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ブックマーク / shavetail2.hateblo.jp (4)

  • やはり、大昔物々交換などなかった - シェイブテイル日記2

    経済学の教科書のはじめの方に登場する物々交換ですが、フェリックス・マーティン著「21世紀の貨幣論」には物々交換が人類学などから疑問を呈されているという話を以前書きました。 大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記 今年4月に出版されたカビール・セガール著「貨幣の新世界史」でも、少し違う切り口から大昔には物々交換などなく、貨幣の起源は債務にある、という説を紹介しています。 以下は貨幣の新世界史から引用します。*1 (引用開始) - お金のもうひとつの起源 経済入門のクラスでは、お金歴史をつぎのように教えるケースがほとんどだろう。 昔々、世界の果ての地で、人びとは物々交換を行なっていました。しかし、常に満足できる形で成立するわけではなく、やがてお金が発明されました。 アリストテレスの思想はこの考え方の延長線上にあるし、さらに時代を下れば、アダム・スミスなど古典派経済学者にも行き着く

    やはり、大昔物々交換などなかった - シェイブテイル日記2
  • 財政黒字は危機の予兆? - シェイブテイル日記2

    家計では黒字が良いに決まっています。 一方、政府の財政が黒字になれば危機の予兆だとしたらどう思われますか。 米国では19世紀以降、財政黒字期は7回ありました。特にそのうちアンドリュー・ジャクソン大統領時代の1835-37年には政府債務が完済されました。 ところが、この時を含めて7回とも財政黒字期の直後に大きな景気後退期が続いています。(図表1) 6回目は1920年代で、その直後に世界大恐慌が続きました。 7回目は、その当時アラン・グリーンスパンがFRB議長を務めており、巧みな金融政策の結果か、ITバブルまで4年間景気後退期が先送りされましたが結局バブルは崩壊しました。 日での財政黒字期といえば1985-1992年のバブル期が相当します。その直後にはご存知の通りバブル崩壊が訪れました。 米国での財政黒字期7回ともその後景気後退期が訪れた。 図表1 財政黒字期と景気後退期出所:ランダルレイ 

    財政黒字は危機の予兆? - シェイブテイル日記2
  • 公務員人件費に対する人事院勧告の妥当性 - シェイブテイル日記2

    【要約】 公務員人件費は人事院勧告により決まるとされていますが、その決まり方は明確ではありません。 ただ、公務員給与の推移は民間とは異なり高止まりしており、民間からの税で支えるとすれば持続可能な水準になっていません。 最近ネットに繋がりにくい環境にありまして、少々遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。 今年もデフレなど日を取り巻く問題をデータから掘り下げてみたいと思います。 今日4日の年頭記者会見で野田首相は昨年末に積み残しとなった公務員人件費削減問題について語っています。*1 公務員給与削減など通常国会で早期実現へ意欲 野田佳彦総理は4日、年頭の記者会見で昨年から残されている課題として、大震災の復興財源対策として税外収入を得るための「郵政改革関連法案」をはじめ、「国家公務員給与の削減(平均7.8%の削減)」や「国会議員定数削減」など歳出削減にむけた行政改革をあげ、これら課

    公務員人件費に対する人事院勧告の妥当性 - シェイブテイル日記2
    geopolitics
    geopolitics 2012/01/05
    率でみると高止まり。公務員の適性給与はいくらなんだろう。
  • 日銀の政策決定の本質 - シェイブテイル日記2

    ここ数日、私は日銀を内外から見た数冊のを読んでいました。それらの中でも特に印象が強かったのは、かつて日銀の審議委員を務めた中原伸之氏の「日銀は誰のものか」でした。 中原伸之氏は57年に東大経済学部を卒業、59年にハーバード大学大学院修士を経て、現・東燃ゼネラル石油に入社86年より代表取締役を勤められました。98年4月より02年3月まで日銀政策委員会審議委員に選ばれ、その間の日銀の動きを中心に書かれたのがこの「日銀は誰のものか」です。 98年4月当時は速水総裁の時代です。 中原委員の提案に対する日銀政策委員の「大勢」の対応(茶色)を中心に追ってみましょう。決議の年月も併せてよくみると面白いですよ。なお中原委員を含めた政策委員は9名で、中原委員の提案にご自身(1名)は必ず賛成してることを蛇足ながら付け加えておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−(要約) 98年6月、中原審議委員は景気低迷

    geopolitics
    geopolitics 2011/03/04
    「日本ではあらゆることが必然的に起こるのです。日本人は大勢、時勢、時節、空気によって動く。自由意思によって動かせられる余地は通常は限られています。」
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