「#自殺募集」というツイッターのタグがニュースなどで話題になった直後、ここに自殺をやめさせようとするツイートが多く寄せられた。自分がこのタグを見た時、何百もリツイートされて上位に来ていた話題のツイートはどれも、そんななかの薄っぺらい説教に対する怒りだった。
「#自殺募集」というツイッターのタグがニュースなどで話題になった直後、ここに自殺をやめさせようとするツイートが多く寄せられた。自分がこのタグを見た時、何百もリツイートされて上位に来ていた話題のツイートはどれも、そんななかの薄っぺらい説教に対する怒りだった。
宮台真司が今年出した『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』という本のなかで、自分(鶴見済)の著作活動を概説するかのような記事を書いているが、それがとんでもない中傷的な捏造ばかりなのを発見した。ここにそれを指摘し、一刻も早い訂正を要求する(引用は同書p109から)。 その捏造を一言で言えば、こちらを「まるでオウム真理教のように」見せようと躍起になっている、と言えるが、問題はなぜ彼がそうするのか、だ。それについても後述している。 また、なぜ自分が90年代を通して「同じことの繰り返しの日常」論を展開していたのかも最後に書いている。 ではやや長くなるが、まずこの文から見てみよう。 ●「1980年代後半から始まる鶴見済の著作活動は、現実リセットのツールとして、最初はハルマゲドンを称揚し…」 ここまで醜い捏造が訂正されずに掲載されているのだから、他の記述の信憑性も推して知るべしだ。 自分が著作活動を
我々が今目にしているこれこそが、”ショック・ドクトリン”(どさくさ紛れの資本主義)に他ならない。 東京五輪を口実にした無駄な再開発と排除のすべてに反対する。 五輪をやるというなら、無用な施設の新設や改築、無用な道路や鉄道の整備、無用な海の埋め立て、野宿者の排除、無用な監視カメラの増設、過剰警備等々は一切なしでやってもらう。 こんなにモノが溢れているのに、さらにもっと作ることを喜んでいるなんて、頭がおかしいんじゃないのか?(下線筆者)。 何度でも言うが、いらないものを作って大企業を儲けさせ、カネを稼いで生きていくのはもうやめて、もっとエネルギーの無駄の少ない楽な生き方をするべきなのだ。「経済成長=大企業の儲け=幸せ」などというのは、もともと高度成長期だったら何とか通じたかもしれないまやかしだ。 なぜ経済成長主義では幸せになれないのかについては、最新刊『脱資本主義宣言』に詳しく書いているので、
●桑原茂一さんによるスペース、渋谷・ディクショナリー倶楽部で、トークイベントをやります。 第1部は鶴見が新刊『脱資本主義宣言』に即して、このクソな経済の仕組みが、我々の人生をどれだけ貧しくしているか、そしてその解決策を、本に書けなかったことを盛り込みながら話します。例えば、今も社会を牛耳る経済界のこと、「経済のため」主義による洗脳、消費と輸入漬けにされる我々とアジアの貧困・環境破壊の関係、誰にでもできる対抗手段、自然界とのつながり直し方、等々。編集者の大久保さんに、聞き手役をやってもらう予定。 そして第2部は、小川てつオさん、いちむらみさこさんと鶴見のトーク。 小川さんといちむらさんは、もう10年も都内の公園で暮らしています。そのカネに依存しない暮らしとはどういうものか、食べ物はどうしているのか、いいところと大変なところなど、あれこれ聞こうと思います。他にも、公園の生活からこっちの世界はど
今、この唯一の被爆国が必死になってやっているプロパガンダは、「放射能は安全だ」というものだ(!)。特にテレビでは、専門家や評論家が放射性物質など乳児以外の人にとっては、ほとんど「無害」であるかのように言っている(註1)。 作業員が原子炉の水の1万倍の放射線量を浴びても、医者は「普通のやけどの治療で回復する」と言う(註2)。 彼らはこれまでも、原発由来の放射能と癌の関係を否定して来た。そうやって被曝労働者の癌も切り捨ててきたのだから、当然とも言えるだろう。 思えば原発が壊れてから、電力会社の人間、政治家、学者・研究者がマスメディアに代わる代わる現れては、ずっと「このくらいなら安全」と言ってきた。 彼ら推進派(註3)が「安全です」と言い続けるのは、原発ができる前も、できた後も、事故を起こした時も、同じだった。安全どころか「原発はクリーン」だの「地球に優しい」とまで言ってきのだから、一貫している
今報道では、水道水のなかの放射性ヨウ素131の安全基準値は300ベクレルと言われている。が、WHOが定めた世界的なガイドラインでは、10ベクレルとなっている(註1)。 厚生労働省に問い合わせたところ、WHOの値は平常時のもので、今は事故が起きている時なので、(日本の)原子力安全委員会が定めた(註2)300ベクレルを使っている、という納得のいかないものだった。 要するに基準値やガイドラインというのはある程度恣意的なもので、東京で検出された値でさえすでに基準を超えているとも言えるわけだ。 原発を推進してきた人たちは当然、「こんなの大したことじゃない、大人しくしていろ」と言いたいだろうが、それは我々のためを思って言っているわけではない。 自衛のためのとろろ昆布にも、いい加減飽きてきた。 (註1)WHO飲料水水質ガイドライン 203ページ (ヨウ素の元素記号は“I”) (註2)「原子力施設等の防災
