2015.11.14 士業の品格や社会性 カテゴリ：法律全般 行政書士・税理士・社労士等の士業の大半は事業主で、個性豊かな人が多いのは確かです。相当強靭な精神力がなければ、事務所経営は難しいと思います。 しかし、個性が強すぎるのか、士業のブログで実名で罵りあっているケースに遭遇する場合があります。ブログに限らず、ＭＬやツイッター等でも同様の現象が散見されます。 実名ということは、自身の発言により不利益も甘受する覚悟があるということでしょうから。その点では、ある意味、評価出来ると言えるかも知れませんが。 しかし、士業以外の人が読んだら、「士業に就いている人は、何と社会性のない人達なのだろう」という印象を与えてしまうかも知れません。 物事の考え方は、右や左や中道と色々あるのでしょうが。自分の考えと異なるからと言って、口汚く罵るという行為は基本的には容認されないと思います。実名ですら問題があるの

2015.11.08 試験の合格率 カテゴリ：その他諸々 今日は行政書士の本試験の日でした。法律会計専門校講師時代は解答速報で１年で一番忙しい日でした。そんな生活を１０年前までしてました。 ところで、社労士試験の合格発表が数日前にあり、合格率が２・６％だったそうで社労士さんのブログでは、そのことで話題が持ちきりのようです。http://samurai.blogmura.com/sharoushi/ranking_entry.html １２年前まで法律会計専門校校長をしてましたが。当時は社労士は１０％以下、９％前後の切りの良いところで合格者数を調整してようです。 供給過剰で今後もこのような合格率になって行くということなのでしょうか。受験生だけでなく、現役の社労士さんも気になるところでしょうね。 行政書士は６０％出来れば合格なので平成１４年のように１９％台の年もあれば、平成１５年、１７年のよう

2015.11.07 弁護士の１０分の１以下の報酬　？！ カテゴリ：経営（者） 最近、依頼を受けていたある遺産分割案件が片付きました。　最初は相続人が多いだけのさほど難しくない平穏な相続だと思ったのですが・・・。 詳細は書けませんが。途中から、意外な事実が判明。弁護士ではないので、代理人として相手とは直接交渉できないので。　依頼者にアドバイスをしながら、何とか解決しました。 司法書士報酬や登録免許税を含めて◎十万円頂きましたが。弁護士に依頼したら、およそ１０倍の◎百万円は取られるでしょうね。 ところで、聞きやすいのか、説明が分かりやすいのか。お客様から、許認可だけでなく、税金や社会保険のことをよく聞かれます。 税金や社会保険は専門でないので、税理士や社労士に後から詳しい話は聞いて下さいと前置きした上で、素人に毛の生えた程度の簡単な説明をさせて頂いております。お聞きになっているのは素人さんな

2015.11.05 許認可と役員変更（許可切れにご注意ください）。 カテゴリ：許認可等 営業許可（建設・産廃・宅建・古物等）を専門にしています。許認可では、「人」「物」「金」というのは、重要な要素となりますが。 建設業でも宅建業でも産廃処理業でも、許可を取ったあと許可を維持する際に問題となるのは、多くは「人」についてです。 例えば、建設業許可では下記リンクの１（経営業務管理責任者）は常勤の取締役以上で、監査役はＮＧです。２の専任技術者は取締役でなくてもＯＫですが。常勤者でなくてはなりません。 http://homepage2.nifty.com/0466887194/kyokawoukeruyouken.html 宅建業の専任の取引士（旧取引主任者）に監査役はなれません。監査役は取引士にはなれないので、取引士が１人しかいなければ、その者を監査役にすることは出来ません。 産廃処理業許可取得

2015.11.04 なぜ、建設業許可専門の行政書士になったの？ カテゴリ：経営（者） １中小企業診断士 ２司法書士 ３税理士 ４不動産鑑定士 ５社会保険労務士 ６弁護士 ７行政書士 ８公認会計士 ９弁理士 １０土地家屋調査士 １２海事代理士 独立開業系の資格で、試験科目に法律があるものって随分あるのですね。 １９７５年（昭和５０年）に中央大学法学部に入学した当時、「弁護士の３人に１人は中央大学法学部卒」と言われてました。 弁護士は一応知ってました（当時、数回、旧司法試験も受けました。）当時の勉強仲間の半数は弁護士になり、残りの半数は上級職の地方公務員や国家公務員になりました。 公務員試験は難なく受かり採用の話も頂きましたが窮屈そうだったので、専修学校の専任教員になりました（今にして思えば、超アマチャンで大馬鹿者でした）。 その後、法律専門学校専任教員に転職したのですが。仕事（行政書士試験

