タグ

哲学と健康に関するfutenrojinのブックマーク (2)

  • 壮大な景色に感動するほど、人はより「善良な人間」になる | 感動体験が心身の健康に及ぼす影響

    壮大な自然や音楽を前にして圧倒され、鳥肌が立つような気持ちになること。自分の存在がちっぽけなものに思えて感動すること──そうした経験を「オウ(Awe/畏怖の念)体験」と呼ぶ。 この「オウ体験」は、ただ人の心を揺さぶるだけではない。なんと性格にも影響することが研究で明らかになっているという。 人は小さなものにも「畏敬の念」を覚える 数年前、私は一人でランサローテ島に出かけてウォーキングを楽しんだ。初日に海岸沿いの坂道を歩いていて出くわした光景は、いまだに夢に見る。 巨大な黄土色の山々が空を貫いていた。黒砂のクレーターと不気味な緑色のラグーンが点在するさまは、まるで火星のよう。思わず鳥肌が立った。つかのま、私は心地よいほどちっぽけな存在になっていたのだ。休暇のあいだ、一週間毎日「オウ(Awe/畏怖の念)散歩」に出かけ、意図的に周囲に注意を向けて、未知のディテールに驚嘆するに身を任せた。 この数

    壮大な景色に感動するほど、人はより「善良な人間」になる | 感動体験が心身の健康に及ぼす影響
  • 哲学者ハン・ビョンチョル「完全な支配は、人々が遊びに興じることで成立する」 | 「疲労社会」に生きる現代人

    デジタルの世界で、私たちは搾取されている。「よくない」と頭ではわかっていても、実際はスマートフォンを片時も離さず、少しでも暇があればSNSをチェックし、他人との比較に余念がない。現代がモノで溢れかえる一方、私たちは「非物質」に取りつかれ、安定性を失っていると、哲学者ハン・ビョンチョルが警鐘を鳴らす。 私たちが手で触れ、匂いを嗅ぐことができるモノたちの、原子と分子から成る「物質界」は、情報社会つまり「非物質世界」へと、眩暈(めまい)がするように溶解しつつある。 そう指摘するのは、韓国生まれのドイツの哲学者ハン・ビョンチョルだ。私たちは、なおこの「非物質」を求め、購入し、販売しており、それらは私たちに影響を及ぼし続ける。 デジタルの世界は、私たちがまだ現実世界とみなしているものと異種交配して混ざり合い、人間をかつてないほど触れがたく、はかない存在に変えている。 最新の著作『非物質:現代社会の破

    哲学者ハン・ビョンチョル「完全な支配は、人々が遊びに興じることで成立する」 | 「疲労社会」に生きる現代人
    futenrojin
    futenrojin 2022/01/05
    韓国出身のハン・ビョンチョルがドイツの哲学界で活躍する姿は中田英寿がイタリアで活躍したときのような快挙だ。日本の哲学界も「海外組」の数が増え「代表」の場でその経験を還元してもらえる好循環を期待したい。
  • 1