ロースコアの苦しい展開を耐えてつかんだ勝利 第94回天皇杯、千葉ジェッツと栃木ブレックスの決勝は、延長戦にもつれる熱戦を千葉が制し、大会3連覇を成し遂げた。 それでも千葉にとっては、試合序盤から苦しい展開が長く続いた。司令塔にしてスコアラーの富樫勇樹が栃木のタフなディフェンスにアタックを封じられ、シュートを打つ機会もなかなか得られない状況、第4クォーターの40分間でフィールドゴール7本中成功ゼロの無得点と沈黙。アシスト10でチームに貢献してはいたが、シュートが入らないとドライブからパスの展開も威力が半減し、千葉にとっては大きなブレーキとなっていた。 ライアン・ロシターとジェフ・ギブスにゴール下を支配されて栃木に先行を許し、ギブスの守備範囲の外、ミドルレンジからジョシュ・ダンカンのジャンプシュートで何とか付いていく状況。1桁のビハインドで推移してはいても、ロースコアの展開は栃木の得意とすると