ブックマーク / www.sbbit.jp (4)

  • 機械翻訳とは何かをわかりやすく解説、AIによる進化とその仕組み

    そもそも、自然言語処理とは何でしょうか? 私たち人間が日常的に読み書きや会話に使うのが「自然言語」です。「自然言語処理」とは一般的に、自然言語を統計的に解析できる形に変換し、AI(機械)で処理させる一連の技術を指しています。従来からの言語学と統計分析の手法を、機械学習技術と融合させることで実用化されています。この記事では、自然言語処理の応用として注目されている「機械翻訳」の仕組みを解説します。 1987年生、北京生まれ、米国東海岸出身(米国籍)、小学高学年より茨城県育ち、東京大学理学部卒、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)、高エネルギー加速器研究機構にて博士研究員(素粒子物理学)を経て、2017年7月より現職。 主要実績: 2010-17 国際学会の発表15件、日物理学会など国内学会の発表5件 Physics Review D, Physical Review Lette

    機械翻訳とは何かをわかりやすく解説、AIによる進化とその仕組み
  • 再帰的ニューラルネットワークとは?自然言語処理に強いアルゴリズムの仕組み

    再帰的ニューラルネットワークとは 再帰的ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network: RNN)」は、回帰型・循環型とも呼ばれるニューラルネットワークです。 このネットワークは単語に含まれる「再帰的」という言葉の意味を理解していると、その質が理解しやすくなります。ただ、「再帰」という単語はコンピューターや数学に関わっていない人には聞き慣れないかもしれません。再帰というのは、事象の結果が原因になり得る状態を指す言葉で、一種の「ループ」をイメージすると分かりやすいでしょう。 たとえば、「ニワトリは卵から生まれ卵はニワトリから生まれ、そのニワトリは卵から……」とか「ジュースを売ったお金で売ったジュースを買い戻し、そのジュースを売ったお金で……」というのは再帰的な事象と言えます。延々と続きそうな現象ですが、「ニワトリが卵を生む前に死ぬ」「お店が閉店する」といった事象が

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  • 「コーパス」とは?自然言語を扱うAIのカラクリ

    今では当たり前のように言葉を扱う人工知能AI)ですが、その道程は決して平坦なものではありませんでした。また、クイズで人間に勝ったことで知られるIBMの「Watson(ワトソン)」のように、人間の言葉を理解しているように見えるAIも存在しますが、その実態はどのようなものなのでしょうか。自然言語を操るAIについて、基的なところを解説しましょう。 合同会社Noteip代表。ライター。米国の大学でコンピューターサイエンスを専攻し、卒業後は国内の一部上場企業でIT関連製品の企画・マーケティングなどに従事。退職後はライターとして書籍や記事の執筆、WEBコンテンツの制作に関わっている。人工知能の他に科学・IT・軍事・医療関連のトピックを扱っており、研究機関・大学における研究支援活動も行っている。著書『近未来のコア・テクノロジー(翔泳社)』『図解これだけは知っておきたいAIビジネス入門(成美堂)』、執

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  • 第1次人工知能(AI)ブームの終焉、なぜAIは「冬の時代」に突入したか

    AI研究発展の限界、打ち切られた数々の出資 1950~60年代の間、米英を中心に人工知能AI)に対してかなりの投資が行われてきました。ところが、1970年の前後になると、さまざまな投資が打ち切られることになります。 まず、1966年に米国の調査委員会が「機械翻訳を現実的な期間で実現することは不可能である」という結論を「ピアス勧告」において出しました。2020年のいまでこそ、幅広いジャンルで利用可能な機械翻訳が登場していますが、少なくとも当時「50年待ってくれ」と言われてお金を出し続けることは現実的ではなかったのでしょう。これにより全米研究評議会による出資が打ち切られてしまいます。 1973年には「AIは組み合せ爆発の問題を解決できない」とした「ライトヒル勧告」によって、英国政府による各大学へのAI研究に関する資金援助が打ち切られます。 いまでこそ機械学習によって「人間の行動を模倣する」形

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