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ブックマーク / agora-web.jp (50)

  • 「エイジ・デバイド」を解消する年齢別選挙区 - 池田信夫

    私は「デジタル・デバイド」などというものが意味のある概念だとは思いませんが、今回の選挙を見ていると、老年層がバラマキ福祉の負担を若年層に押しつける構図が、与野党ともに見え見えで、世代間のエイジ・デバイドとでもいうべきものが拡大しているような気がします。 たとえば私が「日の丸検索エンジン」や「スパコンの戦艦大和」などの政策を批判すると、局長級以上は怒るのですが、課長補佐や当のプロジェクトに参加している企業の社員は「事実はおっしゃる通り」という。特に企業の社員は「ペーパーワークだけで補助金がもらえるので楽だが、こんな仕事をしていて日IT業界は大丈夫なんだろうか」と心配しています。こういう業種を超えた「断層」が、40代なかばぐらいを境に見られます。 このデバイドの上のほうは、会社や役所に「貯金」した金を回収する時期なので、今さら終身雇用や年功序列の改革などといわれても困る。年金にしても税金に

    「エイジ・デバイド」を解消する年齢別選挙区 - 池田信夫
  • イノベーションは予知できない - 池田信夫

    きのう行なわれた孫正義氏と佐々木俊尚氏の対談は、5時間半に及んだようです。私は12時過ぎに自宅に帰って、5分ほど見て寝たので、内容はわかりませんが、ツイッターのまとめによると、少し私の名前も出たようなので、簡単に補足しておきます。 孫「今までは無線万能論。池田信夫さんは無線があれば光はいらない、と言う。現在のケータイの帯域幅は450MHz、ホワイトスペース3倍を活用し、LTEなどの技術進歩で収容効率が3倍になっても、たかが10倍。とてもじゃないけど追いつかない。」 #hikari_road 私は「無線があれば光はいらない」とはいっていません。無線も光も必要だが、どっちか一方を無理やり100%普及させるのは不可能だし無駄だ、といっているのです。不可能かどうかは、きのうも孫さんが「月額1400円」の根拠をくわしく出さなかったようなので断定はできませんが、無駄であることは明らかです。固定ブロード

    イノベーションは予知できない - 池田信夫
  • ソフトバンクは「坂本龍馬」ではない? - 松本徹三

    池田先生は尊敬しており、仲良しでもあるのですが、なぜかNTTがらみの話になると意見が真っ向から対立します。しかし、同じアゴラの執筆者が、ガチンコで意見を闘わすのは極めて健全だし、相手が池田先生なら、「事実」と「論理」をベースに議論できるので、私としても楽しい仕事です。 今回の池田先生の論旨は、大略下記のように受け取られます。 1)日ではiPadがソフトバンクのみからSIMロック付で売り出されることになった。 2)これは、ソフトバンクの電波が入りにくい場所で使うことの多いユーザーにとっては、嬉しいことではなく、こういうユーザーは「被害者」だ。 3)ソフトバンクが自らの利益を守る為にこういう形に持っていったのは自由だが、それなら、NTTのアクセス回線についてNTTが自らの利益を守ろうとするのにも文句は言えない筈だ。(「天下国家の為」等と称して、アクセス回線の議論をするのはやめろ。) しかし、

    ソフトバンクは「坂本龍馬」ではない? - 松本徹三
  • ソーシャルウェブを永久に変える iPhoneとFacebookの連携 - 渡部薫

    AppleとFacebookの最強タッグが誕生するかも?という情報:iPhone OSにFacebookをビルトイン という衝撃的なニュースがTweetされてきた。 AppleとFacebookが組むのは、どうやらほぼ確実な情報のようだ。これで携帯電話事業者(キャリア)は、もうAppleとFacebookにウェブで勝つことはできないだろう。そのくらいこの提携の意義は大きいのだ。 今年はこれ以上の衝撃的なニュースは、次期iPhoneくらいしかないな。このニュースを向こう100年のソーシャルウェブをすべて変えてしまった記念すべき瞬間にしよう。 携帯電話の電話帳は、個人情報という意味でも、キャリアが持っている情報の中で最も重要なものだった。キャリアはその情報を端末のデータとして扱い、ユーザの所有物としていた。その結果、キャリアはこの貴重な人と人のつながりの情報を活用することができなかった。 キャ

