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ブックマーク / rollingstonejapan.com (56)

  • ブルース・スプリングスティーンが語る「アメリカン・ドリーム」の定義、エルヴィス、マイケル、プリンスへの想い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    HOME ブルース・スプリングスティーンが語る「アメリカン・ドリーム」の定義、エルヴィス、マイケル、プリンスへの想い ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の日独自企画盤『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念ジャパン・エディション)』が9月25日に発売されたことを記念して、40年前の1984年に掲載された米ローリングストーン誌の16000字カバーストーリーを前後編でお届けする。こちらは後編。 >>>前編はこちら ブルース・スプリングスティーンが語る『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の真実 富と名声を得た「根無し草」 ―今年はマーケットで広く成功を収めました。『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』ツアーでは全米のアリーナを埋め尽くし、アルバムは世界で500万枚以上を売り上げています。大金持ちになったことで、あなた自身に変化はありましたか。 BS:確かに変わ

    ブルース・スプリングスティーンが語る「アメリカン・ドリーム」の定義、エルヴィス、マイケル、プリンスへの想い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/09/27
    『アメリカにおける問題の一つは、我々が「偏見の上に団結している」点だ。多くの場合、人々を結びつけるのは恐怖心だ』 35歳のときのインタビュー。
  • ジンジャー・ルートの人生秘話 日本のカルチャーに救われ、「偽物」ではない自分の音楽を手にするまで | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    2023年1月、ある冬の日の昼下がり、ジンジャー・ルート(Ginger Root)ことキャメロン・ルーは中央線に乗って高円寺駅へと向かっていた。子どものはしゃぐ声と車内アナウンスの他には何も聞こえない静かな車内には、清冽な日差しが差し込んでいる。彼はiPhoneを取り出し、敬愛してやまない日音楽を聴き始めた。電車が駅に止まる。忙しなく乗降する乗客たち。座席に一人座ったままのジンジャー・ルートの頬には透明な涙が伝っていた——。 アメリカ・カリフォルニア州出身のアーティスト、ジンジャー・ルート。中華アメリカ人の3世である彼は、コロナ禍中に山下達郎、細野晴臣、大貫妙子、竹内まりやを始めとした日音楽やアニメ、映画などのポップカルチャーに出会い、心酔。この3年間で日語も勉強し、今では取材を受けられるまでの流暢さになった。テレビや雑誌などで「昭和レトロを現代に甦らせる外国人」というような切

    ジンジャー・ルートの人生秘話 日本のカルチャーに救われ、「偽物」ではない自分の音楽を手にするまで | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/09/14
    ブコメが、なんだかこの話題に初遭遇の人が多いみたいで好感。何周も何周もすれば良い、それは良いことだよねという気持ちと、これ何周目かしらもっと前提によけて今らしい話してくださいよの両方の気持ちがある。
  • 長谷川白紙が語る「身体と声」をめぐる実験、THE FIRST TAKE、ソニックマニアと未来の話 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    長谷川白紙の『魔法学校』が大きな話題を呼んでいる。フライング・ロータス率いるレーベル、Brainfeederと契約後初のアルバムとなる今作は、前作『エアにに』で挑戦された「声」の実験がさらにもう一歩踏み込んだ形で試されており、結果的に、これまでにないポップさへと昇華されている。 今回はミュージシャンとの共演も多く、ジャズ・ベーシストのサム・ウィルクスが参加した「口の花火」や、KID FRESINOとの共演曲「行つてしまつた」、挾間美帆がホーンアレンジで参加した「恐怖の星」、さらにマスタリング/ミックスエンジニアも数名が参加。初めてオープンになったアーティスト写真、立て続けに公開された「THE FIRST TAKE」の動画など、いま長谷川白紙と作品と聴衆の間には生身の身体が介在しはじめ、新たな緊張感を生んでいるだろう。ソニックマニアへの出演も近づく中、最新の長谷川白紙が捉える世界について、踏

