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ブックマーク / kokokubeta.livedoor.biz (25)

  • 広告β:社長と工場

    ブログ「創造と環境」の著者であり、新刊「クルマの広告」を出された西尾忠久さんと、年末に事をご一緒する機会をいただいた。有意義な話をたくさん聞くことができたので、いくつかをここで紹介したい。 西尾さんはコピーライターとして、DDBというアメリカの有名な広告会社に取材を申し込みにいったのだけれど、そこでのエピソード。DDBのバーンバックさんという人にアポイントを取りたいのだけれども、元々知り合いではないし、当時はEメールがない。そこで手紙を送るのだけれども、手紙に記念切手を貼るのがポイントだという。 秘書というのは(多くの手紙を開封しているので)切手コレクターが多い。だから、珍しい切手を貼って送れば開封率があがるし、「この人はいい人だ」という印象を持ってもらえる。手紙はもちろんバーンバックさんに送っているわけだけれど、ポイントは秘書を通過できるかどうか。そこで、秘書に好感を持ってもらうた

  • 広告β:広告が環境に溶けていく日

    しばらく前から自分はゲームについてのを読みあさっている。それは私がゲーマーであるからではなく、何となくこれからの広告の道を示唆する何かがゲームというものに潜んでいると考えていたからだ。もちろんそれはテレビゲームの中に企業名を仕込むとか、そういうことではない(いわゆるゲーム内広告)。もっと大きなところで、広告のメッセージ構造の転換があると考えている。 とても示唆的な言葉が斉藤由多加氏の著書「ハンバーガーを待つ3分間の値段」に書かれていたので、長いけれども抜粋する。 ゲームの企画者の意志やメッセージはどこに表現されているのでしょうか。それは、実は、「枠組み」そのものに込められているのです。(中略)『シムシティー』というゲームはシミュレーションのお手というべき名作です。(中略)悪化した住環境を改善するには・・・?その答えは「公園を作ってやる」ことです。(中略)このゲームのプレイヤー達はや

    gatya45
    gatya45 2008/05/07
  • 広告β:意志決定の謎

    意志決定には、謎があると思う。 国家の意思決定といえば、政治が思いつく。 政治は意志決定の連続であるが、私の目から見ると、 「いったいなんでそんなことになるのか?」「この人達はおかしいのか?」 そんな決定を見ることも珍しくない。どうなっているのか? 頭がおかしいのだろうか?そんなことはないだろう。 クライアントのところへいく。クライアントも意志決定をしている。 とんでもないオリエンペーパーを渡されることがある。 なにこれ?一ヶ月かけて、これって・・・何も決まってないのでは? 迅速に意志決定の検討をする・・って何も言っていないのでは? クライアントは頭の弱い人なのか?そんなことはない。 意志決定には謎がある。外部から見ると、悪魔的な力が働いて、 どうみてもおかしい、変な意志決定が出力されているように見える。 おそらく、悪徳祈祷師がいるのだろう。 もしくは、古代中国

  • 広告β:「生活者」とは何だったのか

    マーケティングの基フレームに「3C」というものがある。 Company(自社)、Competitor(競合)、Consumer(消費者)。 もし自分がそれを書き換えて良いならば、 ここにあとふたつの「C」を加えてみたい。 ひとつは、コミュニケーション(Communication)。 もうひとつは、コミットメント(Commitment)。 どちらも、買った後に、消費者が広げていく世界のことだ。 この二つのCを失いつつある典型的な例がある。 自動車におけるジャンル、「スポーツカー」。 スポーツカーが若者に人気だった頃、それはコミュニケーションを生んでいた。 それについて男子が語り合った。それはナンパの道具にもなった。 スポーツカーが若者に人気だった頃、それはコミットメントを生んでいた。 マニュアルシフトを操ること。エンジンルームを開ければ、その仕組みがわかること。

