韓国語は機械翻訳が難しい言語に挙げられている。語根や接頭語、接尾語によって単語の機能が決まるからだ。例えば基本文「私は学校に行く(ナヌン・ハッキョエ・カンダ)」もさまざまな形態に変わる。基本文を丁寧語に置き換えた「私は学校に行きます(ナヌン・ハッキョエ・カネヨ)」、動詞の接尾語を取ってややぞんざいな表現にした「私は学校に行く(ナヌン・ハッキョエ・カ)」、助詞を省いた「私、学校行く(ナ・ハッキョ・カンダ)」のような変化が起きるためだ。 韓国電子通信研究院(ETRI)のキム・ヨンギル室長は「語順も変化が多くて述語が省略される場合もある。韓国語は英語に比べて翻訳難易度が相当高い言語」と説明した。 単語の順序を意味する語順も機械翻訳の品質に影響を及ぼす。韓国語と日本語は主語-目的語-述語形態を有している。これに対し、英語・スペイン語・フランス語は主語-述語-目的語の語順だ。語順が同じであれば当然機