ニューヨーク州バッファローのスーパーマーケットで14日に起きた銃乱射事件は黒人を狙った憎悪犯罪として捜査が進んでいる。10人が殺害されたスーパーの中で何が起きていたのか、凄惨な現場で九死に一生を得た黒人家族が米紙に語った。 「獲物」を探すように歩き回る犯人 土曜日の午後2時30分、ジュリー・ハーウェルはスーパーマーケットの「トップス」でハンバーガーやホットドッグを選んでいた。翌日が彼女の33歳の誕生日であり、バーベキューで祝う予定だったのだ。 彼女のパートナーのラモント・トーマスと2人の娘であるロンディン・トーマス(8)は、少し離れたところでケーキミックスを探していた。そして、ロンディンがストロベリー味のミックスを手に取った瞬間だった。