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ブックマーク / rento.hatenadiary.org (5)

  • なぜ学校を休ませない - rentoの日記

    群馬県桐生市の小学6年生、上村明子さんがいじめを苦に自殺した事件が、まだ尾を引いている。学校長が、その子の親を訪問したというが、いじめの報告については何も語らなかったという。 こういう痛ましい事件が報道されるたびに思うのだが、いじめられているという訴えがあったとき、なぜ、親は、あるいは周囲は、登校を止めさせなかったのか。たとえささいないじめでも、子供にとっては、たいへんな苦痛だろうし、そうしたいじめがある限り、子供を休ませるという、ごく常識的な判断を、なぜ、親も、周囲もできなかったのか。 べつに子供を自殺で失った親を責めるつもりはまったくない。責められるべきは、いじめをしていた子供たちであり、彼らは衝動的にせよ、意図的にせよ、あるいは習慣的にせよ、いじめに加わった以上、最低の人間、あるいは人間以下の存在であり、いじめの加害者は、それこそ、考えられるあらゆる過酷な刑罰を与えられてしかるべき、

    なぜ学校を休ませない - rentoの日記
    gauqui
    gauqui 2010/11/04
    『なぜ学校を休ませない』願い事に学校がなくなるように、と書いていたと新聞にありましたが、子どもには休む(み続ける)という選択肢はみえないんですね
  • 命の値段(タナトスの文化) - rentoの日記

    ホリプロ50周年映画『インシテミル』(中田秀夫監督)は、豪華俳優陣の共演による映画とはいえ、あるいはそれゆえにか、あまり評判はよくないようだが、しかし、予想通りの映画で(ものすごく期待値が高いわけではないかったので)、じゅうぶんに楽しめた。 不評のひとつは、もちろん複雑な原作を単純化したことから(登場人物の数からして違うらしい−−原作は読んでいないのだが)、つじつまがあわなかったり、説明不足、そしてつっこみどころが多いからからということのようだ*1。 たしかに、タイトルの「インシテミル」からして、映画のなかでは説明はない。原作を読めということなのか(まあ観客が自由に考えろということなのだろうが)。あるいは、このゲームは、殺し合いのところもふくめ、すべてリアルタイムでネット上に配信され、携帯の画面でそれをみることができるというのは、まあリアルTV(アメリカテレビで流行ったビッグ・ブラザーの

    命の値段(タナトスの文化) - rentoの日記
    gauqui
    gauqui 2010/11/04
    インシテミル
  • ドリアン・グレイの肖像 - rentoの日記

    7日火曜日の夜9時ちょっと前からはじまるテレビ東京の『開運なんでも鑑定団』に森鴎外の自筆原稿が出され、数枚の原稿に90万円という高値がついていた。 それはそれでいいのだが、問題は、森鴎外についての紹介。たまたま出品されたのが医学関係の雑誌にのった論文で、相手を批判するという内容だったので、森鴎外と論争という点に絞って短く簡潔に紹介していた。坪内逍遥との没理想論争を紹介したあと、つぎに有名な脚気論争を紹介。脚気病原菌説を展開した森鴎外は、脚気問題に対する対応が遅れて多くの病死者を出した日清・日露戦争の責任の一端を負っているはずである。しかしテレビ東京では脚気についてビタミンB1欠乏説は、その後、発見されたので、鴎外の責任はないかのように暗示。 こうした紹介は、ある意味、森鴎外の暗部に触れ興味深いものだが、なぜそうなったのかというと、出品された直筆原稿(『衛生療病志』という雑誌に掲載されたもの

    ドリアン・グレイの肖像 - rentoの日記
  • "Dulce et decorum est pro patria mori" Q goes to war『キャタピラー』1 - rentoの日記

    0 タイトルはローマの詩人ホラティウスの有名な一句で、意味は、英語ではIt is sweet and proper to die for one's country.などと訳されることが多く、「お国のために死ぬことは、甘美で適切なこと」という意味*1。 この一句は、また映画『ジョニーは戦場へ行った』Johnny Got His Gun(1971)の最後にも引用される。ちなみに映画英語のタイトルは、原作の小説と同じで、直訳すれば『ジョニーは銃を取った』だが、日語では『ジョニーは戦場へ行った』となった。今回のタイトルは、日語のタイトルにあわせて、Q goes to war.とした(went to warのほうが正確かもしれないが、goes to warという表現はよく使うので、こちらにした)。 Qとは何か。久蔵のことである。 1 若松孝二監督『キャタピラー』(2010)は衝撃的な作品であ

    "Dulce et decorum est pro patria mori" Q goes to war『キャタピラー』1 - rentoの日記
  • 支配からの解放/解放からの支配1 - rentoの日記

    たとえば、なんらかの集団が、特定の人間、あるいは、特定のひとにぎりの人間なり集団によって支配されていたら、まあ牛耳られていたとしよう。当然、そのゆがんだ支配・被支配関係から脱却し、集団を解放しようと立ち上がる個人なり集団がいてもおかしくない。 それはそれでよい。専制支配とか、独裁体制とか、植民地体制とか、そうした支配からの解放をめざす運動が、しかし、解放者集団として歓迎されるのではなく、ひややかに迎え入れらたとしたら。さらにいえば、解放などされたくないという被抑圧集団が出てきたとしたら。それは解放者が、その善意と栄光の仮面の下に、いまひとりの独裁的支配者(支配者集団)を隠し持っていることを、見抜かれたからであろう。 解放の名のものとで行われる戦いは、真の解放をもたらすどころか、新たな支配・抑圧体制をつくってしまう。もちろん、どんな場合でも、そうなるとは限らないとしても、解放者が、解放者とい

    支配からの解放/解放からの支配1 - rentoの日記
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