東京都新宿区中井の民家で19日夕、高齢女性2人が死亡しているのを近所の住民からの通報で駆けつけた警察官が発見した。2人は、この家に住む80歳代と90歳代の姉妹とみられ、警視庁戸塚署は熱中症で死亡した可能性があるとみて、死因を調べている。 戸塚署幹部によると、2人は、寝室と台所でそれぞれあおむけに倒れていた。家の郵便受けには12日以降の新聞がたまっており、遺体の状況などから死後約1週間が経過しているとみられる。 都心は11日が35度を超える猛暑日で、12日も30度を超えていたが、室内にエアコンや扇風機は設置されていなかったという。 東京都監察医務院によると、東京23区では今年7月16日~今月18日、計103人が熱中症で死亡している。