2013年の第2回将棋電王戦から、毎年この時期に感想を書き続けて5年になりました。今回で最後になると思います。 先ほど、NHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2017」が放映されました。その中で佐藤天彦名人は次のように語りました。 「これで、自分が背負っていた人類のコンピューター将棋に対する戦いがひとつ区切りになる」 印象的な言葉でしたね。 https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586947/index.html 私は、チェスや将棋や囲碁などの知的文化において、コンピュータの力で可能性を広げていくことに懸念を持っています。せっかく人間が創り出してきた知的文化を人間自ら手離してしまうことになるように思えたからです。 今年は囲碁も含めて、人工知能AIが人間を圧倒しました。長く記憶される年になるかもしれません。 今後の動向についても見守っていき