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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (12)

  • 正直にプラセボを使う - NATROMのブログ

    鍼に特異的効果はあるか?この疑問に答えるのは難しい。鍼治療を受けた患者の集団と、無治療の患者の集団を比較して、統計的に有意差があったとしても、その差は鍼の特異的効果に由来するものではなく、プラセボ効果に由来するものかもしれないからだ。普通の薬の場合は、特異的効果の有無は、二重盲検法で測定される。二群に分けられた患者の一方は実薬を、もう一方は不活性な偽薬(プラセボ)を投与される。薬なら、不活性な偽薬を作るのはさほど困難ではない*1。しかし、不活性な鍼などというものを作るのは可能か?鍼の対照として、浅く打つ、経穴をはずして打つ、偽鍼を使うなどの方法が使用されている。「代替医療のトリック」では、伸縮して皮膚に突き刺さるように見えるだけでなく、鍼を支えて「刺さったまま」にでき、皮膚に軽い刺激を与える伸縮鍼が紹介されている。 エクセター大学の研究グループがこの伸縮鍼を使ってプラセボ鍼治療を行ったとこ

    正直にプラセボを使う - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2011/01/25
    つまり江川さんはプラセボで引退しちまった、って事か
  • シートベルトは死亡を防がない? ニセ科学を見抜く練習問題シリーズ - NATROMの日記:桜子 2009/10/15 23:09

    インフルエンザワクチンの効果に否定的な主張はよくあるが、これまでに見たことのないパターンのものを見つけた*1。要約すれば以下のようになる。引用元の桜子さんによれば、「[インフルエンザワクチンに]とても予防効果があると大きい声では言えません」とした根拠は、インフルエンザ罹患者における高いワクチン接種率ではなく、インフルエンザワクチンの添付文書であるそうです。よって以下の要約は桜子さんの主張とは無関係でしたので訂正するとともに、桜子さんに謝罪いたします。なお、インフルエンザワクチンの添付文書のいったいどの部分から、「とても予防効果があると大きい声では言えません」と結論したのか何度か質問しましたが、十分な答えはいただけませんでした。ちなみに添付文書には健常男性については「ワクチンの有効率は80%」、施設・病院入所中の高齢者に対しては、「発病阻止効果は34〜55%、インフルエンザを契機とした死亡阻

    シートベルトは死亡を防がない? ニセ科学を見抜く練習問題シリーズ - NATROMの日記:桜子 2009/10/15 23:09
    ghostbass
    ghostbass 2009/09/25
    犯罪者の9割が24時間以内にDHMOを摂取したとかそういうのとは違う。
  • ドラクエが医療を崩壊させた - NATROMのブログ

    の医療が危機に瀕している原因は複数あるが、その一つに医療訴訟の増加が挙げられる。医療者に過失があって訴えられるのは仕方がないが、過失がなくとも結果が悪ければ訴えられることもあるのだ。医療訴訟の背景には、医療の不確実性に対する理解不足があるように思える。「過失がなければ問題なく治って当然」、言い換えれば、「結果が悪かったのであれば、なんらかの過失があったに違いない」という訳だ。医療者から十分な説明を行っても、こうした思い込みのある患者さん/ご家族に十分納得していただくことは難しい。 昔から、というか昔のほうが、「結果が悪かった」医療行為はあったし、患者さん/ご家族への説明も、昔と比較すれば現在の方がずっと丁寧に行われている。にも関わらず医療訴訟が増加してきたことには、何らかの説明が必要だ。ここ何十年かの間の日に、医療の不確実性に対する理解不足をもたらす何かがあったのだ。ドラゴンクエスト

    ドラクエが医療を崩壊させた - NATROMのブログ
  • 輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救った - NATROMのブログ

    10歳の少年が事故にあって救急病院に搬送されたものの、両親が熱心なエホバの証人であったため輸血を拒否し、最終的に少年が亡くなるという事件*1がかつてあった。十分に情報提供された成人が宗教上の理由で輸血を拒否する権利はあるし、また、子供がどのような医療を受けるかについては、原則として親権を持つものが選択・決定するというのもわかる。しかしながら、医学的にあるいは社会通念上、あまりにも常識から外れた決定を親が行った場合、社会が介入して子の生命を守るべきだ。今回、1歳の男児に対して輸血を拒否した両親の親権を一時停止することで輸血が行われた例が報道された。 ■即日審判で父母の親権停止 家裁、息子への治療拒否で(47NEWS) 東日で2008年夏、消化管内の大量出血で重体となった1歳男児への輸血を拒んだ両親について、親権を一時的に停止するよう求めた児童相談所(児相)の保全処分請求を家庭裁判所がわずか

    輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救った - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2009/03/15
    新約聖書をくまなく読めば医者の側が間違ってないことがわかるだろう。それを否定するなら新約聖書を否定しろ、そして「キリスト教の一派であること」を拒否しろ
  • すべてのパーツが高品質化する超結界 - NATROMのブログ

