意識していないにもかかわらず、寝ているあいだに尿意をもよおしたとき、私たちの体はそれをどうやってコントロールしているのでしょうか? 専門家がわかりやすく説明します。 みなさんは日中、活動しているときに水を飲むと、体は余分な水分を尿として排出します。尿はいったん膀胱という袋にためられますが、やがて膀胱から、「そろそろトイレに行ってね」という信号が出されて、トイレへ向かいます。 では、もし夜、寝ているときにこれが起きたらどうなるのでしょうか。体はどうやって、寝ているあいだにおしっこを漏らさないようにしているのでしょうか? 体のスイッチは、私たちが寝ているときも完全に切れているわけではありません。呼吸したり、食べたものを消化したりといった活動を休まず続けています。尿もそうです。水をたっぷり飲んで寝れば、膀胱は脳と連絡をとりあって、それをどう処理するかを教えてもらうのです。