日本のオフショア開発の主な依頼先は中国だが、世界的に見ればインドが最大であろう。英語がネイティブで使えることや、高い数学の能力を持っていることからプログラム開発に適している。また、臆することなく海外に飛び出して、異国でたくましく生きるバイタリティもある国民だ。筆者の知人のインド人エンジニアGさんもその一人といえる。 Gさんは、インドのベンチャー企業の日本支社に所属するエンジニアである。数年前に、あるセミナーで同席したのが縁で知り合った。Gさんはセミナーでも達者な日本語でユニークな質問をしていたので、筆者は興味を持ち、散会後に声をかけたのだ。わずかな時間の会話だったが意気投合し、近いうちに会おうと言って別れた。会社に戻ってメールを開くと、なんと早速Gさんから、お礼と面談日時の設定依頼が来ているではないか。日本の優秀な営業パーソン顔負けのスピード感である。 しばらくして、旧知のWeb制作会社か
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