    長谷川白紙が語る「身体と声」をめぐる実験、THE FIRST TAKE、ソニックマニアと未来の話 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/08/09
    音楽扱っていて記事内にも参照音源リンクがあるくらいなのに、ユーザーがスマホで聴いてる音源を停止させて広告が何度も動き出す使用になっていて、このサイト何度目かの最悪期です。良い記事かもしれないのに。
  • 佐野元春&THE COYOTE BAND、観客を狂喜の渦に叩き込んだツアー最終公演 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    佐野元春&THE COYOTE BANDが2024年8月1日(木)、「2024年初夏、Zepp Tourで逢いましょう」の最終公演をKT Zepp Yokohamaで開催した。公演のオフィシャルレポートを掲載する。 【写真】佐野元春&THE COYOTE BAND、ライブの様子(全3枚) 「僕とバンド、パワーアップしてきました。たくさん演奏するんで、楽しんでいってください」。これが、育ち盛りの若手バンドマンによる言葉ならまだわかる。しかし困ったことに、あの佐野元春が、最新ライブツアーのステージ上でさらりと口にした言葉なのである。「2024年初夏、Zepp Tourで逢いましょう」の追加公演。ツアー公演は全国のZepp7会場で8公演が行われ、追加公演はKT Zepp Yokohamaで再度スケジュールされた。前述の言葉に偽りなくバイタリティに満ち、またチャレンジングな内容でもあったステー

    佐野元春&THE COYOTE BAND、観客を狂喜の渦に叩き込んだツアー最終公演 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/08/04
    『一方通行の啓蒙や継承ではない、何かを企てる少年同士のような関係』
  • 「しょーらいのユメは外人になることです!」と叫んだ少女がいたんですよ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    中年ミュージシャンのNY通信、「憧れるのをやめましょう」といえば大谷翔平ですが、日人に根強く残る舶来信仰が今回のテーマ。アメリカ音楽を愛好した末に渡米してしまった筆者も、自分のルーツに向き合ううち、奇妙で無邪気なジャパンの戦後を解きほぐすことになり……。 「海外で暮らしてみて何が変わった?」みたいなことをたまに聞かれるのだが、たいてい「やー引っ越しくらいじゃ人間変わらんもんですな」などと適当にお茶を濁してみるものの、率直に言うと明確に変わったと思っていることがふたつある。 ひとつは脳がすっかり移動ド/ディグリー世界の住人となったため、あらゆる音楽はファとかシ♭ではなく、6とか2とか#4とか、番号に聞こえるようになってしまった。でもこれは読んでる方にあまり関係がないと思うのでもうひとつのほうに移ると、自分のなかの舶来信仰みたいなものがかなりキャンセルされてきた気がしている。 2カ月くらい前

    「しょーらいのユメは外人になることです!」と叫んだ少女がいたんですよ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/07/05
    読みました。
  • ハイエイタス・カイヨーテが語る自由、宇宙、サイケデリック 愛と喜びのチート・コード | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    変幻自在のサウンドと型破りな実験精神で、ここ日でも絶大な人気を誇るハイエイタス・カイヨーテがカムバック。引き続きBrainfeederからのリリースとなる3年ぶりの最新アルバム『Love Heart Cheat Code』を、「喜びでいっぱいのアルバムにしたかった」とネイ・パームは語る。バンド史上最大の危機を乗り越えた前作『Mood Valiant』を経て、最強の4人組がたどり着いた現在地とは? ネイとペリン・モスをZoomで取材した。 変人であることの自由 ─なぜアルバムのタイトルを『Love Heart Cheat Code』にしたのでしょうか? ネイ:「Love Heart Cheat Code」は最初、声に出したときの響きが気に入っていたの。私たちの創造的過程は直感的なものからスタートすることが多い。その後で、そこにある意味を見つけていく。ゲームでチート・コード(Cheat Co

    ハイエイタス・カイヨーテが語る自由、宇宙、サイケデリック 愛と喜びのチート・コード | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/06/28
    『私は「宇宙」から、アリス・コルトレーンやサン・ラ・アーケストラを連想する。だからこの曲ではサン・ラを引用しているし、ハープを取り入れたりして/アルバムを通して一貫したテーマがあるというわけではない』
  • 思考の種を蒔き、偏見を打ち破る UKジャズ重要人物キャシー・キノシの音楽論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    サックス奏者のキャシー・キノシ(Cassie Kinoshi)は現在のロンドンにおけるジャズシーンを体現するミュージシャンのひとりだ。カリブやアフリカにルーツを持ち、教育団体Tomorrow’s Warriorsで音楽を学び、その後、トリニティ・ラバン大学に進学。ヌバイア・ガルシアやジョー・アーモン・ジョーンズ、シーラ・モーリス・グレイらと活動を共にしながら、ロンドンのシーンで存在感を示してきた。 Tomorrow’s Warriorsの女性ミュージシャンのサポート・プログラムから生まれたネリヤ、シーラ・モーリス・グレイ率いるアフロビート・バンドのココロコといったグループでのキャシー・キノシの貢献度は計り知れない。なぜなら彼女はロンドンのシーンで活動する多くのミュージシャンとは異なる感性の作曲家だったからだ。例えば、ネリヤに提供した「EU (Emotionally Unavailable)