    車やオーディオ関係にはトンデモアイテムが多い。思い込みで効果があると誤認しやすいからであろう。燃費が良くなる程度のものはしばしば見かけるが、すべてのパーツに影響を及ぼすと主張するものは珍しい。 ■強力エネルギーフィールドでクルマを包み、すべてのパーツが高品質化 超結界(フェラーリレッド)*1 超結界は車内に置くだけで車を特殊なフィールドで包み、金属、エンジン、オイル、空力などに影響を与え、クルマの諸性能を向上させ、ドライブをより楽しく感じられる方向に変化させます。 その変化は、より上質な方向への変化であり固いモノはより固く、柔らかいモノはより柔らかく、そしてスムースなモノはよりスムースな状態へと変化します。 その為エンジンの調子はより安定した状態になり出力も向上します。ボディ剛性も向上し、気になっていたボディの軋み音や捻れ感などが減少し、クルマが硬くなったと感じられます。この変化は走行中の

    すべてのパーツが高品質化する超結界 - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2009/01/10
    きっと超結界どうしが接触すると共鳴して世界が見えたりするんだ。それで隕石なんかどっかいっちまうんだ。
  • NATROMの日記 - 2007-09-19 「喫煙者の壁」

    医局に置いてあった文藝春秋をふと読んでみると、「変な国・日の禁煙原理主義」という記事があった。「官が押しつける健康増進。この国はおかしくなっている」という副題がついている。養老孟司と、山崎正和という劇作家の対談形式。確かに、最近の禁煙運動にはやりすぎのところもあると、煙草を吸わない私でも思うくらいだ。たとえば、喫煙所を廃止して施設内全面禁煙にするものだから、裏口が事実上喫煙所になっており、そばを通ると臭いし吸殻も汚い。明確に分煙するほうが、お互いにハッピーであろうに。 というわけで、読む前は、この文藝春秋の記事は行き過ぎた禁煙運動に対する警鐘であるかと思った。劇作家のほうは知らないが、養老は、東大医学部を出て、基礎系とは言え教授まで勤めた人である。世間一般で思われているほどではないにせよ、それなりの医学知識は持っているであろうと私は考えていた。ところが読んでみてびっくり。養老は、基的な

    NATROMの日記 - 2007-09-19 「喫煙者の壁」
    ghostbass
    ghostbass 2008/06/16
    4+1でガン発動という前提で1が喫煙だったら喫煙がガン発動のトリガーになりえる。1にタバコ以外の要因があるかもしれないが、わざわざ「確実な1」を持ってきて5にするリスクを負う必要はない/あー今日も煙草旨い
  • 使い捨てカイロは常温核融合によって発熱する? - NATROMのブログ

    911陰謀論はトンデモの玉手箱だ!ネタになりそうなことは山ほどあるけど、これは特に国会議員の発言ということで取り上げる価値がある。風間直樹(風間なおき)氏は新潟県議会議員を経て、2007年より参議院議員となる。国会災害対策特別委員での発言。強調は引用者による。 ■第168回国会 災害対策特別委員会 第3号 委員の皆様にはお手元にお配りしました資料をごらんいただきたいと思いますが、最初の資料の一―一、こちら、今私が申し上げましたいわゆるプレートテクトニクス理論と言われる、ふだん我々が持っている地震が発生するイメージでございます。 今私が指摘をしました、どうも新しい原理によって起きているのではないかといいますのが、この資料の一―二でございます。ここに化学式を書いております。私もどちらかというと文系なものでございまして、余りこういったものには造詣が深くないんですが、調べてみますと、このFe+H2

    使い捨てカイロは常温核融合によって発熱する? - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2008/03/24
    これが事実なら凄いぞ!水をほっとけば核融合するんだ!エネルギー問題一挙に解決!/「地中にあった鉄ないし鉱分と水が接触した結果、水素が発生する」つまり鉄板に水をかければ水素、で燃料電池も簡単!
  • ニセ科学批判者は科学を絶対視しているか? - NATROMのブログ

    ニセ科学批判批判をされているmercaさんの新しいエントリー。 ■ニセ科学批判の意味空間(社会学玄論)*1 ニセ科学は、やはり科学が唯一絶対的な正しい真理であるという暗黙の前提に支えられているような気がする。そして、ニセ科学批判も、科学の立場からなされるのならば、科学が唯一絶対的な正しい真理であるという暗黙の前提をもつことになる。「科学が唯一絶対的な正しい真理である」という信念を共有する者どうしの熱い議論である。ところで、科学以外の立場から、ニセ科学を批判する視座はあまり見かけたことがない。 ニセ科学批判者たちが、なぜそんなに熱くニセ科学やニセ科学批判批判を批判するのか、その理由が釈然としないもどかしさを感じる。科学だけが正しいとは限らないという私のような相対的な認識をもっている者には不思議にうつるのである。科学が唯一絶対的な正しい真理と堂々と思っているから熱く議論するのであると正直に言え

