タグ

ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (6)

  • Hagex事件の判決を受けて - Everything you've ever Dreamed

    令和元年11月20日、僕の数少ないネット友人であるブロガーHagex(ハゲックス君)が巻き込まれてしまった事件の判決が出た。判決や公判の内容や量刑については、報道されているとおりで、「もっと重い罪を」と考えるのは被害者と距離の近いところにいた人間の感情が出てしまってフェアではなくなっているので、あえて何もいわない。アンフェアな犯罪についてもフェアに厳正に対応するべきだ。それでも、判決が出たのは、ひとつの区切りなのは間違いないので、今、自分なりに考えていることを気持ちを整理させるためにも、まとめておきたい。 言われているように前例のない事件だ。ネット上のトラブルを発端に死傷者が出る事件はこれまでもあったが、どれも加害者と被害者との間に、ある程度の直接的な関係性が認められるものだったからだ。この事件は加害者と被害者との間に直接的なやりとりはほとんどなく(加害者からはそうではないらしいが)、サー

    Hagex事件の判決を受けて - Everything you've ever Dreamed
  • ぼくの目の前でバブルは弾けた。 - Everything you've ever Dreamed

    昭和49年2月生。団塊ジュニア。子供のころは、いつも、たくさんの同級生がいた。小学校は初日に遅刻をして一瞬スターになったがすぐにマンモス校で埋没。大きなホテルが燃えて蝶ネクタイのオーナーが言い訳をしていた。日航機が2回堕ちた。それからファミコン、スーパーマリオ。親から隠れるようにみた深夜番組は、エロティックで、楽しそうで、まぶしかった。 中学校はヤンキーが仕切っていた。国鉄がJRになって、車両内の灰皿がなくなった。同級生でも気の合うやつとしか話をしなくなった。CDラジカセが流行ってドラクエ3は飛龍の拳と抱き合わせで買わされた。ニュースは景気のよさそうな話ばかりで、大人たちは金をばらまいて楽しんでいた。天皇陛下が崩御されて時代がかわる。平成。 高校は進学校だった。ごく少数の親友とそれ以外の誰か。消費税。カラヤン。天安門。ベルリンの壁とソビエト連邦がボカン。クラシックからロック・ポップスへ、音

    ぼくの目の前でバブルは弾けた。 - Everything you've ever Dreamed
  • Hagex氏が亡くなって1年になる。 - Everything you've ever Dreamed

    Hagex君(id:hagex)が凶刃に倒れてまもなく1年。「フミコさんもネットから出ましょうよ」という彼の言葉は、確実に腰の重い僕を変えてくれた。感謝している。僕が彼と実際にお会いしたのは亡くなる3ヶ月前で、そこから彼が亡くなるまで毎月会う関係だった。おそらく僕は、彼の最後のネット友達だろう。はてなブログを主戦場にする40代男性同士、意気投合して、イベントの構想やブログ運営について話をした。中年の男が毎月会ってアホな話をするのは、中学生にたとえると毎日遊んでいるような感覚だ。ビールをガブガブ飲んで盛り上がって株式会社はてなに赴いて改善プレゼンをしたのもいい思い出だ。他にもいろいろ構想はあったけれど彼の死で全部行き場を失ってしまった。当に残念だ。 ご遺族から、彼の最期の様子を聞かされたとき、自分なりに事件を追ったり振り返るたびに、怒りや悲しみを覚えたが、行き着く先はいつも彼の無念だった。

    Hagex氏が亡くなって1年になる。 - Everything you've ever Dreamed
  • 令和を生きる若者をモザイク越しに見守りたい。 - Everything you've ever Dreamed

    令和を生きる若者は大変だ。迷ったり、試行錯誤する時間や機会が奪われているように見えるからだ。あらためてそう思ったのは、仕事でしくじった若手が、50代後半のベテラン社員から「ネットでちゃんと調べたのか!俺の若い頃はさー!」と叱責されているのを見たからだ。《調べれば簡単に答えがわかるのになぜ調べないの?》という理屈で叱られていた。確かに怠慢だ。だが、叱られる若者の姿の向こうにある、ネットで調べれば、どんなものであれ、ある程度まで答えがわかってしまう「楽な」時代を生きる不幸が僕には見えた気がした。 今の若者は、何かやりたいことが出来ても、インターネットで調べてしまえば、必要な準備、取り掛かる方法、その結果と効果、やらない方がいい理由まで、一瞬でわかってしまう。愚直に取り組み、トライ&エラーをやってたら「調べればわかるのになんであんなことやっているのか」とバカ扱いされてしまう。「調べれば簡単」とい

    令和を生きる若者をモザイク越しに見守りたい。 - Everything you've ever Dreamed
  • 20年間引きこもっている友人の母親に会いました。 - Everything you've ever Dreamed

    小中高と同じ学校に通っていた友人で、大学卒業後、約20年間家に引きこもっている奴がいる。Fだ。新卒就職後すぐに心身を壊してしまったのだ。数年前、偶然会ったとき、とっくに切れてしまっている高校や中学時代の知り合いの名前を出して「あいつは今何やってる?」「どこの会社なんだ」と聞いてくるような浦島太郎状態で、頭を抱えてしまった。それから何回か会ったが今は「失われた20年間」を取り戻せずに苦労しているみたいだ。みたいだ、とあるのは少し思うところあって最近、距離を置いているからだ。だから彼が今現在どういう状態にあるか、正確には知らない。 先日、駅前でFの母親(おばさん)にばったり会った。生まれてからずっと同じ町で暮らしているので、古い知人にはよく会う。こないだも近所のジジイに「小学生のときウンコもらした」話を蒸し返されたりした。避けようかな、と一瞬頭をよぎったけれど、それもなんかおかしいので会釈。す

    20年間引きこもっている友人の母親に会いました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。 - Everything you've ever Dreamed

    僕の狭い観測範囲の話なので、一般的な事実と乖離していたら申し訳ないけれど、最近の若い人たち(30代くらいまで)は成長することに必死すぎるように見える。もちろん、成長することはいいことである。成長を目的のひとつにすることも否定しない。ただ、成長することに必死すぎる状態、あるいは、成長「だけ」が目的になっているような人たちが多すぎるように見えるのだ。勉強会やセミナーに参加して、SNSで学びや気付きに関することを呟き、人生の目標をプロフに謳っている若者たちは当に多い。個性をうたっているのが没個性的なのも悪い冗談みたいだ。義務でやってるようにも、焦っているようにもみえる。僕の経験からいって、成長したい、結果を出したいと焦ることに意味はない。むしろ、成長することが目的になってしまうことは恐いことだと考えている。手段が目的になることのすべてが悪いわけといっているのではない。目的化した成長には無理無駄

    最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。 - Everything you've ever Dreamed
  • 1