    思考の種を蒔き、偏見を打ち破る UKジャズ重要人物キャシー・キノシの音楽論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/06/27
    『以前、あるアーティストにインタビューした時、「世界中の人がアフリカのことをロマンチックに語りすぎる。でもアフリカ人も日本人のことをロマンチックに語るから、みんなそうなんだよね」という話をしていた』
  • アルージ・アフタブが語る、グローバル・ミュージックの定型に縛られない「余白」の美しさ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    2022年のグラミー賞最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞を受賞した、作曲家/シンガーのアルージ・アフタブ(Arooj Aftab)。インドに隣接するパキスタンで生まれた彼女は、バークリー音大への進学を機にアメリカ移住し、現在はNYを拠点に活動している。 もともとはジャズやクラシック、エクスペリメンタルなどの音楽をインディー的な感性でリリースしているNY拠点のレーベル、New Amsterdamsに在籍し、2018年の2作目『Siren Islands』を経て、2021年にリリースした『Vulture Prince』で上述の賞を獲得。そこから名門ヴァ―ヴと契約し、ヴィジェイ・アイヤー、シャザード・イズマイリーとのコラボ・アルバム『Love In Exile』(2023年)を経て、自身の名義での最新アルバム『Night Reign』を先日リリースした。 彼女の音楽はパキスタンに

    アルージ・アフタブが語る、グローバル・ミュージックの定型に縛られない「余白」の美しさ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/06/26
    ローリングストーンジャパンには広告の振る舞いが酷すぎる時期と比較的落ち着いている時期があると感じるけれど、最近また酷い時期になりかけているのかも。この記事構成に、音と動画が出て他を止める広告が出るし。
  • 現代屈指のギターアイコン、マーガレット・グラスピーが語る「生々しさ」の美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    マーガレット・グラスピー(Margaret Glaspy)は現代屈指のギターアイコンである。みずから曲を作り、歌う彼女はシンガーソングライターと一般的に認知されており、もちろんその呼び方も間違いではないのだが、そうして生まれる楽曲のなかで彼女が奏でるギターの比重はあまりも大きく、尋常でないパフォーマンスに誰もが驚くはずだ。 1989年・カリフォルニア州出身の彼女は、2016年に発表したデビュー作『Emotions & Math』で瞬く間に知られるようになった。ウィルコがツアーに誘い、ノラ・ジョーンズがコラボ相手に選び、プライベートでのパートナーでもあるジュリアン・ラージはブルーノートと契約後の3作で彼女をプロデューサーに起用している。そんなマーガレットが昨年発表した最新アルバム『Echo The Diamond』では、ジュリアンを共同プロデューサーに迎え、デイヴ・キング(Dr:ザ・バッド・

    現代屈指のギターアイコン、マーガレット・グラスピーが語る「生々しさ」の美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/06/06
    『それは学校のプログラム。アメリカのすべての学校に音楽プログラムがあるわけではないけど、私の学校にはたまたまフィドルのプログラムがあった/弾いていたのはテキサス・スタイルのフィドル・ミュージック』
  • 「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    著者のイブラム・X・ケンディはクイーンズ・ジャマイカ地区出身のアフリカアメリカ人。現在はボストン大学アンチレイシスト・リサーチ・センター所長だそうです。いちど日語で読んでしまえば難易度が下がるので原書でもちまちま読みましたよ。 中年ミュージシャンのNY通信。音楽メディアでは「黒いグルーヴ」みたいな表現が長らくクリシェ化してましたが、それってどうなの?というのが今回のお話。オスカー授賞式で浮上した差別疑惑の件も然り。筆者もいろいろ思うところがあるようで……。 コロナ禍2年目のこと、私は1冊の、『アンチレイシストであるためには』と出会った。いまだに私は英語を読むのに日語の100倍くらい時間がかかるし消耗するので、2020年にベストセラーになっているのは横目で眺めながら、翌21年に邦訳が出て、それでようやく読んだわけだ。 このには、私がそれまで読んだ差別にまつわる書物とはっきり異な

