通販会社「夢グループ」の元部長らが同社に計約3700万円の損害を与えて背任容疑で逮捕された事件で、元社員がその内幕を明かした。 23日に逮捕されたのは元部長の川崎淳史容疑者とイベント会社「ワイルドワン」社長の沖山守両容疑者。逮捕容疑は川崎容疑者が夢グループ社員だった2019年12月~21年12月ごろ、数十回にわたり、広告代理店から広告費として夢グループに支払われる代金の一部をワイルドワン名義の口座に振り込ませ、計約3700万円の損害を与えた疑い。同様の手口は18年から行われており、昨年4月までの間に送金された額は1億3000万にものぼるという情報もある。不正に得た代金は遊興費や高級車の購入にあてたという。 元社員がこう耳打ちする。 「川崎容疑者は、バレないように口止め工作をやっていたのです。広告費を沖山の会社にも流すには、当然書類が2通り必要になる。他の社員にバレないわけがないんですが、川