  • 広告β:「いい質問」について考える

    プレゼンや講演では、終わった後に質疑応答があったりする。 聞く側として参加したとき、質疑応答になると私は黙っていることが多い。 あまり質問が思いつかないためだが、なんだか所在ない気分になる。 聞くだけ聞いて、何も質問せず帰るのが、ちょっと申し訳ない。 思わずうなってしまうような、いい質問をする人がいる。 彼らはなぜ、いい質問ができるのだろうか。 いい質問ができる人は優秀、なイメージが自分の中にある。 いい質問はどうやって生み出せばいいのだろうか。 いい質問とはどういうものか、という分類はよく見かけるのだが、 実際どのように生み出せばいいのか、はよくわからなかった。 なのだが、最近、いい質問をするための方法がわかった気がする。 といっても特別な方法があるわけではなく、態度の問題だと感じた。 プレゼンや講演を聞きながら、その内容を頭の中で現実に適用したり、 「すると、

  • 広告β:遠さが近さのために、近さが遠さのために

    実家に帰省したりしてひさしぶりに東京を歩いたら、人混みにとまどった。 とくにとまどうのは、渋谷の交差点である。あまりに、人、人、人。 どうやったらあんなに人がたくさんいて、ぶつからずに歩けるのか。 自分で歩いておきながら、まさしく奇跡であると思う。 帰省し、クルマを運転してまた思った。こんどは高速道路。 常識を大きく外れたスピードで、鉄の塊が飛び交っている。 なぜ、私はカーブにつっこんだり、ほかのクルマと接触しないのだろうか。 ところで、何人かで打ち合わせをしていて、混乱してしまうときがある。 みんなが、いろいろなことを言う。それぞれの意見を解釈して、どうしたら うまくいくものか・・・そもそも理解するので精一杯になることがある。 手慣れた先輩が、かんたんに議論をまとめていくのを見て、驚愕する。 結局、遠くを見ると、なぜだか自然に歩くことができる。 高速道路の運転のコ

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    gatya45 2007/11/27
  • 広告β:Googleは広告枠の物理的な制限を超えられるか

    ついにやるようです。Google。 米Googleは今週、同社のWebサイト上で企業が50種以上の日刊紙に出稿できるようにする計画だ。オフラインメディアの広告仲介事業を拡大する取り組みとなる。 3カ月のテストの間、100社を超えるGoogle広告主は、New York Times、Washington Post、Boston Globe、Philadelphia Inquirerなどの新聞の広告スペースに入札できる。これは、Googleのシステムを介してオンライン広告を購入している多数の企業が、簡単に印刷メディアの広告を開始あるいは増加できるようにすることを目指している。新聞社幹部らは、難局にある新聞業界にとって新たな収益のチャンスだと歓迎している。(IT media) 直感的に疑問に思うところがあります。 まず、メディア側からの視点で見てみます。 新聞広告というのは物理的に限り

  • 広告β:イノベーションの4つの条件(メモ)

    なんか今、日だとイノベーションによって成長するみたいなことが言われてるとか。 イノベーションといえば、マーケ関連の人たちならそれで3杯飯がえるくらいの 議論ネタなわけで、個人的にもいろいろ関連のを読んでみた。 いまのところ「メディチ・インパクト」というが一番面白かった気がするけれど、 ちょっと、個人的に今まで考えてきたことをメモがてらいったんまとめてみる。 いまのところ、イノベーションの条件としては4つくらいにまとめてある。 ○洞察力 イノベーションの出発点。 問題解決というよりも、問題発見能力に近いと思う。 いままで誰も疑っていなかった側面に目をつけて、問題を発見する力。 たとえばウォークマンの場合なら、「(音楽は家で鑑賞するものとされているが、) なんで持ち歩いて音楽を聴くことは出来なんだろうか?」みたいなことだろう。 ニュートンの重力発見と同じような原

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    gatya45 2007/09/12
    洞察力 技術編集能力 実行力 防衛力
  • 広告β:うはー夢がひろがりんぐ?

