伝記『イーロン・マスク』の著者ウォルター・アイザックソンと英「フィナンシャル・タイムズ」紙の記者が、ニューオーリンズでランチ。マスクに伝記執筆のオファーをした直後に彼がとった驚きの行動からマスクの二面性についてまで、この「破天荒な男」に2年間密着したアイザックソンが裏話を語った。 金曜日の正午前、ルイジアナ州ニューオーリンズのバーボン・ストリートにある「ガラトワーズ・レストラン」にいる客でしらふなのは、どうも私ひとりだけらしい。 一方に目をやると、バービーピンクの服に身を包んだ女性たちがわめきながらどぎつい色のカクテルを振り回し、反対側では、結婚式の前祝いパーティーの男たちが大騒ぎしている。紫、緑、金のバルーンが店内のいたるところに吊るされ、まるで古い時代のフランス酒場にいるかのようだ。 「なかなかの喧騒だね!」と、米国人作家のウォルター・アイザックソン(71)が、周囲の喧騒に負けじと声を
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