2015.11.02 私が建設会社の社長だとしたら カテゴリ：経営（者） 私が建設会社の社長をするなら、会社設立（定款作成）の段階から、弊所のような建設業許可・経審が専門の行政書士に依頼します。 よく建設業者様から言われますのが、「最初から山崎事務所に頼めば良かった。」という言葉です。しかし、建設業許可・経審が専門と言える行政書士は１００人中数名しかいないので、見つけるのは意外と大変です。 紹介や口コミが一番良いと思いますが。いなければ、自称「建設業許可・経審」事務所に３ケ所ぐらい問合せをしてみて、一番詳しい事務所を選んでみてはどうでしょうか。 その行政書士事務所に建設業許可や経審を依頼するのが一番良いと思います。 税務申告は税理士に依頼することになりますが。建設業許可・経審が専門の行政書士に税理士事務所を紹介してもらえば、大外れということはないと思います。 建設業許可・経審の概要が分かっ

2015.10.27 行政書士として仕事を受任する方法！？ カテゴリ：経営（者） 行政書士についてのコメントを書くとアクセスが急増します。このブログは、新人行政書士や受験生が多く読んでくださっているよということでしょうか。従って、今日は、「行政書士として仕事を受任する方法」について書きますが。それは、実に簡単なことです。 仕事の出来栄えは最高の水準のものにして、報酬は他より安ければ。誰でも依頼したくなりますね。つまり、お客様の立場になってものを考えることが重要です。 最高の出来栄えにするには、相当の数を多くこなさなければなりません。経験の豊富さが必要です。最低でも５・６年はかかかると思います。「石の上にも３年」という言葉がありますが。昨今は３年では難しいと思います。最低条件として、５年以上耐えられる種銭がなければ開業は難しいと思います。 しかし、大半の行政書士は５年も６年も耐えられないので

2015.10.26 『行政書士か弁護士か（分割協議書について）』という内容のブログ カテゴリ：その他諸々 ある公認会計士のブログを読んでいたら、「遺産分割協議書を依頼するのは行政書士が良いか？、弁護士が良いか？」という問題で、弁護士の方が良いと思うとのことでした。 「相続は争族に発展することが多いので、最初から弁護士に依頼した方が良いと思う。自分は会計士だから行政書士登録も出来るが、その自分が言うのだから説得力があるだろう」というような超マヌケなコメントをしてました。 小職は、行政書士で遺産分割業務も相当数扱っておりますが。その会計士の言っていることは正論のようで、多くの問題点を含んでいると考えます。 確かに、名実ともに円満相続と言うのは相続全体の中でも数は多くないのは経験則上、小職も承知しております。しかし、実際に、弁護士を代理人に立てている人。裁判所で調停の申立てをしている人。そうい

2015.10.19 行政書士に関する荒唐無稽なブログ カテゴリ：行政書士 小職のブログ、意外なことに多くの友人や教え子達も読んでくださっているようです。そういうことも意識して、少しは猫を被って！？、お上品？にしておりますが・・・。 匿名ブログの荒唐無稽な内容には些か呆れることも少なくありません。自分は金ナシ・コネナシ・地盤なしで、１年目から年収１千万円。　まあ、そういうブログは最初から読みませんね。年収どころか、年商でも、金ナシ・コネナシ・地盤なしで１年目から１千万円はあり得ません。 逆に、行政書士は食えないという内容のブログもよくお見かけします。行政書士登録者のかなりの数が、試験免除の役所のＯＢで、売上げなんてなくて良い方と羨ましい方です。行政書士の平均年収は全く参考にならないというか、無意味です。 私自身は、法律専門学校校長時代より収入は多いですが。家族に言わせると、毎月決まった給料

2015.10.10 弁護士、弁理士。 行政書士、司法書士。 カテゴリ：他士業等 弁理士さんは弁護士さんとよく間違われるそうです。 行政書士は司法書士とよく間違われます。 行政書士になって十数年になります。 司法書士と間違われるたことは数え切れないほどあります。　最近はいちいち訂正することすらしなくなりました。 名前が違うように、それぞれ仕事の内容は異なります。大学は一応法学部でしたが。 私自身、学生時代は弁護士ぐらいしか知りませんでした。 弁護士は裁判、弁理士は特許、行政書士は営業許可、司法書士は登記の専門家です。弊所は営業許可の中でも、建設業許可・経営事項審査や産廃許可が専門です。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう いいね！0 シェアする Last updated 2015.10.10 09:34:06 コメント(0) | コメントを書く [他士業等] カテゴリの最新記事 職

