1月27日に発表された最新の決算で過去最高の業績(四半期の売上高は1239億ドル!)を叩き出すなど、ティム・クックがCEOに就任してからのアップルは急成長を続けています。それはいったい、なぜなのでしょうか? ティム・クックは、App Storeなどのユーザー利用料によって安定した収益を得られるようにビジネスを構築しなおしました。そうすることで、スティーブ・ジョブズ時代のようなiPhoneへの依存度を大幅に引き下げたのです。 スティーブ・ジョブズはプロダクトに焦点を当てていました。当時のアップルは常に流行の一歩先を目指すアパレル企業のようでした。そのため収益も安定していなかったのです。 「来年の消費者の好みを言い当てられれば、莫大な富を手に入れられる。しかし予測を外せば、損失を負担しなければならない。クックはその巧みな経営戦略で、頻繁に新しいヒット商品を生み出さなければならないビジネスモデル