スタッフや関係者も含めて累計来場者100万人目となった家族連れら=4月23日、大阪市此花区(柿平博文撮影) 開催中の2025年大阪・関西万博の来場者数の発表をめぐり困惑が広がっている。運営する日本国際博覧会協会は連日、来場者数を発表しているが、スタッフや報道関係者も含む人数を「来場者数」として発表しているためだ。交流サイト(SNS)上などでは「水増しだ」などと批判の声が上がる。 4月23日、万博会場では100万人来場記念セレモニーが開かれ、選ばれた来場者に記念品が手渡された。協会の石毛博行事務総長は「順調にスタートできた」と胸を張った。 しかし2日後の25日、メディアで「一般来場者数」が100万人を超えたと報じられた。なぜ異なる日に「100万人超え」となったのか。 協会は毎朝、前日の「来場者数」を発表している。しかし脇には「そのうちAD証入場者は~人」とただし書きがある。AD証とは、運営ス
