秋祭りの開催について、神戸新聞社が兵庫県播磨地域100地区の関係者にアンケートを実施したところ、54%が「将来の開催に不安がある」と答えた。少子化や屋台の担ぎ手の高齢化を理由に挙げており、既に女子も参加する地区やアルバイトで担ぎ手を雇っている地区もある。祭りどころ播磨でも、人口減や年齢構成の変化が、伝統文化の継承に色濃く影響している。 アンケートは、秋祭りが集中する10月上旬、姫路、加古川、三木市など播磨の12市8町100地区で行った。氏子や神社関係者ら運営に関わっている人たち100人に「開催状況」や「対策の有無」「将来の不安」など6問を尋ねた。 祭りの開催について、「難しくなった」と答えたのは36地区。「難しくない」は48地区と半数近くを占め、16地区は「どちらともいえない」。 難しくなったと答えた地区に、最も影響が大きい原因を聞くと「少子化」が21地区の58・3%。続いて「高齢化」(2