    「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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    gcyn 2024/05/14
    氏より育ちという言葉は有名なはずだし、それは家柄みたいなことだけじゃなく、その人は体験の総体としてのその人だって話ですよね。一方でその人を知るにもまた時間が必要で。待てず付き合えずの人が乱暴を言う。
  • シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    シャバカ・ハッチングスはUK屈指のサックス奏者として、サンズ・オブ・ケメット、コメット・イズ・カミング、シャバカ&ジ・アンセスターズといったプロジェクトで高い評価を得てきた。アメリカ由来のジャズだけでなく、彼のルーツでもあるバルバドスを含むカリブ海の島々の音楽をはじめ、アフロビート、ジャングルやグライムなどが溶け込んだシャバカの音楽は、近年のUKのジャズにおける最良の教科書のようでもあった。だからこそ彼はロンドンのシーンで「キング」と呼ばれていた。 そんなシャバカがサンズ・オブ・ケメットの2021年作『Black To The Future』あたりからバンブーフルートを演奏し始めるようになると、そこに尺八やインディアンフルートも加わり、サックスを手にする機会が減っていった。誰もが不思議がっていたころ、シャバカは前述の3つのグループの活動を休止すること、サックス奏者としての活動を停止し、フル

    シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/04/28
    『その間にシャバカは、福岡に行って竹を切り、自分だけの尺八を文字どおりゼロから造っていた。彼は本気で尺八に身を捧げようとしていた』『今回は〜書かれたメロディが何を提案するのかを知ろうとした』 あら〜!
  • ノラ・ジョーンズが明かす、今の自分と正直に向き合った創作ヴィジョン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ニューアルバム『Visions』のリリースから1カ月が経過したタイミングで、ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)がZoomでインタビューに応じてくれた。 自分が聞きたかったのは、大きくふたつ。彼女はどういったサウンドを求めてヴィンテージソウル・リヴァイヴァルのキーパーソンとも言えるマルチプレイヤー/プロデューサー/エンジニアのリオン・マイケルズと再び組んだのか。それから、アルバムが久しぶりに明るさやあたたかさを感じさせるものになったことに理由はあるのか。「考えてない」「意識していなかった」という答えも多いのだけど、分析めいたことに関心がないのはいつものこと。彼女なりの考えと正直さがよく見えてくるインタビューになったんじゃないかと思う。 リオン・マイケルズとの共同作業 ―ニューアルバム『Visions』を聴き、“あなたらしさ”と“新しさ”の塩梅が絶妙なアルバムだなと感じました。“らしさ

    ノラ・ジョーンズが明かす、今の自分と正直に向き合った創作ヴィジョン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/04/18
    『そういうことは、私は考えない。ジャーナリストのあなたが考えることでしょ? 私は音楽を作る側だから(笑)』(笑)。
  • ミシェル・ンデゲオチェロの創作論 ジャズとSF、黒人奴隷の記憶をつなぐ「自分だけの神話」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の『The Ominichord Real Book』は2023年を代表するアルバムになったのと同時に、長いキャリアの中で数多くの傑作を発表してきたミシェルにとっての新たな代表作にもなった。 ジャズの名門ブルーノートからリリースされた同作には数多くのジャズミュージシャンが参加し、素晴らしい演奏を聴かせている。だが、このアルバムの凄さはそれだけではない。ミシェルはここに収められた曲に様々な文脈を込めている。それは曲名や歌詞、サウンドに様々な形で埋め込まれている。宇宙観や死生観を含めて、ミシェルの哲学のようなものが詰まっているとも言えそうなくらい壮大なものだ。 近年、両親を亡くしたことをきっかけにミシェルはアフリカアメリカ人としての自身と祖先への思いを強めていた。そんな思考を、彼女は音楽による壮大な物語の制作に向かわせた。そし

    ミシェル・ンデゲオチェロの創作論 ジャズとSF、黒人奴隷の記憶をつなぐ「自分だけの神話」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/01/16
    『もっと深く考察されるべきだ』『よりふさわしい回答を用意するために考える時間がほしかったのだろう。丁寧に言葉を尽くしながら、とても誠実に答えてくれた』
  • 戦火から9000km、NYで繰り広げられているしょーもない戦争 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    旅行時にスーツケースをぐるぐる巻きにする用のラップで簀巻きにされた電柱。もはやポスター読めなくなっているのだがそんなことはどうでもよく、両陣営とも意地になっているだけのような気がしている。その間にガザでは1万8000人が死んだ。(Photo by Gen Karaki) 中年ミュージシャンのNY通信、今回はめずらしく時事ネタが届きました。イスラエルによるガザ地区への軍事侵攻によって揺れているアメリカの政情。それをに呼応するようにストリートでは別次元のバトルが繰り広げられているようで……。 この原稿を書いている12月初旬、ニューヨークはハヌカーの後半にさしかかったところです。ユダヤ暦の9月25日、西暦だと今年は12月7日からの8日間を、火を灯したキャンドルを増やしながら祝うハヌカーですが、今年はどうにも不穏ムードが拭えません。理由はもちろんイスラエルとハマスとの大規模衝突、およびそれに続くガ

