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本稿は、今次のウクライナ戦争が古典的な戦争概念と大きく離れた非在来型の闘争……「新しい戦争」と言えるのかどうかを検討するものである。結論から言えば、ウクライナ戦争には非在来的要素が多々含まれるものの、戦場における大規模な暴力行使が闘争の趨勢を決するという点で、この戦争は古典的な戦争と見ることができる。 この点を明らかにするため、本稿では、①テクノロジー、②非軍事手段、③戦争様態の3つの側面からこの戦争のありようを検討した。そのうえで、この戦争はなぜ古典的なのか、日本の安全保障が汲み取るべき教訓は何か、といった点についても論じた。 テクノロジーが変える戦場:UAVを一例として ウクライナ戦争には、2020年代初頭時点において想定しうる軍事テクノロジーがほとんど投入されている、と言ってよいだろう。 代表例は無人航空機(UAV)、いわゆるドローンである。中でも小型の戦術UAVはロシア・ウクライナ
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自分に正直になる習慣 フランスの哲学者アランは名言を遺している。 「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」 そのとおりだと思う。アクションから本質が生まれる。本質はあくまでも事後的に発生するものであって、本質という抽象はそれ単独で先行的に存在するものではない。 ぼくは中学生時代、プログラミングに夢中になった。よくわからないまま手さぐりでパソコンを使っているうちに、多彩な処理システムを構築できるプログラミングの魅力にどんどんのめり込んでいった。それがやがてビジネスにつながり、ぼくはそのビジネスでさらに成功を収めるべく野心をたぎらせていった。 要するに今日にいたるぼくのキャリアは、プログラミングとの出合いがすべてだ。プログラミングに出合わなければ、それはそれでまたまったく別のキャリアを描いていただろう。 あらかじめ目指すキャリアがあって、プログラミングに足を踏み入れたわけではないのだ。
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この腹圧が弱まると、体は途端に疲れやすくなります。そして、疲れに悩む人の多くは、「腹圧が十分高まっていない」ように思います。 体の構造上、腹圧が弱まると、体の中心である「脊柱」と「体幹」が支えられず、体は安定しません。 脊柱には脳からの指令を体の各部に伝える中枢神経の束が通っています。なので、体が歪むと体の各部と中枢神経の連携が乱れ、結果、思ったとおりに体が動かず、余分な負荷が体にかかってしまうのです。 体が歪んで姿勢が悪くなり、それが定着してしまうと「肩をかばって腰の筋肉を使う」といった具合に、ちょっとした動きにも、つねに余計な負荷がかかるようになる――これが慢性化して、限られたエネルギーを無駄に消耗してしまう「疲れやすい体」ができあがる、というわけです。 この現象は往々にして無自覚に起きていますが、姿勢が悪い人、とくに胸呼吸の人(呼吸が浅い人)は要注意です。胸呼吸だと横隔膜を十分下げら
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では、企業の経営者は毎年積み上がる現金や内部留保を減らしたいと思っているのだろうか。実際はその真逆だ。 2017年3月期も大手や準大手を中心に多くのゼネコンが過去最高純益を更新した。大林組以外にも、長谷工コーポレーションや戸田建設など、この春新たにスタートしたゼネコン各社の中期経営計画には「内部留保の確保」の文言が躍る。積み上がるキャッシュの使い道として、内部留保の充実が選ばれているのだ。 東洋経済オンラインも「大林組が配当より内部留保『貯蓄』に励む理由」というタイトルの記事を2017年6月16日に配信している。 内部留保の貯蓄に励む理由として、記事では建築業界の先細りが挙げられているが、建築・不動産業界は不況のあおりを真っ先に受ける。リーマンショックのときには上場企業の破綻数が過去最高を更新したが、そのうち半分は不動産系だった。当時内定切りで世間の注目を集めたのも不動産系の会社だ。経営者
『週刊東洋経済』8月21日発売号(8月26日号)「教養としてのテクノロジー」に連動したテクノロジー(テック)賢人へのインタビュー2回目は、川上量生・カドカワ社長。ニコニコ動画など日本のインターネットカルチャーを牽引してきた川上氏は、AIやITガリバーをどうみているのか。 シンギュラリティは現在進行形ですでに起こっている ――2045年にシンギュラリティ(技術特異点、コンピュータが人間の知能を上回る時点)が来る、といわれています。 シンギュラリティ的なことは現在進行形ですでに起こっていますよ。一般的にみんなが思っているシンギュラリティって、何なのか。よく、「あらゆる点で機械が人間の能力を超え、人間が主導権を失い始めること」と説明されますが、そこで思考停止になっているんだよね。 先日、NHKがAI(人工知能)で未来を予測するという番組(NHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポ
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