避難していた大阪から帰ってきた。大阪では、毎日のように友人・知人に会ったり連絡を取ったりしていた。驚くほどたくさんの知人が、西日本に避難していることを知った。内輪での大体一致した意見は、「危険な状態は変わっていない」ということだった。 水道水や雨から放射性物質が検出されているのに、安全性ばかりが強調されているのには腹が立つ(註1)。 けれどももっと腹が立つのは、つい2週間前まで国をあげて原発を推進してきたことが、まったく反省されていないことだ。推進してきたのは、まず原発で商売してきた“大企業”、特に電力会社と電機メーカー3社(東芝、日立、三菱重工)(註2)。“官僚”、特に経済産業省エネルギー庁。“政治家”、特に自民党、民主党(註3)。御用学者たち。そして大新聞をはじめとするマスコミだ。 彼らは少なくともチェルノブイリ以降、この地震の多い列島でこんなにたくさんの原発はありえない、と散々言われ
大変な被災をしている人がいるのに、原発のことばかりでなんだが、これはこれで極めて重大なことなので、共有したほうがいいと思う情報を。 心配が増すようなものばかりになってしまっているが、パニックになったら困る、などと言って安全性ばかり強調したり、知らせないようなことがあるなら、それはフェアじゃないので(人々をナメている)。 とりあえず放射性物質を吸い込まないこと、雨に濡れないことは誰にでもできる対策。弱い放射線しか検出されなくても、放射性物質が体内に入った場合は話が別だそうだ。 福島原発の危機について私たちは考えます (原子力資料情報室) (「原発から距離を置くのが最も有効な手段」とされている) もしも大事故が起こったら (原子力資料情報室) 放射能から身を守るために (よくわかる原子力HP) 東京都日野市での今日の放射線量測定値 (ナチュラル研究所) (今日の12時頃ぐんと上がった後下がって
ニュースでは大丈夫そうなことを言っているが、そう思っている人もいるまい。震災自体が地獄だが、原発のほうもずっと、地獄まで首の皮一枚の状態だ。 炉心溶融寸前が3機もあり、そのうち2機が水素爆発を起こしてるだなんて、もう言葉がない。 震災だって悪いことばかりではないと思いたい。ある意味、「もうひとつの/こうじゃない世界」を垣間見せてくれている。 もし無事に普通の状態に戻れたら、こういうふうに助け合いながら、停電はあってもいいから原発のない社会に、工場は止まってもいいから、エネルギーを浪費してまで成長を目指さない社会にしていけばいい。そう思える。 とりあえず自分も節電するので、飲料自販機のコンセントを抜いてもらって(註)、ネオンサインを消してもらおう。 (註)国内の清涼飲料の自販機260万台が使う電気は、原発1基分の発電量になる。 ⇒缶ジュースに見る消費社会の問題 自動販売機という無駄 (参考
原発のニュースを見ていると、まるでジェットコースターに乗っているようだ。 原子炉本体が爆発していないなら、こんなにありがたいことはないが、ではあの爆発は何だったんだ!? 災害はどの施設も同じように受けた。なのに原発だけが、ここまで危険になりうる。 いつかこの事態が落ち着いた時、原発の計画を180度見直すことができないようなら、それでも「理想論ではなく現実的には原発は不可欠」などという言葉にだまされ続けるなら、ここまでの目にあってもまだ原発とそれを推進してきた連中に怒れないなら、もうこの国の国民はおしまいだ。 と思いながら、晩飯にはとろろ昆布の味噌汁を飲んだ。 ───────────────────────────────── (爆発映像)Japan earthquake: Footage of blast at nuclear plant (BBC) なんでここで、海外のニュースを紹介しな
山口県上関町で、中国電力が何百人もの警備員を集めて原発の工事を始めてから、もう5日目になる。祝島の人たちが30年も反対・阻止してきた工事だ。全国から集まった大勢の人が、激しい抗議を行なっている。 ⇒ 虹のカヤック隊 祝島島民の会blog 毎日Uストリームで中継もされている。 ⇒ 満月TV 上関、沖縄・高江、アメリカ大使館前と、同時にあまりにも腐ったことが起きてしまい、若者たちに見せるのも恥ずかしいが、残念ながらこれが現時点でのこの国の姿であり、今後変えていく以外にない(註)。 そして、1月に素人の乱12号店でやった、「原発どうする?」というイベントで話した映像がアップされた。 「原発どうする?」(鶴見済氏1) (2) (計約24分) 以下は、聞きながらでないとわかりにくいが、その時に配ったレジュメ。 1.なぜ原発は推進されるのか? ・経済産業省資源エネルギー庁の「エネルギー基本計画」(2
3月の居場所は、毎年苦しい選択を強いられる。暖かい日に外でやりたいけれども、遅らせるほど花見の全盛期に近づいてしまう。花見全盛の代々木公園は人が多すぎて、見つけることができないどころか、スマホすらつながらないので、会が成り立たない。そこで一週早めることにするけれども、今度は寒すぎの危険が出てくるし、そもそも春一番が強すぎて始められなかった年もあった。 というわけで今年も苦渋の選択で23日とし、低温・強風の場合も雨天のように翌日に延期することにします。そしてめちゃ混みの桜の下は避けます。「そこそこ混んでる花見会場」くらいの場所になるでしょう。仮に昼がポカポカでも夕方は急激に寒くなるので、場所は必ず日なたに取ります。油断せず防寒対策してきてください。花見開催5年やって、ようやくこのくらいの加減がわかってきました。そんなに難しければ別の場所でやればいいのに、それでもやっぱり中でやるよりは花見に便
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