韓国では2020年、死亡数が初めて出生数を上回り、政府はこの展開を「デッドクロス」と名づけた Photo: Jean Chung/Getty Images 自国の出生率がさらに落ち込む見込みだと発表したのは韓国だ。韓国の出生率はすでに世界一低いが、コロナ禍が出生数を押し下げている。 韓国の統計庁の発表によれば、2020年に0.84だった出生率は2024年に0.7にまで下がり、それからパンデミック後に結婚したカップルが子供を作りはじめるにつれて徐々に回復するとの見込みだ。 2031年までには出生率が1.0までに戻ると政府は見ている。1990年代に生まれた第二次ベビーブーム世代が30代に入り、家族を形成しはじめるからだ。 人口を維持するためには、女性1人当たり子供約2人の出生率、いわゆる置換率が必要になる。 韓国では2020年、死亡数が初めて出生数を上回り、政府はこの展開を「デッドクロス」と名