ニューヨーク(CNNMoney) 米国の銃の消音装置メーカー「SilencerCo」は19日までに、銃本体に消音機能を内蔵した新型の短銃を開発したと発表した。従来の消音装置の大半は銃身の先に外部で装着するデザインとなっている。 米ユタ州に本拠がある同社によると、この短銃は9ミリ口径の「マクシム9」で15連発が可能。 全米ライフル協会(NRA)によると、消音装置が内蔵式の短銃は初めてでなく、米中央情報局(CIA)の前身組織「戦略事務局(OSS)」が第2次世界大戦中、英国製のモデルを使用した例もある。現在は、スターム・ルガー社が護身用の22口径型などを生産している。 しかし、SilencerCo社のジョシュア・ウォルドロン最高経営責任者(CEO)は、マクシム9はデザインの効率性などでより優れ、性能もより強力と主張。従来モデルと比べ、銃の命中率や信頼性なども高いとしている。販売開始は来年の予定。