    ソーシャルウェブを永久に変える iPhoneとFacebookの連携 - 渡部薫
  • 私的なことがらを記録しますが今週、紙の本を大量に捨てました ― 藤沢数希

    正直に白状すると、筆者は電子書籍なるものを大変冷ややかな目でみていた。なぜならば人々の行動の変化というのはとてもとても緩慢なものだからだ。電子書籍は普及しないと思っていたし、仮に普及したとしてもそのスピードは非常に遅いものになるだろうと思っていた。筆者は金融市場で仕事をしているのだが、金融の世界では、理論的にはすぐれているはずのものがまったく普及しないことが非常に多い。 たとえば株式インデックスを見てみると、今でも圧倒的に人気なのが日経平均株価である。この225銘柄の株価単純平均の指数は、時価総額加重平均ではないので市場代表性も悪く、また日株の投資対象としても銀行セクターのウエイトが極端に低くて、電機セクターや薬品セクターがいやに高かったりとかなりいびつだ。日経平均株価より出来のいい日株のインデックスは両手の指で数えられないほどある。しかし人々は日経平均を使い続ける。先物やオプションの

  • ソフトバンクは「坂本龍馬」ではない - 池田信夫

    いろいろな噂や憶測の乱れ飛んだiPadSIMロック問題ですが、結局、日では3GモデルはソフトバンクのSIMロックつきだけが発売され、アップルからはWi-Fiモデルだけが発売されることになったようです。日だけが「全世界でSIMロックなしで発売する」というアップルの方針の例外になったわけです。 これ自体はアップルのビジネス上の判断だから、どうこういう筋合いはない。おそらくソフトバンクがかなり大量の販売コミットメントをしたのでしょう。SIMロックを製品が出るまで知らなかったらしいNTTドコモも、おそまつです。しかし最大の被害者は、ユーザーです。松徹三さんは「アゴラ」でこう主張しています: 今回のSIMロック議論のベースは、「海外での高いローミングコストを回避したい」という人と、「ドコモのネットワークでiPhoneを使いたい」という人の不満が出発点になっているということです。こういう人達は

    ソフトバンクは「坂本龍馬」ではない - 池田信夫
  • カバン内シェア、というお話 - 小川浩( @ogawakazuhiro )

    僕の持論というかオリジナルのロジックを一つご紹介します。マーケティングに通じる大事なことです。 それは『カバン内シェア』という考え方です。 考え方自体は非常に簡単。通常の人間は外出時に持ち運ぶカバンの中に入れられるモノしか持ち運べない、という当たり前の事実を考えると、我々が携帯できるモノは自ずから、そのカバンの中に入れて毎日持ち運ぶ、という選択肢の中でシェア争いをしなくてはならず、持って歩くのがしんどい重さになったときに、取捨選択から外されたものはカバン内シェアから脱落する。つまり市場から脱落する、というシンプルな考え方です。 (カバンにしてもクルマにしても家の中にしても、オフィスのデスクにしても、とにかく物理的な大きさに制限があるとき、必ずシェア争いが存在していると考えるべきです) カバンの中に何を入れるか。通勤や通学にそれなりの時間と忍耐を使う社会人にとっては結構切実な問題ですね。 ま

    カバン内シェア、というお話 - 小川浩( @ogawakazuhiro )
  • [再掲] 「光の道」は電話網の廃止から - 池田信夫

    「光の道」をめぐる論争も、あすのUstream討論でそろそろ一区切りつけたいものだ。松さんが「議論が収斂しない」と困っておられるので、5月5日に書いた私の記事を再掲する(こういうことができるのがブログの便利なところ)。これが「落とし所」にならないだろうか? 実はソフトバンクの提案は2つの部分からなっている: 交換機を撤去して電話網(PSTN)を廃止し、すべてIP化する アクセス系をすべて光(FTTH)にする このうち前者は世界的に始まっており、BTのNGNはPSTNをDSLで置き換えるものだ。FCCも昨年末、意見募集をしており、NTTもヒアリング資料で 交換機は、設備の寿命が10年後から順次到来する メタルアクセスは交換機よりも長期使用に耐えられる したがって交換機からIP装置に切り替えてメタルを収容する。 これに伴い、現行のIPサービスでは提供していない機能(公衆電話、ISDN、IGS

