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ブックマーク / yorip.hatenadiary.org (6)

  • 人間と会話するロボットの要素技術 - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    コミュニケーションロボットは数あれど,会話ができるものとなるとそれほど多くはない.その理由として,認識機能が十分でないことがあげられる. 会話に必要な機能として,必要最低限には音声認識機能と,音声合成機能がある. 音声合成に関しては,人間と変わらないところまでいっていると思う.ボーカロイドなど. ただ,音声認識に関しては,まだまだだと言える.Google音声認識の精度が話題になったが,基的に音声認識は静かな場所で,1人で使うことを前提としているため,人が生活している空間で使うことは難しい. 技術的には,音声をテキストに変換し,自然言語処理により言葉の意味を理解することができるところまではいっている,と思う. 古くは,テキストだけをもとに人間と対話する人工無脳のELIZAが始まりだったが,テキストを音声にするだけでものすごい困難が伴う. ELIZAが精神科医をもとにしてあるが,ロボットとな

    人間と会話するロボットの要素技術 - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
  • 「なぜミクロスはスネ夫並みの知能なのか」 - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    ミクロスとは,ドラえもんの映画ののび太と鉄人兵団に出てくるスネ夫並みの知能を持ったロボット.なぜスネ夫並みなのかというと,スネ夫が色々と教えているが,スネ夫を越えることはない.ここで,スネ夫並みというのが,高いのか,低いのかがよくわからないが,劇中のスネ夫のセリフを見ていると,実に知的だと思える.スネ夫は常に正論しか言っていないにもかかわらず,脇役なのが悲しい. これからのロボットは 人間の鏡像であり 思いやりの心を持ったロボットの実現を目指す そしてロボットを使うことでユートピアを作る 3つを考えていくことだと聞いた. ・物体としてのロボット 質量(瀬名「希望」) 皮膚の質感(鉄腕アトム) ・ロボットがまとうものがたり,キャラ付け 製作者の顔が見えるか(こだわり,見所) 既存の物語を借用(HRP-2 ,HRP-4C) 成長過程 ・自己との重ね合わさり

    「なぜミクロスはスネ夫並みの知能なのか」 - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
  • 「幼児教育現場におけるソーシャルロボット研究とその応用」のまとめ - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    ◯研究背景 ソーシャルロボットの研究目的には2つの方向性がある。一つは人間を支援するロボット技術開発に知見をつなげようとする(工学的有用性)ことと、人間を知るための手段として用いようとする(科学的学術性)ことである。 ◯問題点・目的 ロボットを用いて教育支援をしたいと思っていたものの具体的にどのような技術を用いてどのような場面を対象とするかについて判断しにくい いかにして人間を長く引きつけることのできるロボットを作れるか ◯提案手法 (1) 保育所での探索的研究 ロボットが他の玩具とは異なる扱われ方をしたこと。子どもたちの世話欲をかきたてるようなロボットの振る舞いは、子どもたちの興味を長期間引きつける。 (2) ケアレシーバー型ロボットを用いた子どもの学習支援 RUBIと名付けられたロボットの胸部スクリーンに単語と画像提示と共に音声発話したところ、ロボットなしの場合と比べて有意に未知語獲得

    「幼児教育現場におけるソーシャルロボット研究とその応用」のまとめ - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
  • 「コミュニケーションするロボットは創れるか」のレビュー - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    いままでに開発されてきたロボットに足りないもの、それは「自律性」であると説き、どうロボットにそれを持たせるかをテーマに説明していく。 初めに知識についての人工知能的な方法論について語るが、そこでは「国語辞典の罠」と呼ばれるトートロジーに陥る。 そのため、ロボットが環境との相互作用によって、意味を獲得していく方法が必要だとしている。 飽きられてしまうロボットの例にAIBOがあがっているが、AIBOは設計者が作成したパターンを使用者がダウンロードして使うだけなので、ロボットは成長するものの、違和感があるという。 飽きられるロボットと飽きられないロボットの違いとして、「自律知」と「道具知」があり、ロボットに何か頼みごとをしそれをロボットが音声認識してタスクを実行した、というだけでは面白さが感じられず飽きる。自律知を持ったロボットなら使用者の予想できない動きをするので飽きない。それにより、ペットロ

    「コミュニケーションするロボットは創れるか」のレビュー - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
  • 論文のまとめ(ロボット演劇) - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    ロボット学会誌Vol.29, No.1, pp.35-38,2011のロボット演劇(著者石黒浩、平田オリザ)のまとめです。 ◯研究背景 様々なヒューマノイドロボットが開発され、それらを用いたコミュニケーションの研究が盛んに行われている 人の特徴的な動きを模倣することで、非言語コミュニケーションの重要性が徐々に明らかになってきた。 ◯問題点 どのようなロボットの仕草が、人間に取って心地良く、自然と感じることができるかについては、まだ知見は十分ではない ロボット研究の可能性を示すのに、実験室で特定の機能を検証する場合、なかなか伝わらず、期待と現実のギャップがロボットの普及の障害になりかねない。 汎用的な機能開発が中心であったが、機能が制限されていたため、一般の人々のロボットに対する期待に応えられなかった。 ◯目的 ロボット開発における新しい方法論を模索すること、 ロボットの基機能に対するこだ

    論文のまとめ(ロボット演劇) - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
  • 「基礎情報学」のレビュー - 人と一緒に生活するロボットは創れるか

    「コミュニケーションするロボットは創れるか」を読み、その著者が感動したという基礎情報学を読んだので、ここでその感想をしたためておく。 情報とは、コンピュータ・メモリに蓄えられたデータや断片的知識のようなものばかりではない。その質は生物による意味作用であり、意味を表す記号動詞の論理的関係や、メディアによる伝達作用はむしろ派生物に過ぎない。言葉の意味はどのようにして他者の心へ伝えられるのか? 基礎情報学では、神経生理学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・ヴァレラが創始し、生命哲学として注目されているオートポイエーシス理論に基づいて、この問題を考察する。 かつて、「情報学」という名称は、現在の図書館情報学の一部を構成する、文献情報の管理・検索に関わる学問領域を指す場合が多かった。しかし、いまではITの利用を前提とした学問の総括的名称となっている 書で述べる情報学とは、端的には、『意味作

    「基礎情報学」のレビュー - 人と一緒に生活するロボットは創れるか
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