季節料理と酒の店「山食堂」の"みそ汁" 2020.02.26 連載 : 冬にぴったりのあったかレシピ 山食堂のみそ汁は、布海苔が全体にとろみをもたせ、シャッキリした小松菜やねぎ、汁を吸った庄内麸もだんだんとなじんで椀の中で一体となっていく。ゆっくり心と体にしみる味わいだ。 加熱と冷ましによって深まる味 煮干しと昆布のだしは、漉す必要がないのが楽チン。だしをひいた後に保存できるので、倍量でつくっておけば使いたいときすぐに使える。布海苔や庄内麸は乾物なので保存がきき、戻す必要もない便利な具。ただし布海苔を店頭で見つけるのは難しかった。「ふのり」でネット検索するといくつも出てくる。ボリュームがある味噌汁なので、これとご飯があれば昼食は満足。 山食堂のみそ汁のつくり方 味噌汁のだしは煮干しと昆布(中央)。味噌は2 種類(右)を混ぜる。具は4種類。東日本大震災の復興支援で出会った岩手の布海苔(左下)