2015.10.08 全文自筆の手紙 カテゴリ：同窓・同門 学生時代の同級生が都内で公証人をしていることを知り、手紙をパソコンで書きました。 大変、心のこもった返事の手紙を頂きました。しかも、全文自筆でした。 ＯＡ機器に依存し過ぎている自分の日常を反省致しました。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします！。 ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話０４６６－８８－７１９４  FAX０４６６－４７－８３８３ 携帯０９０－９３７５－９５５８ （９－２０時。土日祝、事前予約頂けましたら対応させて頂きます。） nqk55757@nifty.com http://homepage2.nifty.com/0466887194/ 【当事務所が直接、お手伝いできる主な内容】 ＜営業許可＞ 建設・経審・産廃・宅建・運送・古物。 建設業許可相談室 ＜法人設立＞ 株式

2015.10.07 優秀な行政書士と優秀な行政書士事務所経営者の違い カテゴリ：行政書士 行政書士として優秀ということと行政書士事務所経営者として優秀ということは、残念ながら一致しません。 事務所経営者として優秀ということは、極論すれば高い報酬を取り、多くの安い労働力を使って多くの利益を上げることです。 生活して行く上で 一定の売上は必要ですが。 安い労働力を使えばミスは必然的に生じます。高い完成度のものは、あまり期待出来ません。 弊所は建設業許可や経審を専門にしています。 建設業許可や経審を専門にしている他の事務所から閲覧されても恥ずかしくない完璧な書類を作成することを心がけています。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします！。 ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話０４６６－８８－７１９４  FAX０４６６－４７－８３８３ 携帯０９０－９

2015.10.02 職業 カテゴリ：経営（者） 世の中には無数の職業があります。希望すれば比較的容易になれる職業と希望しても誰でもなれる訳ではない職業があります。 芸人さんとして一世風靡したある人の本を読んでいたら、少年の頃はプロ野球選手になりたかったそうですが。怪我をして断念したそうです。 「ひとつの夢が断たれても、職業は無数にある。他の夢を見つければいい。決してあきらめるな」という趣旨のことが書いてありました。同感です。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします！。 ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話０４６６－８８－７１９４  FAX０４６６－４７－８３８３ 携帯０９０－９３７５－９５５８ （９－２０時。土日祝、事前予約頂けましたら対応させて頂きます。） nqk55757@nifty.com http://homepage2.nifty

2015.09.28 ＲＣとＬＣの違い？ (2) カテゴリ：ライオンズクラブ ＲＣ（ロータリークラブ）とＬＣ（ライオンズクラブ）。両方とも、世界的な規模のボランティア団体には違いないのですが。 ＲＣの例会は毎週１回で、昼間だそうです。ＬＣは月２回で夜です。私はＬＣに所属しています。尤も、私は色々な役員を兼務させて頂いておりますので、週１回ぐらいのペースで会合があります。 入会前の私の勝手な予想ではＲＣはどちらかと師士業などが比較的多く、ＬＣは会社経営者が多いのかと思っていました。義父が会社を経営していてＬＣに長年入っていたからかもしれません。 しかし、私の所属するＬＣは医師・獣医師・税理士・行政書士・弁護士・社労士・国会議員・市会議員等、師士業や政治家だけで３分の１になります。 藤沢市内に行政書士は１００名以上います。行政書士でＬＣの会員は３名（ＲＣの会員は１名）です。私以外のライオンズの

2015.10.03 行政書士にも色々な人がいます。 カテゴリ：経営（者） ある若手行政書士Ａ氏の実名ブログの内容について批判していた行政書士Ｂ氏（匿名）がいました。どちらの言っていることが正論かは兎も角として。既に、Ａ氏は目立つ存在ということでしょう。開業２・３年目の行政書士としては破竹の勢いのようです。嫌われるということは、際立った存在ということなのでしょう。 ところで、１２年前に開業した時、行政書士会で説明会がありました。隣の席のＣ氏は既に土地家屋調査士として開業している方でした。  調査士＆行政書士で、行政書士業務は農転等がご専門のようですが。『改正農地法第４条・第５条の許可・調整区域の土地利用』というセミナーを今月、行政書士会でなさるそうです。 近々、社労士＆行政書士のＤ氏は『行政書士の視点から考えるマイナンバー制度』というセミナーを支部内でなさるようです。 兼業者ならではの資格