    戦火から9000km、NYで繰り広げられているしょーもない戦争 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/12/29
    『にしても街角の落書きポスターというのは侮れないもので、唐突に息子から「あの誘拐された人は返ってきたの? パレスチナ人は悪い人なの?」と聞かれます』あー…。
  • ヌバイア・ガルシアが熱弁、UKジャズとクラブミュージックの深く密接な関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    サックス奏者のヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)は今日のUKジャズにおけるシンボルであり、その理由は2020年に発表された現時点の最新アルバム『Source』のインタビューでもたっぷり語ってもらった。トゥモローズ・ウォリアーズをはじめとしたロンドンの教育機関の出身であること、レゲエを取り入れるなどカリブ海やアフリカからの移民が持ち込んだ文化を反映していることもそれにあたるが、彼女にはもう一つ重要な文脈がある。エズラ・コレクティヴのリーダー、フェミ・コレオソは「UKジャズはダンスミュージック」だと以前語っていたが、クラブミュージック的な文脈を一貫して取り入れてきたのがヌバイアだ。 ナラ・シネフロ、カイディ・テイタム、モーゼス・ボイドなどが参加した『Source』のリミックス・アルバム『Source ⧺ We Move』(2021年)はひとつ象徴的だろう。ジャズがハイブリッドになり

    ヌバイア・ガルシアが熱弁、UKジャズとクラブミュージックの深く密接な関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/10/22
    『もともとはアンダーグラウンドミュージックだったドラムンベースが、今ではちょっと行き過ぎってくらい人気になってるじゃない? 個人的には、あんまり快く思ってないけど』 (笑)。
  • ヌバイア・ガルシアが語るUKジャズの多様性、音楽を通じて再接続したアイデンティティ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    先日、エズラ・コレクティヴが2023年のマーキュリー・プライズを受賞した。ここ数年もスケプタ、サンファ、デイヴ、アーロ・パークス、リトル・シムズといったUKを象徴するアーティストが獲得してきた賞を、ジャズのグループが受賞したことに驚きの声も上がっていたが、ジャズミュージシャンたちが現地の音楽シーンに欠かせない存在になっている現状を鑑みれば、決して不思議ではない。それこそ、サンファの来たる新作『LAHAI』にもユセフ・デイズやシーラ・モーリス・グレイといったUKジャズの名手が多数参加しているし、彼ら自身のリーダー作も世界中で高い評価を得ており、もはやUKジャズはあらゆる場所で完全に定着している。 そんなUKのシーンの顔といえば、大半の人がシャバカ・ハッチングス、もしくはヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)を挙げるだろう。特にヌバイアは現在のUKシーンがもつ魅力をそのまま体現しており

    ヌバイア・ガルシアが語るUKジャズの多様性、音楽を通じて再接続したアイデンティティ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/09/23
    『スペイン語を理解できるわけじゃないけど、言わんとしていることを理解しようとしているし、深く感じ取ることならできる。その音楽をもっと知りたい、理解したいという気持ちがあることが重要だと考えています』
  • ルイス・コール×長谷川白紙 フジロックで実現した夢のブレインフィーダー対談 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    フジロック開催直前の7月25日、長谷川白紙とブレインフィーダー(Brainfeeder:フライング・ロータス率いる、現代ポピュラー音楽を代表する先鋭的レーベル)の契約が発表された。そこで公開された新曲「口の花火」は各方面に衝撃を与え、フジロック2日目(7月29日)深夜のパフォーマンスも、初見の観客まで巻き込んで圧倒的な盛り上がりをみせた。ルイス・コール(Louis Cole)はその直前にWHITE STAGEのトリとして出演。こちらもビッグバンド編成による素晴らしいステージを披露した。 レーベルメイトとなった2人による今回の対談は、同日の夕方、フジロック現地にて行われたもの。お互いの音楽についての印象、「口の花火」にベーシストとして参加したサム・ウィルクス、ジェームス・ブラウンをはじめとした共通の影響源、タイムレスな音楽を作るために必要なことなど、非常に興味深い話を聞くことができた。5月末

