橋下徹・大阪府知事(右)が記者会見で反対理由を説明する間、険しい表情をみせる平松邦夫・大阪市長(左)。中央は下妻博・関西経済連合会長=大阪市都島区の市公館 水の都・大阪をアピールしようと大阪府や大阪市、関西経済界が進めている「水都大阪2009」構想について、大阪府の橋下徹知事は16日の実行委員会で「効果が見えないところに支出はできない」として事業計画案に反対を表明した。イベント自体は否定せず、府として新たな計画案を1カ月半後に提出するとしているが、突然の異論に関係者からは「完全に空中分解しかねない」(平松邦夫・大阪市長)と困惑が広がっている。 水都大阪2009は7年ほど前に構想が持ち上がり、07年に府、市、経済界などによる実行委員会が発足。6回目の協議となるこの日、事業計画案や収支予算案などが承認される予定だった。 実行委員会後の記者会見で、橋下知事は「水都のイベント自体に反対してい