急成長の陰で「けん」に何が起こっているのか? 2年前、あるグルメ雑誌の覆面調査企画で、ファミレス5社の比較記事が掲載されたことがある。その記事のステーキ部門とハンバーグ部門の両方で、著名な大手ファミレスをおさえて評価最上位にランク付けられていたのが、「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」であった。 2006年創業のエムグラントフードサービス社が運営するこのファミレスは、長い店舗名の通り、ステーキとハンバーグをメインに、食事を注文すると食べ放題のサラダバーが必ずつくというのが、基本的なメニューである。 雑誌記事が出た頃の店舗数はまだ首都圏を中心に30店前後、売上高は48億円だった。ところがわずか2年で急成長を遂げ、2011年度末でとんかつなど他業態も含め、売上見込みは225億円、創業以来オープンさせた店舗数は177店舗と、一大外食チェーンへと発展している。 実はこの2年間の急成長の一方で、
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