    ルイス・コール×長谷川白紙 フジロックで実現した夢のブレインフィーダー対談 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/08/08
    『日本の音楽教育って〜日本の音楽シーンや音楽家の醸成に与えている影響ってすごく大きいんじゃないか、合唱と吹奏楽部はすごく大きいんじゃないか/ルイスが育ってきた環境で合唱ってどういうものだったのか』
  • フジロックがグラストンベリーに学んだ「フェスのあるべき姿」 アジカン後藤正文が花房浩一に訊く | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    2023年のグラストンベリー・フェスティバルが6月21日~25日に渡って開催された。会場はイギリス南西部サマセット州にあるワーシー牧場。1100エーカー(東京ドーム95個分)もの広大な土地に約21万人の観客が訪れることから世界最大規模の野外フェスとして知られ、アークティック・モンキーズ、ガンズ・アンド・ローゼス、エルトン・ジョンがヘッドライナーを務めた今年は、わずか1時間でチケットが完売した。 フェスの歴史を辿ると、ワーシー牧場の持ち主であるマイケル・イーヴィスと、のジーン・イーヴィスが創設者となり1970年に初開催。当初は小規模なフリーコンサートだったが徐々に規模を拡大させ、1999年にジーンが亡くなると娘のエミリー・イーヴィスが共同主催者に。音楽のみならず演劇、ダンス、コメディ、サーカスから映画まで様々なアートが披露され、フジロックのモデルとなったことでも知られている。 そんなグラス

    フジロックがグラストンベリーに学んだ「フェスのあるべき姿」 アジカン後藤正文が花房浩一に訊く | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/07/27
    『それについては自分にも反省が/いざ震災が起きたあと「こういうときの準備を全然してなかったな」って気づかされた/何か行動に移そうにも知識がない』『大きく育った木を掘り起こして植え替えても育たんよ』
  • ジャズの未来を担う若者たちへ ミシェル・ンデゲオチェロが語る共感・信頼・リスペクト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の5年ぶり最新アルバム『The Omnichord Real Book』は、ブルーノートに移籍してのリリースとなる。1968年生まれの彼女はもともと、ロバート・グラスパーの『Black Radio』、ジェイソン・モランの『All Rise』、マーカス・ストリックランド率いるTwi-Lifeの『Nihil Novi』など、同レーベルによる21世紀の重要作にいくつも参加してきた。 そもそも、ミシェルの音楽はR&Bにカテゴライズされることが多かったが、最初期のリーダー作『Plantation Lullabies』(1993年)の時点でジェリ・アレンやジョシュア・レッドマンを起用しているし、2000年代のアルバムにはクリス・デイヴ、ケニー・ギャレット、ジャック・ディジョネット、パット・メセニー、ジェイソン・リンドナー、ロバート・グラ

    ジャズの未来を担う若者たちへ ミシェル・ンデゲオチェロが語る共感・信頼・リスペクト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/06/19
    『ジャズという言葉を〜私も好きじゃない。私がやっているのはグルーヴ、ゴスペル、即興的要素を持つブラック・アメリカン・ミュージック/ハーモニーとメロディで物語を語る/惑星が軌道を回り、探検するような』
  • セシル・マクロリン・サルヴァント、世界最高のジャズ歌手が明かす「歌」と「言語」の秘密 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    セシル・マクロリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)をひとことで説明するなら、「世界最高のジャズ・ボーカリスト」だろう。 21歳のときに「セロニアス・モンク・コンペティション」のボーカル部門で優勝。ティグラン・ハマシアンやグレッチェン・パーラト、アンブローズ・アキンムシーレらを輩出してきた登竜門での優勝をきっかけに一気にシーンへ出ていって、すべてのアルバムが高い評価を受けてきた。類まれな表現力で歌われるオーセンティックなジャズ・ボーカル・スタイルはどんなスタンダード・ソングにも新たな魅力を与え、その信じられないほどに高い技術によるスキャットや、どんな楽器の特徴をも声に置き換えてしまう歌唱手法が聴き手を驚かせた。いつしか誰もが彼女を最高のボーカリストだと認めるようになったし、何度もグラミーにノミネートされ、3度の受賞を果たしている。 挾間美帆も彼女のNYでのライブ

    セシル・マクロリン・サルヴァント、世界最高のジャズ歌手が明かす「歌」と「言語」の秘密 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/06/09
    『私にとって「物語」というのは、「さぁ、皆さんに物語をお話しよう……」という風に堂々たる口調で伝え、壮大なイメージがあるけど、「秘密」の方は「実は、あなたに伝えたいことがあるの……」というような感じ』