コミュニケーションロボットは数あれど,会話ができるものとなるとそれほど多くはない.その理由として,認識機能が十分でないことがあげられる. 会話に必要な機能として,必要最低限には音声認識機能と,音声合成機能がある. 音声合成に関しては,人間と変わらないところまでいっていると思う.ボーカロイドなど. ただ,音声認識に関しては,まだまだだと言える.Google音声認識の精度が話題になったが,基本的に音声認識は静かな場所で,1人で使うことを前提としているため,人が生活している空間で使うことは難しい. 技術的には,音声をテキストに変換し,自然言語処理により言葉の意味を理解することができるところまではいっている,と思う. 古くは,テキストだけをもとに人間と対話する人工無脳のELIZAが始まりだったが,テキストを音声にするだけでものすごい困難が伴う. ELIZAが精神科医をもとにしてあるが,ロボットとな