2015.09.07 信頼出来る外注先の確保も大事 カテゴリ：経営（者） 事務所の経営形態は千差万別ですが。極めて低賃金のパートさんを使いスタッフの人数を誇張している事務所も多いようです。 私は、バイトとは言え他人を雇用することは、本人だけでなくその家族にも影響を与えますので、 事務所経営は家族経営が事務所にとってもお客様にとっても好ましいと思います。 安い労働力を使って経済的利益を搾取しないと事務所経済は旨味がないことも承知してますが。「安かろう、悪かろう」が多いのが現実です。お客様に迷惑を与えてまで、自分だけいい思いをしたいとは思っておりません。別荘もクルーザーもフェラーリも要りません。 大変ありがたいことに、現在もこなし切れないほどご依頼を頂いております。民事関係で一部、他の行政書士事務所に依頼している業務。弊所では扱っていないので他の行政書士事務所を紹介させて頂いた業務などと色々で

2015.08.26 行政書士法人は何故増えないのか？ カテゴリ：行政書士 行政書士法人という制度が出来て久しいですが。一向にその数が増えません。簡単に言えば、メリットよりディメリットの方が大きいからでしょうね。ディメリットが解消されない限り、行政書士法人は増えていかないと思います。 個人事業主が法人成りすることはお勧め致しますが。行政書士事務所が行政書士法人になることは一般的には勧められません。弊所も、欠陥の多い行政書士法人制度を利用するつもりはありません。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします！。 ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話０４６６－８８－７１９４  FAX０４６６－４７－８３８３ 携帯０９０－９３７５－９５５８ （９－２０時。土日祝、事前予約頂けましたら対応させて頂きます。） nqk55757@nifty.com http:

2015.08.20 士業の年収→本人の資質の問題！？ カテゴリ：経営（者） 〇〇士は食えて××士は食えないというようなことは一般的にはないと思います。尤も、食えてる人は食える人同士で付き合うので、食えてない人のことをあまり知らないと思います。 先日、同じ頃に開業した行政書士のＡ氏に何年かぶりで会いました。 専業で十数年行政書士をなさっているようです。 初めてお会いした時から、この人は専業でやっていける人だなと思いました。 先方もそう感じたのか、当時、色々な質問をされました。 尤も、彼に言わせると、若い行政書士さんの９割は副業をしているのではないかと思うということでした。若い人で食えてる人はかなり少ないようです。（ そういう私も、開業１２年になりますが。最初の２年間は、土日は法律専門学校で非常勤講師をしました。） 今の時代、資格の代表？の弁護士でさえ、若い人は資格学校でアルバイトをしたり、

2015.08.17 批判の構造 カテゴリ：その他諸々 士業に限ったことではないですが。所謂士業に就いていると中傷を受けることもあるようです。どの世界にも成功している人間もあれば、成功出来ない人間もいます。士業を中傷している人は概ね４パターンに分類されるようです。 １．自身も開業登録しているけど自分は仕事が殆ど取れない。 ２．資格は持っているけど登録しても仕事を取れる自信がない。 ３．何度も試験を受けているけど合格出来ない。 ４．高嶺の花と最初から諦めている。　 心情的にはどれも分からないでもないですが。中傷は生産的はないこと。そして、成功者に寧ろ優越感を抱かせることになるのではないでしょうか。私自身は成功者とはほど遠いですが。他人を妬むという感情がよく分かりません。 自分は自分、他人は他人で良いと思います。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう いいね！0 シェアする Last u

2015.08.16 専業と兼業 カテゴリ：行政書士 色々な考え方があると思いますが。社会保険業務は補助者にやらせ、自分は建設業など行政書士業務しかやっていないという社労士兼行政書士事務所の所長さんが知り合いに何人もいます。 「経営者」としては羨ましいですね。 社労士業務と行政書士業務の双方の収入がある訳ですから。 一方で、人の能力には限りがあるので、社労士登録もしている行政書士さんで、弊所より建設業許可や経審に精通している方とはお会いしたことはありません。今後もお会いすることはないでしょう。 建設業者さんは社会保険に入ることが強く義務づけられていますが。社労士専業の事務所を紹介しています。不動産登記や税務申告も、原則として税理士専業・司法書士専業の事務所に依頼してます。 仕事を依頼する場合、専業の事務所の方が密度の濃い仕事をしてもらえる場合が多いです。 規模の大きい会社ほど、業務の専門性