    作っても作っても売れなくて、需要創造型マーケティングが叫ばれて久しいけれど、 現実にはいろいろ作ってみても売れなかったりして、やはり難しい。 iPodとかWiiとかDSとかが売れるのはなんでだろう。 あと、いまだに売れ続けてるブランド品も。 その辺を考えてみた。 要はお客さんが「うはー夢がひろがりんぐ」と思ってくれるかどうかなんだろうけれども、 その夢とちゃんと商品があっているかどうか、コミュニケーションがあっているかどうか 判断するのがこれまた難しい。 iPodとかiPhoneとか目指すのはいいけれども、単に新しいだけで みんなの夢がひろがりんぐにならない例はたくさんある。どうすればいいのやら。 で、「うはー夢が(略」がどういう構造なのかな、とちょっと考えてみたのだけれど、 どうやら2つに分解できそうなのだ。(もっとあるかも) (1)私にふさわしい。うはー(略

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    gatya45 2007/09/12
    (1)私にふさわしい。うはー(略 (2)生活が変わるかも。うはー(略
  • 広告β:マーケティングのセレンディピティ

    Amazonに「OTAKUストア」というのができています。 まあ、内容は確かにそれっぽい感じですが、いわゆる「おたく」の人たちは 「OTAKUストア」で買い物をすることをどう思うのでしょう? たとえば「若者向け」と銘打った商品を、若い人たちは使いたいのかどうか。 マーケティングでは一般的に、ターゲットというものを定めるもので、 「こういう人たち向け」みたいなモノを設定したりするのですが、実際には そういう人たちではなく、別の人たちに受け入れられたりすることもあります。 ブリーズ・ライトという製品があります。 もともとはスポーツ選手のために、鼻孔を膨らませて呼吸を助ける商品として 開発されましたが、結果としていびき改善に受け入れられている事に気づいて いまではそれを前面に出して販売しています。(もしかしたら順番が逆かも。) ほかにも一時期、Dragon Ashがファッシ

    gatya45
    gatya45 2007/09/12
    想定外の人たちに、想定外の目的で、想定外の使われ方をしていることがあるということを考えれば、そういうものをきちんと発見できる回路を作っておくことが重要かもしれません。
  • 広告β:日本にいると見えないこと

    Interbrandというところが、「Best Global Brand 2006」というのを発表しています。 ■(pdf)Interbrand−Best Global Brand 2006 ベスト10を抜き出してみましょう。 1 Coca-Cola 2 Microsoft 3 IBM 4 GE 5 Intel 6 Nokia 7 Toyota 8 Disney 9 McDonald’s 10 Mercedes 上位にある日企業としては、トヨタ(7位)、ホンダ(19位)、ソニー(26位)、キヤノン(35位)、 任天堂(51位)、パナソニック(77位)、日産(90位)、レクサス(92位)というところ。 で、ちょっと話は変わりますが、最近「PRADA携帯」というのが出ました。 iPhone(アップルのほう)にも似た大型液晶+スリム筐体で、日では使えないですが

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    gatya45 2007/09/12
    ブランド トヨタ マクドナルド コカコーラ
  • 広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

    ブログ不在時に色々見聞きして、感じたことをつらつらと。(てか、長い) 男同士で話していると、女性の話し方に対する愚痴が出ることがある。 (彼女らは)長々と、愚痴っぽくしゃべる。時系列に沿い長々と、ときおり脱線を繰り返す。 ズバっと解決案を示そうものなら、かえって嫌われる。 それが君のお望みじゃないのかい?なんてこったい。 会社に、「コミュニケーションルーム」というのがある。 事実、最近のオフィスデザインの流行は、コミュニケーションの誘発だ。 自然と異なる部署の人が出会うように、動線を工夫したり、イームズのソファを置いたり。 おもちゃを置いているところだってある。カラフルな模様がかわいらしい。 でも、うちの会社の「コミュニケーションルーム」は、今日もガラガラだ。 先日、合コンを久しぶりにやった。 合コンというと必ず問題になるのが、最初の気まずさだ。 まあ、お酒がまわっ

