前編はこちら 「番組自体は構成やテーマがしっかりしていて、どれも優れている。逆に言えば、そこまで徹底した作り込みをしないと、ジャニタレでは番組が成立しないということなんですよ。世間的には彼ら自身が面白いと思われているかもしれませんが、それは番組自体の構成がうまいのと、あとは視聴者が、彼らをアイドルだという先入観で見ているからだと思います。だから、芸人がやってもそこまで面白くないことでも、ジャニタレがやると面白く映るのではないでしょうか」(前出・制作関係者) アイドルの勘違いが招く番組の低レベル化 こうした事情のもとに、ジャニーズがバラエティ分野で大躍進する中で、売れっ子の“先輩ジャニ”が陥りがちなのが、タレントのやりたい放題がまかり通るという、番組の“オナニー化”だ。その代表格が、『堂本剛の正直しんどい』(テレ朝)と、『中井正広のブラックバラエティ』(日テレ)だろう。ファンの間では「作り込