先週サンフランシスコで行われたゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)2014から、独創的な一人称視点の探索ゲーム『Antichamber』の講演の模様をお届けする。 講演を行ったのは、本作のクリエイターのアレクサンダー・ブルース氏。『Antichamber』は2013年1月31日に発売され、現在までに75万本以上(※)を売り上げている。 一般的には数億の収入を得て大成功と言えるだろう。 だが質疑応答で成功の価値について聞かれたブルース氏は苦しげな表情で「わからない。預金残高は大して問題を解決してくれない」と吐露した。誰もが羨むはずの成功の裏に、いったいなにがあったのか? (注:当初7万5000と書いていましたが誤りです。お詫びとともに訂正致します) 俺を他者と違うものにする要因は何だ? ブルース氏は、成功要因から“運”を除外する。それは、「運が良かった」は完全に理解できていない事