  • 広告β:常識の作法、ブログ

    HPの未来2012年PCコンセプトが出ていた。形容詞が「スリーク」とある。 つるつる、ピカピカしたデザイン。iPodの進化形みたいに見える。 つるつるピカピカしたスリークなデザインは、なぜ未来的に見えるのだろう。 手元を確認しなくても使えるダイヤル式インターフェースは便利だけど、 未来的発想から言うとデコボコしているのでだめなんだろうか。 デザインのことを思うとき、いつも思い出すことがある。 子供のころに読んだ何かに出ていた、未来都市のことだ。 白くて丸くて、木みたいに上部が膨らんだ形状の住宅。 タイヤのない、浮かんだ自動車。タッチすれば認証されて開くドア。 いつになったらそういう未来が当に来るのだろうか? でも同時に、そういう未来である必要はないともいえる。 私が見た未来は、1980年代当時の想像力なわけだから。 自動車では、空気抵抗の関連なのか、長いことニュー

  • 広告β:最後の一歩は、相手に踏んでもらう

    職人のような、自分の仕事に対して自負の大きい(プライドの高い)人に対しては、 「こうしろ」的な指示がうまくいかない場合が多いという。 その人はそれでどうするのかというと、相手に「ほのめかす」のだそうだ。 8割くらいのヒントを出し、あとはその人が発見する(した)ように操作するという。 そうすることで、相手は自分で発見したのだと感じ、プライドを害することも あまりないということだ。 そのぐらいの絶妙なヒント出しというか、アシストの技術というものが重要だという。 それなりに一般的な手法かとは思うが、広告でもよく、その手法が使われる。 ひとつの例として、CAPE TIMESという新聞社の広告を挙げる。 「前日」(ニテンイチリュウさんより) 歴史的な大事件の、前日の様子を写した、何の変哲もない一枚の写真。 コピーは隅に小さく、「世界は一日で変わりうる。毎日の綿密なニュースを見逃

  • 広告β:法人向けはオヤジから

    Microsoft Officeは高い。あまりの高さに、暴動を起こしたくなるくらい高い。 仕事の関係上、自宅のパソコンにもOfficeを入れてあるのだけれど、 その暴力的な高さにうんざりする。自腹なのに。 どうやらこれらのOffice製品は、販売額の半分以上が利益になっているようで、 こりゃあうらやましいというのが正直なところ。それに比べればTVCMなんぞ よくても媒体費の15%くらいまでしかいかず、かわいく見えてしまう。 で、世の中にはフリー系のOffice製品がいくつかあって、今ではMS Officeとも 互換性が高いはずなのに、なぜに普及しないのかということを考えるに、やはり BtoB独特の慣習とフリーソフトの特性がうまくかみあっていないのだろうなと思う。 Officeのような、互換性がモノをいう商品においては、主要な大企業で 採用されるかどうかが命運を決めるとい

  • 広告β:プレゼンにおけるAjaxメソッド

    プレゼンは事前にしっかり資料を読んでおいて、準備をしておくことが 重要なことはいろんなところで言われていることで、間違いありません。 しかし、それでも番では詰まってしまったりするものです。 それに、プレゼンのリハーサルのための時間もあまり持てなかったりします。 そんな人に強くオススメしたい方法があります。 自分の手持ち資料だけは、ページを4分割印刷することです。 これは、印刷時の設定で変更できます。 プレゼンがうまく流れない理由のひとつとして、ページの間をうまく つなげないということがあります。しゃべりながら、ぺラッと一枚めくって、 「(えーと、このスライドは・・・)」と考える時間ができてしまいます。 あらかじめ分割して手持ちの資料を印刷してあると、次のスライドが 見えているので、ページ間のしゃべりをスムーズにできます。 次のスライドをチラ見しながら、そこにうまく