    ニセ科学批判者は科学を絶対視しているか? - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2008/01/11
    現象こそ全て。
  • 「黄色」が電磁波から身を守る - NATROMのブログ

    さて、今回紹介するのは、調布カイロプラクティックオフィスのカイロプラクター、山口純子先生*1の仮説です。ストレスであなたの骨がゆがんでいます!という著作*2を書かれており、それだけでもちょっと アレ気 期待大なのですが、骨を歪ませる電磁波から身を守る方法が、さらに斬新でユニークです。少々長くなりますが、山口先生がこの仮説を思いついたきっかけから。 ある日、ボ〜・・・っと空を眺めながら歩いていると、電線にハトが とまっていました。そのすぐ横には変電圧機が・・・ 『ハトさんはなんで大丈夫なんだろう・・・』 そんなことを思いながら、きょうは鶏のから揚げにしようなどと思い、 その夜鶏肉を切ろうとしたとき、 『鶏肉の脂肪って黄色いな・・・ん!?黄色!?』 電磁波と鶏の脂肪とはなんの関係もありませんが、それはわたしの頭に ひとつのキーワードが誕生した瞬間でした。((電磁波対策をさがそう! VOL.13

    「黄色」が電磁波から身を守る - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2007/11/13
    面白すぎて腹いてー
  • 神と科学は共存できるか? - NATROMのブログ

    宗教家と無神論者を4タイプに区別したこういうジョークがある。 ■信仰心と無神論の計算の違い(らばQ)。(原文:■Today's Math Lesson (The Primate Diaries)) ●原理主義宗教家 2+2=5だと信じている。その理由はそのように書かれているから。 税金の控除額の計算のときによくトラブルになります。 ●穏健な宗教家 現実的には2+2=4という基に沿って生活している。しかし規則的に教会などに行き、以前に2+2=5の時代があったとか、いつかまたその日が来ると言われ続けている。そして実際精神的な世界では5であるはずと信じている。 ●穏健な無神論者 2+2=4であることを知っている。 しかしながら2+2=5と信じている人が感情を害するかもしれないので、大きく主張することは無礼だと考えている。 ●戦闘的な無神論者 おいおい、よく見てくれよ。ほら、ここに小石が2個ある

    神と科学は共存できるか? - NATROMのブログ
    ghostbass
    ghostbass 2007/11/06
    (反射コメ)いや2+2=4になる世界を創りたもうた神を信じるのだよ
  • 嫌煙系のトンデモ - NATROMのブログ

    煙草の害に関しての意見には両極端があるようで、能動喫煙すら害は証明されていないと主張する一方の端と、喫煙の害を過大に主張するもう一方の端とがある。「たばこの害は医学的に証明されたといっても、実際のところ、証明なんて言うのもおこがましい状態だ」という養老孟司の主張を紹介したので、今回はもう一方の反対側の端を紹介する。ネタ元は、みんなが大好きなTOSSランド。 ■ライフスキルを取り入れた「煙草」の授業 3.受動喫煙の恐怖を知らせる Aさんの奥さんにやっと赤ちゃんができました。なかなかできなくって、やっとさずかった赤ちゃんでした。 Aさんと奥さんはとびあがらんばかりに喜こびました。半分あきらめていましたから・・・。 ところが、その赤ちゃんは死んだまま生まれる「死産」でした。 赤ちゃんの肺からは、考えられないほどたくさんのニコチンとタールが検出されたそうです。 今から先生が読むのは実話です。と話し

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  • いつ起こってもおかしくない事件 - NATROMのブログ

    マンパワーの少ない病院で救急医療を行うのは地雷源を歩くのに似ている。私も田舎の中核病院で当直をしていたが、事実上、救急を含め夜間外来を診ていた。風邪から心肺停止まで幅広い。下記のようなことがいつ起こってもおかしくなかった。 ■厚木市立病院:「他に急患」診察せず、転送直後に死亡−−先月 /神奈川(毎日新聞) 厚木市立病院(厚木市水引1)で8月、当直中に救急受付を訪れた市内の無職男性(73)が診察を受けないまま別の病院に転送され、直後に死亡していたことが分かった。市立病院側は「心肺停止の患者が搬送される予定で、男性側に『対応できないので他の病院へ行ってください』と説明した」としているが、遺族は「事務職員しか対応せず、そんな説明も一切なかった」とい違い、市立病院の対応に憤っている。 男性の(67)の話では、日曜当直体制の8月12日午前、男性が「頭が痛い」と訴え、の運転する車で同病院を訪れた

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    ghostbass 2007/09/11
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