    [再掲] 「光の道」は電話網の廃止から - 池田信夫
  • 公衆Wi-Fiの「二度目の正直」 - 池田信夫

    ITには「二度目の正直」があります。かつてオラクルがやった「ネットワーク・コンピュータ」はネットワークや端末の性能に限界があってだめだったが、いま「クラウド・コンピューティング」として成功しています。同じように、ソフトバンク・マイクロソフトの「スピードネット」や真野さんがかつてやった公衆Wi-Fiも、海外ではBoingoやFONなどがまだやっています。 特に総務省の「原口ビジョン2」で「ホワイトスペース等新たな電波の有効利用により、2020年時点で新たに50兆円規模の電波関連市場を創出」と明記されたことは画期的です。ホワイトスペースは全国平均で200MHz以上あり、これをテレビとの干渉に配慮した802.11afに使えば、数十Mbpsの公衆Wi-Fiが可能になるでしょう。 LTEWiMAXは、しょせん携帯電話の延長上のネットワークです。WiMAX来はWi-Fiの公衆網むけ規格として開発

    公衆Wi-Fiの「二度目の正直」 - 池田信夫
  • 大資本か独立・起業か―連休明けは働き方について考えよう ― 藤沢数希

    労働が分割されはじめると、各人は、ある特定分野にだけとどまるように強いられ、そこから抜け出すことができなくなる。 カール・マルクス、フリードリッヒ・エンゲルス(ドイツ・イデオロギー) いよいよ明日は連休明けである。明日、また満員電車に乗って出社しなければいけないと思うと悲しい気持ちになるサラリーマン諸氏も多いのではないだろうか。筆者も連休中にたっぷり溜まっているであろうニューヨークやロンドンからのメールを処理しながら、通常業務に復帰しなければいけないと思うと気が重くなってくる。ツイッターは独立・起業を考えているユーザーが多いようで、昨日、筆者が運営するブログで書いたエントリーには大きな反響があった。そこで今回はさらに踏み込んで、大企業のサラリーマンという働き方と、独立・起業するという働き方のメリット・デメリットを考えてみたい。 一般的に大企業、すなわち大資を有する会社の従業員は、収入も安

  • 将を射んとすればまず馬を - 書評に代えて - 科学との正しい付き合い方 - 小飼 弾

    正直、科学とのつきあい方、すなわち科学の成果物たる理論とのつきあい方を指南するとしては傑作とは言い難い。これらの点について知りたいのであれば「なぜ宇宙人は地球に来ない?」、「ニセ科学を10倍楽しむ」、「疑似科学入門」、「頭がいいから騙される」など傑作がいくつもある。 しかし、書はある一点において画期的であった。 「科学者を疑え」と言った点である。 書「科学との正しい付き合い方」は、サイエンスライターというよりサイエンティストライターと呼ぶにふさわしい著者によるサイエンティスト・リテラシー。サイエンティストライターとしての著作には、「恋する天才科学者」がある。 目次 はじめに??科学の物語性 初級編 科学によくある3つの「誤解」 誤解1:「『科学離れ』が進んでいる」ってホント? 誤解2:もともと『科学アレルギー』の人は多いってホント? 誤解3:「科学技術は、身近ではない」ってホント?

    将を射んとすればまず馬を - 書評に代えて - 科学との正しい付き合い方 - 小飼 弾
  • ソフトバンク孫社長VSジャーナリスト佐々 木さんの熱いバトルに期待 - 大西宏

    もうご存じの方も多いこととは思いますが、念のために、5月13日(木)20時から22時頃迄、ソフトバンクの孫社長と、ジャーナリストの佐々木俊尚さんの対談があり、それがUstreamで生中継されます。今から楽しみですし、どれぐらいの視聴者が殺到するのか、もし殺到した時にUstreamが持つかどうかも興味のあるところです。 現在、総務省の2015年までにブロードバンドの普及率を100%に引き上げるという目標を実現するためのタスクフォース「ICTビジョン懇談会」が開催されています。5月中旬にはなんらかの方向性が打ち出される予定になっていますが、そんななかで、政府の『光の道』構想を支持する、それは税金を使わなくともNTTを解体・再編すれば光ファイバーでできる、利用料金も下げることができ、医療や教育も変わると突然ソフトバンクの孫社長からの提案がありました。それに対して、佐々木さんが、ブログでまっこうか

