはじめた経緯など、話を聞いた。(あんどうまこと) 気になる作品はこちら(続きを読むには画像をクリック)

    【漫画】かき氷を食べるために冥王星を目指す!? 現役高校生が描いたSF漫画がハイクオリティでおもしろい
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
  • 『TIGER & BUNNY 2』虎徹×バーナビーの“変化”に感じる誠実さ 人間的成長の描写が見事

    アニメ『TIGER & BUNNY 2』の後半パートが10月7日からNetflixにて配信開始され、ついにシリーズ第2期が完結した。作は2011年にテレビシリーズとして放送開始され、企業に所属しスポンサーロゴを携えるヒーローが描かれる『TIGER & BUNNY』(以下、『タイバニ』)及びその後制作された劇場版の続編としてスタート。テレビシリーズから約11年振りの新作発表に長年の『タイバニ』ファンは胸を踊らせ、ヒーローが守る大都市・シュテルンビルトの市民として多くのファンが彼らの行く末を見守った。 ※稿には『TIGER & BUNNY 2』最終話までのネタバレを含みます 今年の4月に配信された前半パートでは新たに導入された“バディシステム”に則り、各ヒーローが相棒との関わり方や信頼関係を構築していくさまにフォーカスが当てられていた。『タイバニ』が当初より描いてきた「ヒーローとはどういう

    『TIGER & BUNNY 2』虎徹×バーナビーの“変化”に感じる誠実さ 人間的成長の描写が見事
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/10/28
    ※初掲載時より、表現の一部を修正いたしました。
  • 『リコリス・リコイル』が追い求める“ホンモノ”とは? ポスト・トゥルースの時代への警鐘

    ホンモノを見据える千束のまなざし ここまでも指摘してきたように、『リコリス・リコイル』はニセモノの平和を享受する人々と、ニセモノを維持するために戦うリコリスたちの姿を描いている。 そんな世界の中で、ホンモノを見据えるキャラクターとして描かれているのが千束だ。 例えば、彼女は先ほど挙げた旧電波塔について次のような見解を述べている。 壊れてできた意味もあるんじゃない。 でも、そういう意味不明なところが私は好き (『リコリス・リコイル』第1話より) この発言から伺えるのは、彼女が「壊れた」という事実を直視し、その先に意味を見出そうとしていることではないだろうか。 また、第3話の中で、DAの部に戻る道を絶たれ、絶望しているたきなに対して千束は「失って得られるものもある」と助言していた。これは自身の経験した喪失を無かったことにしようと試みるたきなに対して、喪失を直視することの大切さや意味を説いた発

    『リコリス・リコイル』が追い求める“ホンモノ”とは? ポスト・トゥルースの時代への警鐘
  • ゲームのダウンロード購入経験者は4人に1人。利用実態から見えてきた“業界の思惑”とは

    ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチとコンサルティングを主事業とする株式会社ゲームエイジ総研は6月23日、ダウンロード購入と、サブスクリプション・クラウドゲーミングの利用状況に関する調査結果を発表した。 以前と比較すると、随分と身近になった印象のあるこれらのサービス。その利用実態から見えてきたユーザーとプラットフォーマーの乖離に、隠された業界の思惑を垣間見た。 調査結果から浮き彫りになった、各サービスは「発展途上」という現状 件の調査によると、「ゲームのダウンロード購入を利用したことがある」としたのは、全体の25.3%、「サブスクリプション・クラウドゲーミングを利用したことがある」としたのは、それぞれ4.3%だった。また、利用・非利用の理由について尋ねると、「店舗に足を運ぶことなく、気軽にゲームを購入・プレイできる」「パッケージに場所を取られない」「安価にさまざまなタイトルを遊べ

    ゲームのダウンロード購入経験者は4人に1人。利用実態から見えてきた“業界の思惑”とは
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/07/02
    >「中古として売却できない」という意見があった。残りの約75%のうちのいくらかのユーザーにとっては、中古市場への売却が遊び終えたあとの重要な選択肢であるというわけだ。
  • 『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く

    映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に封切られた。作はTVアニメ『機動戦士ガンダム』の1エピソードを、新たな装いと最新技術を駆使して映画化したもの。監督を務める安彦良和はTVアニメ版のメインスタッフだが、1990年代にアニメ制作の現場を離れ、漫画の世界に足場を移している。漫画家としての安彦はガンダムのコミカライズ作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(角川書店)を10年にわたって雑誌連載し、アニメ化された際には総監督として久々にアニメ業界に復帰した。 『ククルス・ドアンの島』は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)以来、40年ぶりのガンダム新作映画とされている(劇場公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、OVAのイベント上映という扱い)。今回は安彦良和監督にTVアニメと映画の違いや、制作現場のこと、キャラクターのことなどを

    『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/06/05
    正直安彦良和をアニメ演出家としても漫画家としても過大評価だと思ってるので(見に行くつもりないのにコメントするな)
  • 『リレイヤー』に集まる賛否。期待の新規IPがシリーズ化する可能性は?