  • 広告β:語り部と胴元―物語ルールのクリエイティビティ対決

    RPGというゲームは、何らかのメッセージを伝えているだろうか。 個人的な経験から言うと、そうであるともいえるし、そうでないとも思う。 勇者がモンスターを倒し、お姫様を救うという物語があるとすれば、 これは勧善懲悪的なメッセージにつながるのかもしれない。 その一方で、弱いところから出発して、戦闘を重ねて強くなり、パーティを組む ルールがゲームにあるならば、そこから成長や協力を読み取ることもできる。 RPGにおいてメッセージ性を持たせる要素は、上述したような 物語要素とルール要素の絡み合いがもたらしていると考えられる。 私の属するようなオールド系広告会社というのは、仕事の半分以上を 「どういうメッセージを伝えるか」「メッセージを効果的にどう伝えるか」に割いている。 いわば、企業なり商品なりのよさを伝える、語り部としての機能である。 うまく物語をつむぐことによって、特定のメ

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    gatya45 2007/09/12
  • 広告β:Thinkpadの後釜市場

    IBMのThinkpadがLenovo製に変わって、2年半ほどが経つ。 そろそろ、IBM製だった最後のThinkpadを購入したユーザーたちが、 買い替えのタイミングに近づいていると思う。 最近のパソコンの買い替えサイクルは伸び、5年近くになっているが、 彼らが次に何を買うのかによって、日におけるLenovoの運命は決まりそうだ。 2010年には、現在のThinkpadに貼ってある「IBMロゴ」もライセンスが切れる。 タイミングを見計らっていたのか、Lenovoが最近になってキャンペーンを開始した。 Thinkpadファンのこだわりに火をつけるため、技術オリエンテッドなロマンを メッセージの中心においている。 「最高のPCは、最高のエンジニアからしか生まれない」とのこと。 Lenovoは、ある意味正面突破で中国産的イメージを払拭にかかっている。 ・・・と、そんなとこ

  • 広告β:トヨタがCMをやめない理由とか雑考

    ある女の子が、意中の男の子に告白するときに、 みんなの前でするべきか、体育館の裏で一対一でするべきか。 状況によってとるべき戦略は異なるような気がする。 両思いだったらどっちでもいいような気がするけれど、 相手の男の子が恥ずかしがり屋だったら体育館の裏だろうか。 逆に、牽制したいライバルがいるなら、あえてみんなの前でして 既成事実を作ってしまったほうがいいのかも。 男の子が優柔不断だった場合、周りの男の子(女の子)の力を 借りたいから、みんなの前で告白して追い詰めてく感じでもよいか。 その男の子が、強い意志を持っていて、プライドが高かったら、 周りの影響を嫌がるから、直接一対一のほうがいいだろう。 なんてなんて。中高生でもないのにそんな議論をしてもしょうがない。 トヨタがなぜ今でもTVCMの絨毯爆撃をしているのか考えてたのだが、 そこにはやはりある程度の合理性があ

  • 広告β:濃さで階段を作らないとWeb施策が育たない

    ネット施策でいつも、どうしたものかと思うことがあるのだが、 一見さんだらけの店にするか、常連さんだらけの店にするかということ。 アクセスとか、コンバージョンとか見ているのだけれど、 テレビとかから半ば無理やり誘引をかけると、一見さんだらけの店になる。 ネットでこっそり始めて、最適化を繰り返すと、常連さんだらけの店になる。 どっちもそれなりに悲しい面はあって、一見さんだらけの店は持続性がない。 常連さんだらけの店はどんどん濃くなっていって、ボリュームが縮小するか、固定する。 で、いま思っているのは、「一見さんに優しくレクチャーしてくれる常連さん」みたいな 人をどうやって集めたり、育てたりするのか?ということである。 理想形はわかっている。基、常連さんにとって居心地のいい店にしておきながら、 その常連さんがたまには一見さんを連れてきてくれて、親切に一見さんに教えてくれる。