    ソフトバンク孫社長VSジャーナリスト佐々 木さんの熱いバトルに期待 - 大西宏
  • トヨタの信用を失墜させた責任は誰が負うのか? - 北村隆司

    下院公聴会での証言を通じて得た私の豊田社長の印象は「有能ではないが誠実な人柄だ」というものでした。 豊田社長が出席した下院の公聴会は厳しい尋問で広く知られていますが、今回は委員長が開会冒頭の挨拶で「証人喚問される前に、尋問の厳しさで有名な当公聴会に自ら出席を申し出た豊田社長の勇気と誠意は、勲章に値する行動だ」と称賛した程で、昨年にデトロイト3大メーカートップを吊るし上げた雰囲気とは比較にならない和やかな雰囲気で始まりました。 処が、時間が進むにつれて状況は厳しさを増し、豊田社長が質問の核心から外れた答弁をだらだらと繰り返し始めると「イエスかノーで簡単に答えて欲しい」と苛立ちを隠せない議員が続出しました。この応答振りが「物事の核心を把握する事が苦手な、頼りない人物」という印象を与えてしまったことは否めません。 社長就任の際「現場に一番近い社長になりたい」と挨拶した豊田社長ですが、質問が現場に

    トヨタの信用を失墜させた責任は誰が負うのか? - 北村隆司
  • NTTの水平分離について - 池田信夫

    ソフトバンクの「アクセス回線会社」構想が技術的・経済的に無理があることはこれまでにも指摘したとおりですが、それ以前に政治的にも不可能に近い。これは私のようにNTT問題に四半世紀もつきあわされた人々には周知の問題ですが、最近は知らない人も多いようなので、ごく簡単にまとめておきます。 NTTを水平分離すべきだという議論は古くからあり、私も6年前に山田肇氏と共著で提言したことがあります。この場合も光ファイバーは会計分離で、資関係を解消する「構造分離」は不可能です。2006年の「竹中懇談会」でも、過去の経緯を知らないまま奇妙な「水平・垂直分割」論を出して、自民党につぶされてしまいました。NTT労組の支援を受ける民主党政権では、もっと困難でしょう。 さらにNTTの経営陣や株主が訴訟を起こす可能性もあります。アメリカでは、1996年法にもとづくUNE(回線開放)規制を「財産権の侵害」とする訴訟をIL

    NTTの水平分離について - 池田信夫
  • 凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希

    は少なくとも経済的には世界で最も豊かな国のうちの一つだった。一人当たりのGDP、つまり国民の平均所得は常に世界のトップクラスであった。しかし、それも昔の話のようである。失われた20年の間に一人当たりのGDPは毎年順位を落とし、現在では先進国の中で下の方になってしまっている。満員電車の通勤やうさぎ小屋と揶揄される住環境は世界から馬鹿にされ、GDPのような数値には現れない生活の豊かさは、他の諸外国に比べて劣るといわれてきた日だが、今やそのGDPさえも先進国の中では下の方になってしまったのである。名実ともに日は貧しくなったのだ。 下の図は購買力平価で見たドル建ての一人当たりのGDPである。人口が100万人以下の都市国家(ルクセンブルクやマカオなど)は除外してある。 出所:World Bankのウェブ・サイトより筆者作成 スイスやノルウェイなどは一人当たりGDPランキングでは常に最上位にく

    凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希
  • 必要なのは速度ではなく自由である - 池田信夫

    FTTH論争はツイッターやブログで盛り上がり、佐々木俊尚さんもソフトバンク構想に全面的に反対しています。彼も指摘するように、インフラの整備が進んでも利用が進まないのは、ユーザーの生活の変化に供給側が追いついていないからです。図の総務省の統計でも、FTTHの利用者はDSLからの乗り換えがほとんどで、固定ブロードバンド利用者の合計は2600万世帯程度で頭打ちになっています。 このように市場が飽和するのは、携帯電話が1億台を超えたのに比べるとずっと早く、その原因はブロードバンドの需要が固定からモバイルへ移っているためと思われます。最近の若者の行動についての調査を見ると、彼らの生活の中心は自宅ではなくケータイになっており、固定回線はほとんど使っていない。ところがソフトバンクの「アクセス回線会社」構想は、依然として自宅からデスクトップPCでアクセスする旧世代を想定しており、ユーザーの要望とずれていま