    3月24日、『Relayer(リレイヤー)』(以下、『リレイヤー』)が発売となった。 シミュレーションRPGジャンルからの話題作が多い昨今。角川ゲームス発の同タイトルにも、開発発表時から多くの期待と注目が集まっていた。 『リレイヤー』はゲームフリークが納得する作品となり得たのだろうか。インプレッションから感じた方向性、好評・不評のあいだにあるギャップから、IPとしての今後を考える。 「星の意志」を継いだ少女たちによる壮大なスペースアドベンチャー『Relayer』 『リレイヤー』は、角川ゲームス開発・発売のロボットシミュレーションRPGだ。2021年5月、同社で『GOD WARS ~時をこえて~』の制作に携わったチームが手掛ける新規IPとして発表され、2度の発売延期(2021年中→2022年2月17日→同年3月24日)を経て、ようやくリリースへとこぎつけた。 公式によるコピーは、「星とギリシ

    『リレイヤー』に集まる賛否。期待の新規IPがシリーズ化する可能性は?
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/04/02
    “概ね好評なのは、キャラクターデザインと、フルボイス進行のシナリオについて。一方で不評なのは、SRPGとしてのゲーム性やUI、演出まわりについてだ。”
  • 『THE KING OF FIGHTERS XV』盛り上がりの理由は何? ゲーム性を『ストリートファイターV』と比較して考えてみる

    2022年2月14日に発売されたKOFシリーズの最新作『THE KING OF FIGHTERS XV』(以下「『KOF15』」という)。約5年半ぶりのナンバリングタイトルということもあり、KOFファンのボルテージは高まり続けている。 また、『KOF15』はストリートファイターシリーズファンからの注目度も高い。というのも、『KOF15』の発売時期が、『ストリートファイターV』(以下「『スト5』」という)競技シーンのオフシーズンと被っていたからだ。いま、『KOF15』と『スト5』のゲーム性の違いはホットな話題だろう。 記事では、『KOF15』の盛り上がりを、『スト5』とのゲーム性の違いから考える。 『KOF15』の盛り上がり 『KOF15』の盛り上がり具合は、プロ格闘ゲーマーの配信から見て取れる。ストリートファイターシリーズをメインに活動しているマゴやネモ、ハイタニなど、人気プロ格闘ゲーマ

    『THE KING OF FIGHTERS XV』盛り上がりの理由は何? ゲーム性を『ストリートファイターV』と比較して考えてみる
  • 『THE KING OF FIGHTERS XV』盛り上がりの理由は何? ゲーム性を『ストリートファイターV』と比較して考えてみる

    『THE KING OF FIGHTERS XV』盛り上がりの理由は何? ゲーム性を『ストリートファイターV』と比較して考えてみる アクションの連続が『KOF15』を盛り上げる 『KOF15』のような“様子見”が弱いゲーム性では、常にアクションの選択が迫られる。「ジャンプで接近するのか」、「ステップで有利な間合いを作るのか」と思考を巡らせ続けなければいけない。そんなスピード感あふれる“アクションの連続”こそ『KOF15』を盛り上げている要因だと思う。 『スト5』は、“様子見”が強いゲーム性であるため、その醍醐味は“息ができないような地上戦”だろう。対して、『KOF15』の醍醐味は、“息をつく暇もないアクションの連続”のように思える。どちらの方がおもしろいかという話ではない。長らく『スト5』をプレイしてきた格ゲーファンにとって、『KOF15』のゲーム性が新鮮なのだ。『スト5』では、“悪い”と

    『THE KING OF FIGHTERS XV』盛り上がりの理由は何? ゲーム性を『ストリートファイターV』と比較して考えてみる
  • 『ヘブンバーンズレッド』 その核をなす、麻枝准というクリエイターの「最大の武器」と「人生」

    WFS×Keyよりリリースされたスマートフォン向けRPG『Heaven Burns Red(ヘブンバーンズレッド)』(以下『ヘブバン』)。サービス開始後3日で100万ダウンロードを突破するなど、好調な滑り出しを見せている……らしい。らしいというのは、基無料であるスマホ向けゲームアプリ市場において、ダウンロード数というのがいかなる意味を持つのか、いちユーザーとしてはどうにも掴みかねるところがあるからだ。 と、こんな風に書き出すと、筆者がこのタイトルについて興味がないように思われるかもしれないが、実際は逆だ。売れるか売れないかというのは筆者にとっては二の次。このタイトルが世に放たれたということ、それ自体に大きな意義があると思っている。そう、作は麻枝准という、アニメ・ゲームコンテンツ史にその名を刻むクリエイターによる「15年ぶりの完全新作ゲームタイトル」にして、ひとりの生死の淵から帰還した人

