ビジネスなどに役立つ未来予測の手法のひとつに、SFプロトタイピングと呼ばれるものがある。これは米インテル社のエンジニアが編み出したメソッドだ。科学的な空想にもとづく物語──サイエンス・フィクションを描く際の思考法を使い、作ったサービスや商品がどのようなインパクトを社会にもたらすかを「物語」としてまとめるものだ。 日本でも注目を集めつつあるこの手法の生みの親に、米「ファスト・カンパニー」が取材した。 あらゆる分野の「未来予測」に応用できる インテルは2000年代にブライアン・デイヴィッド・ジョンソンを雇った。エンジニアの彼に「スマートテレビ」なるものの開発に関わってもらうためだった。 当時の人々にとって、インターネットを使ったテレビの視聴は、まったく想像すらできない現象だった。その開発によってどんな生活が可能になるのか、一般人にはまず理解できなかったのだ。 そこで彼は、新たに編み出した手法─
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