    必要なのは速度ではなく自由である - 池田信夫
  • 光と無線の費用対効果 - 池田信夫

    他方、LTEの場合にはダウンリンクで最大100Mbpsだが、実効速度は帯域やユーザー数によって違い、おおむね1bps/Hzだといわれる。つまり20MHzの帯域があれば20Mbps出るということだ。この帯域はもっと広げることもでき、技術的には30MHz程度でも通信できる。UHF帯で300MHz開放すればスループットは飛躍的に上がるので、FTTH並みの速度も可能であり、今後の無線技術の進歩で速度はもっと上がる。 LTEの無線局は1台100万円ぐらいでPC程度の大きさだから、コストのほとんどは不動産と鉄塔である。たとえば山間部の50人の村に1局設置すると、地価も安いので工事費は300万円程度で、世帯あたり6万円。料金を月1400円としても3.5年ぐらいで償却できる。他方、この村に50の光ファイバーを引くと2900万円以上かかり、月1400円だと償却に35年かかる。 「それはバラバラに引くから工

    光と無線の費用対効果 - 池田信夫
  • 通信に「ユニバーサルサービス」は不要 - 池田信夫

    「光の道」をめぐる論争はツイッターでまだまだ続いていますが、地方のユーザーからは「ユニバーサルサービスはどうなるのか」という問いが多いようです。これについては、経済学の標準的な考え方は、「地域ごとのコストの差を無視して全国一律の料金やサービスを行なうべきではない」ということです。 東京都内ならFTTHの集線率が高いので、月1400円でも利益が出るでしょう。しかし例えば、さだまさし氏の詩島にも数kmの海底ケーブルで電話が引かれています。この島にも、月1400円でFTTHを引くのでしょうか? このような全国一律料金は、都市の住民に一種の「税金」を課して地方の通信サービスの赤字を補填するものです。いま光ファイバーのない1割の不採算地域に敷設するためには、ユニバーサルサービス基金のような形で利用者に「課税」するのではなく、不採算地域の料金はコストに見合う高い料金にして、その差額を自治体が所得補償す

    通信に「ユニバーサルサービス」は不要 - 池田信夫
  • 「クラウド」時代のビジネス、国家権力、犯罪を想像してみた - 磯崎哲也

    2日ほど前に、 現在、犯罪の捜査でよく見られる光景の一つは、家宅捜索が行われて段ボールに入った書類やパソコンが押収されるというものだが、今後「クラウド」が発達・普及すると、そうした捜査に支障を来するケースも増えるんじゃないだろうか? と考えて、ツイッターでつぶやいてみた。 今回は、そこで議論させてもらったことを踏まえて、「クラウド」時代のビジネスや、情報に対する国家権力の行使の一端について考えてみたい。 注: クラウド・コンピューティングまたはクラウドという用語はバズワード化しており、人によってイメージする内容が異なる恐れがあるので、ここでは「ネット上のサーバーにあるデータやソフトウエアなどを、手元の端末と同等かそれ以上に便利に使えるサービス」という程度の意味で、カッコ付きの「クラウド」という用語を用いることにする。 ■今後「クラウド」優勢の時代が来るのか? クラウドという用語が出て来る前

    「クラウド」時代のビジネス、国家権力、犯罪を想像してみた - 磯崎哲也
  • 民に出来る事は、官に! - 北村隆司

    「在留証明発行」と「パスポート更新」のため、ニューヨークの日領事館に出かけました。 「年金機構」と「企業年金基金」向けの「在留証明」の発行願いを窓口に提出しますと、係りの方は「証明願い」を人差し指で1字1字確認しながら読んで「公的年金用の在留証明は無料ですが、企業年金用は13ドル頂きます。それから、企業年金用の在留証明発行には、戸籍謄が必要です」と言ってきました。 私が「全く同じ書類なのに、企業年金用だけ戸籍謄が必要なのは何故ですか?昨年は戸籍謄など求められませんでしたよ!」と抗議調で説明を求めますと「町村合併などで籍地の呼び名が変る事があるので、今回、規則が変ったのです」と言う。 「企業年金基金向けの籍地だけ変ると言うのは理屈に合わないし、今回から戸籍謄が必要になったなど、全く知らされていない」とい下がりますと「しばらくお待ち下さい」と奥の部屋に。20分程待たされると、物

    民に出来る事は、官に! - 北村隆司