    『ヘブンバーンズレッド』 その核をなす、麻枝准というクリエイターの「最大の武器」と「人生」
  • YOASOBIキービジュアルで話題! イラストレーター古塔つみが語る、“わかりやすさ”へのアンチテーゼ

    「わかりやすさ」へのアンチテーゼ ——古塔さんは年齢、性別、顔を公表しておらず、どんな人なのかほとんどわからない状態になっています。情報を開示しないのはなぜですか? アートを巡る日の環境も理由の一つですね。最近、アート界にも学歴があることに気付いて。「芸大卒、女性、モデル」がいちばん強くて、フランスで活動したことがあれば最強スペック。そんなことに左右されるのはイヤだし、情報をオープンにすることで、恣意的に見られるのも良くないなと。純粋に絵を見てもらうためには、余計な情報はないほうがいいと思うんです。 ——古塔さんは「女の子しか描かない」と公言していますが、その絵柄は驚くほど幅広い。一人のイラストレーターが描いたとは思えないほど多様ですが、いろいろなタッチの絵を描くことも、当初から目指してたんでしょうか? そうですね。単純に飽き性ですし、いろいろな女性の表情を描きたいんですよね。女の子のイ

    YOASOBIキービジュアルで話題! イラストレーター古塔つみが語る、“わかりやすさ”へのアンチテーゼ
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/02/12
    覆面アーチストなら覆面アーチストで良いのにこの嘘で塗り固めたプロフィールよ https://mona-news.com/archives/87760266.html
  • アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて

    テレビアニメ『プラネテス』がNHK Eテレにて1月9日より、毎週日曜19時から再放送される。今でもアニメファンから絶賛の声が寄せられ、名作と呼び声高い作品が全国に再放送されることは、放送時から毎週楽しみにしていたファンである筆者としてもとても喜ばしい。今回は『プラネテス』が高く評価される理由について簡単に紹介していきたい。 『プラネテス』は、幸村誠による1999年から2004年にかけて連載された全4巻の同名の漫画作品が原作。2003年にテレビアニメとしてが放送された。監督は『スクライド』や、今作の後に『コードギアス 反逆のルルーシュ』や、また2022年には『ONE PIECE FILM RED』の監督を務めることも発表されている谷口悟朗が務めている。制作スタジオはガンダムなどのロボットアクションの印象も強いサンライズが務めており、ロボットバトルのない作品の制作を担当したことも話題を集めた

    アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/01/09
    一生の財産~は言葉が強すぎると思います。
  • 異色のアニメーション映画 『映画大好きポンポさん』はなぜ多くの観客の共感を集めるのか

    イラスト漫画投稿サイト「pixiv」で人気を得て出版もされた、映画への愛情をぶつけた同名漫画のアニメーション映画化作品『映画大好きポンポさん』が、一部で話題を呼んでいる。 作が特徴的なのは、一般に「アニメ絵」と呼ばれる、日のアニメーション作品特有の絵柄で、実写映画の製作を描いているという点だ。作はそんな、普段はあまり交わることのないジャンル同士の垣根を越えて、両方に足をかける珍しい存在になっているのだ。 『映画大好きポンポさん』がアニメーション映画として異色作だと感じる理由は明らかだ。漫画作品は作家自身のスキルに大きく左右される。原作者・杉谷庄吾自身の絵柄が、もともと日のアニメに強く影響された画風であり、同時に実写映画に興味を持ったパーソナリティであるならば、原作漫画のような作品が出来上がることは、何も不思議ではない。しかし、アニメーション映画ともなれば、莫大な製作費と大勢のスタ

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  • 「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性

    「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性 郵政再公営化構想としての『デススト』、国道建設にみるポストクリティーク的批評 宮崎駿監督による1989年のアニメ映画『魔女の宅急便』は、ヤマト運輸に商標使用料を払って制作された「郵政民営化の物語」であった。アメリカ文学研究者の三浦玲一は、『村上春樹とポストモダン・ジャパン──グローバル化の文化と文学』の中でそのように述べた。 『魔女の宅急便』のヒロインであるキキが宅急便の仕事を始めるのは、自立のための現金収入が必要だからであり、さらに、優れた配達人になることがキキの自己実現として描かれるという意味において、この場合の配達は公的なものではありえず、私的な創意工夫によって行われなくてはならない。そして、彼女の配達はやりたいことをやっているのだから、過酷でも低賃金

    「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/01/03
    随分無邪気に国営事業を礼賛するもんだなぁ…今のJRより国鉄時代の方が良かったと言えるの