ロシアの人々は、ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻に踏み切ったことをどう思っているのだろうか? ロシア国内全土で起きた反戦デモに参加して拘束された人々もいる一方、今年2月にプーチンへの支持率が高まっていることが示されたというデータがメディア「カンバセーション」で紹介されている。 実際の現地の反応を探るため、ウクライナ侵攻初日のロシアの報道を読み解いた。 有力紙「“作戦”は5日以内に終わる」 有力紙「イズベスチヤ」は、ビジネス系ニュースに重点を置いている。 同紙はウクライナ侵攻を「(ウクライナ東部の)ドンバス地方を守る作戦」と位置付け。ウクライナにおける戦争は5日以内に終わる可能性があるという一部の識者の意見を紹介している。 一面はウクライナに関するニュースばかりで、急いで預金を引き出さないようにと読者に訴えたり、ガス価格がどこまで上昇するかを予測したりする記事が掲載されている。