株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のペットビジネス市場を調査し、セグメント別の動向、参入企業別動向、将来展望を明らかにした。 1.市場概況 2017年度のペット関連総市場規模は、小売金額(末端金額)ベースで前年度比101.4%の1兆5,193億円、2018年度は同101.5%の1兆5,422億円を見込む。 一般社団法人ペットフード協会によると、過去5年間において犬の飼育頭数は減少傾向にあるが、猫の飼育頭数は横ばいで推移している。全体として飼育頭数が伸び悩む中で、オーガニックを訴求するフードや、健康寿命の延伸を目的としたプレミアムフード、高齢ペットが食べやすい柔らかいタイプのフード・スナックなど、商品が多様化することで市場の拡大傾向が続いている。 2.注目トピック ドッグスナック類~デンタルケア・オーラルケアの重要性 ドッグスナック類はコミュニケーションフードとして需要